「シルク・ドゥ・ソレイユ」ニッツァさん15日から「声」の授業

「デジタル・オーディオ制作」の授業を担当したニッツァ・メラスさん=2013年10月
「デジタル・オーディオ制作」の授業を担当したニッツァ・メラスさん=2013年10月

世界中で人気を集めるエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のメインボーカリストを務めるニッツァ・メラスさん(京都コンピュータ学院 教授)が,4月15日~25日,京都コンピュータ学院(KCG)と京都情報大学院大学(KCGI)の学生を対象に,「デジタル・オーディオ制作」の授業を担当します。KCG のC学系(コンピュータサイエンス学系)の情報処理科に2014年度新設したIT声優コースの授業がスタートしたばかり。同コースや,KCGIコンテンツビジネスコースの学生らが受講することにしています。

授業の会場は,音響効果が西日本有数の素晴らしさと評価され,クラシック・コンサートも頻繁に開催される京都コンピュータ学院6階大ホールです。ボーカリストのほか,CMやゲームキャラクターの吹き替えとしても活躍されているニッツァさんは,自らの活動の場でITが駆使されていることを紹介しながら発声法などを指導します。歌やアニメのアフレコなどを通じて,音のデジタル処理に関する理解を深めてもらいます。

ニッツァさんは,2013年6月1日に開催された京都コンピュータ学院50周年・京都情報大学院大学10周年記念式典のオープニングで「We’re Not Alone/Jupiter」を熱唱,祝賀会ではライブも繰り広げ,KCGグループの晴れの日を飾りました。ニッツァさんは50周年記念CDの発売を予定しています。昨年10月にも,KCGで同様の講義を担当し,多くの学生に「音」「声」に対する魅力を授けてくれました。

IT声優コースは,デジタル化された音声を処理することのできる人材を育成するのが目的です。発声法,演技演習,アクセントや漢字の読み取り,文章読解の練習,ナレーション演習,アフレコ演習,MC演習などに加え,音楽や音声の再生・録音・加工といった「デジタルサウンド系基礎科目」を設けています。

Nitza Melas(ニッツァ・メラス)http://www.nitzamusic.com/
多言語を操り,世界各地で聴衆を魅了してきたカナダ・モントリオール生まれのシンガーソングライター。各国でサーカスやミュージカルなどの公演を続けるエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のメインボーカリスト3人のうちのひとり。そのうち自らが作詞作曲した歌が,シルク・ドゥ・ソレイユのショーに採用されたのは,ニッツァのみで,事実上,同集団のトップ歌手といえる。レーベル(レコード会社)には属さず,歌,作詞作曲のみならず,グラフィックデザイン,プロモーション,販売まですべてをこなす。2013年より京都コンピュータ学院 教授。

ニッツァ・メラスさんは,KCG50周年・KCGI10周年記念式典のオープニングや祝賀会のライブで熱唱しました=2013年6月1日
ニッツァ・メラスさんは,KCG50周年・KCGI10周年記念式典のオープニングや祝賀会のライブで熱唱しました=2013年6月1日