(100309) Misuzukaneko = 1995 HD  金子みすゞ(1903−1930)
公転周期: 4.05年      絶対等級:15.6等      推定直径:5km
軌道線は内側から水星・金星・地球・火星・Misuzukaneko・木星・土星で,赤色は黄緯が正(画面の手前)であることを表す。
 長門市仙崎生まれの詩人,20歳のときに4誌に同時に作品が掲載されて注目を浴びるが,結婚後は夫に詩の投稿を禁じられ,その放蕩癖に苦しめられ,ついには26才の若さで自ら命を絶った。代表作「わたしと小鳥とすずと」「大漁」を始め,512編もの詩を残した。1980年代から再び注目を集めるようになり,最近では小学校の国語の教科書に詩が採用されたり,多くの作曲家が曲をつけたり,NHK「みんなのうた」で放送されたり,彼女の人生は映画・テレビドラマ・舞台などで演じられている。また生誕100周年に出身地に記念館ができたり,JRが山陰線に「みすゞ号」を走らせたりするなど脚光を浴びている。