入学前学習配信サービス 解答・解説


正解です!
正解は エ 5
表計算ソフトでは、列名(アルファベット)と行番号を使って、表中のセルを参照します。たとえば、問題の表の「数学」のセルはB列1行目なのでB1、「小林潤也」のセルはA8です。
セルには数値や文字だけでなく計算式を書くことができ、問題の「IF(論理式, 式1, 式2)」もその一つです。これは、論理式が真(true)なら式1の値を、偽(false)なら式2の値を、IF(...)式の値にする、というものです。

IF(B2≧50, '合格', IF(C2≧50, '合格', '不合格')) の式の値が '合格' となるのは、(1)B2の値が50以上、または(2)(B2が50未満で)C2の値が50以上、のいずれかです。表と(1)から、D2の値は '合格' です。

D2の式をD3に複写すると、式中のセル参照の行番号が2から3になり、式は IF(B3≧50, '合格', IF(C3≧50, '合格', '不合格'))  に変わります。表ではB3もC3もどちらも50未満なので、D3は '不合格' です。

以下同様に、D2の式をD8まで複写すると、IF(...)の式の形は同じまま、式中のセル参照の行番号が3, 4, ..., 8と増えた式になります。したがって、行ごとの数学(B列)と英語(C列)のどちらかが50以上なら、その行のD列は '合格' に、どちらも50未満なら '不合格' になります。'合格' のセルは、D2、D4、D5、D6、D8の5つです。

この「セルの式を1つ上/下のセルに複写すると、式内のセル参照の行番号が1つ減る/増える」という表計算ソフト独特のルールを覚えましょう。1つ左/右への複写なら、セル参照の列名がアルファベット順で1つ前/後にずれます。

 
いかがでしたか?ちなみに、式を複写しても列名や行番号が変わらないセル参照の書き方もあります。「絶対セル参照」で検索してみてね。
次回の配信は1月24日の予定です。では、また来週!

(担当:山嵜)

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