クラシックコンサート「ファゴットとチェロの調べ」

世界最高峰の舞台で活躍中のエーデルマン夫妻が奏でるファゴットとチェロの調べ。同夫妻は皇居での演奏会，長野冬季五輪開会式，東日本大震災の被災者支援などのコンサートでも来日しています。今回の演奏はバッハやモーツァルトの曲のほか，日本の名歌も組み入れられ，聴衆に柔らかな音色で語り掛けます。ファゴットはバスーンとも呼ばれ，おもに木管楽器の中低音域を担当することが多いですが，音域が広く音色の変化も多彩なのでソロ楽器として使用されることもあります。

KCGグループの京都情報大学院大学は，地理的名称トップレベルドメイン「.kyoto」のレジストリ（管理運営事業者）を務めています。このたび，「.kyoto」の運営・研究や，eラーニングを使って世界の大学との連携教育を推進する「オープン大学京都」などの事業拠点として，京都府の学術研究施設「けいはんなオープンイノベーションセンター」に「サイバー京都研究所」を開設しました。今回のコンサートは，サイバー京都研究所の開設を記念して開催いたします。
.kyotoのURL : https://nic.kyoto/

概要

日時: 2015年7月19日（日）　15:30 開場　16:00 開演　17:20 終演

定員: 100名

お申し込み: お申し込みは締め切りました。

会場: 京都コンピュータ学院京都駅前校コンサートホール

入場は無料です。
未就学児を連れての来場はご遠慮ください。
駐車場は用意しておりませんので，公共交通機関をご利用ください。

曲目

フェッシュチェロとファゴットのためのソナタ作品8 第10番ハ長調
バッハ無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調
モーツァルトファゴットとチェロのためのソナタロ長調 K.292
6つの日本の名歌（チェロとファゴット）
- 波浮の港
- 夏の思い出
- 宵待ち草
- 朧月夜
- 城ケ島の雨
- 夏は来ぬ
シュテルンチェロとファゴットのための"上り坂の歌"（巡礼者の詩篇）
（エーデルマン夫妻に捧ぐ）

出演

Friedrich Edelmann
（フリードリヒ・エーデルマン）
Rebecca Rust
（レベッカ・ラスト）

ドイツ出身のファゴット奏者エーデルマンは，20世紀最大の巨匠のひとり，セルジュ・チェリビダッケのもとで1979年から1996年までの17年間，ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ファゴット奏者を務めました。室内楽においては，カレル・アンチェルのもとジュネス・オーケストラのメンバーを務めたとき出会った夫人のチェロ奏者レベッカ・ラストとともに，世界各国において，特に，欧米・イスラエル・日本を中心に華々しく活躍しています。最近は中国からの招きにも応じています。日本との親交は深く，ミュンヘン・札幌姉妹都市としてのイベントでは度々来日して演奏しています。恩師のコンマ教授が皇太子殿下のご結婚を祝して天皇陛下に献呈された曲を，1994年，皇居において，両陛下，皇太子ご夫妻はじめ皇族の御前にて初演しました。1995年阪神大震災ではいち早く被災地を訪れ，大友直人指揮の東京交響楽団と慰問演奏を行いました。1998年，小澤征爾指揮のもと長野冬季オリンピック・オーケストラのメンバーとして選ばれ第九を演奏しました。そして2011年の東日本大震災では，ミュンヘンで被災者支援のコンサートを開いて義援金を日本領事館に寄付し，その後来日して，北海道，東北，関東，東海，関西において犠牲者追悼，被災者支援のコンサートを実施しました。このように親日家である夫妻は今年も日本各地に心のこもった演奏を届ける予定です。