誕生日がダブる

 子供のころクラスの中に誕生日が同じ子がいるという思い出はありませんか?
このようなことは50人の場合ではまず間違いなく起ります。30人でもかなり起りやすい現象です。1年は365日もあるのに不思議ですね。いや実は不思議でもなんでのないのです。
 閏年は考えず1年=365日とし,1月1日から12月31日までを,1から365までの数で表すことにします。1以上365以下である n= 個の  させてみると
   実際ダブりは に起っていますね。

 このようなダブりが起こる確率を計算する前に,2人の誕生日が重ならない確率を求めましょう。2人が365個から2つの数を選ぶのですが,2人目は1人目と違う数でなければならないから365*364通りあります。 したがって求める確率は(365/365)*(364/365)となります。
同様に考えると3人では(365/365)*(364/365)*(363/365)であり,5人では(365/365)*(364/365)*(363/365)*(362/365)*(361/365)であり,n人では p(n)=(365/365)*(364/365)*(363/365)*・・・*(365-(n-1)/365) となります。1からこの確率を引けばダブリが少なくとも1組現れる確率が求まるから 1-p(n) を計算すればいいです。
  結局 n人で誕生日がダブる %で, 50人クラスではなんと97%の確率で同じ誕生日の子がいるということになります!