![]() |
| ACCUMU Vol.7・8 1997 |
| 文 芸 欄 |
漢 詩
萩原 宏●はぎはら ひろし
京都コンピュータ学院情報工学研究所所長
京都大学工学博士
京都大学名誉教授/日本学術会議会員
惜花
桜花萬里映晴空 桜花万里、晴空に映じ、
飛雪紛々江上風 飛雪紛々たり、江上の風。
梅雨書懐
ゆ
流水悠々逐春去 流水悠々として、春を逐ひて去く。
じんかん
人間眞意在其中 人間の眞意、其の中に在り。
ものう
細雨濛々懶出門 細雨濛々として門を出ずるに懶し。
しげ
小庭寂漠緑陰繁 小庭寂漠として緑陰繁し。
た もん や
焚香遣悶冥々裡 香を焚き悶を遣る冥々の裡、
しずか ざ たた
閑坐敲詩至楽存 閑に坐し詩を敲けば至楽存す。