「マンガ・アニメコース」(全日制2,3,4年)を2015年4月に新設します

京都コンピュータ学院(KCG)は2015年4月,コンピュータサイエンス(C)学系の情報科学科(全日制4年),メディア情報学科(全日制3年),情報処理科(全日制2年)それぞれに「マンガ・アニメコース」を新設することになり,学生募集を開始しました。コースの新設は,2014年4月の「IT声優コース」(情報処理科:全日制2年)に続くものです。

「マンガ・アニメコース」は,ドローイングや色彩レイアウト,ソフトウエアの使い方をしっかり学んだうえで,3DCG技術などを取り入れた作品を制作する内容とします。同時に,ITについても広く学びます。これに伴い,「マンガ・アニメコース」以外のコースとして,情報科学科には「情報科学コース」,メディア情報学科には「メディア情報コース」を設けます。

グループ校の京都情報大学院大学(KCGI)には「コンテンツビジネスコース」があり,人気の「天元突破グレンラガン」などアニメ制作の(株)ガイナックスの創立者のひとりで,同社取締役の武田康廣氏が教授として教壇に立っています。武田教授による講義は,KCGの学生でも聴講できます。本学は昨年9月に開催された「京都国際マンガ・アニメフェア2013」を共催,同フェアの場で「京都マンガ・アニメ学会」を設立しました。さらに,フランス,アメリカ,ベルギーなどで毎年開かれる日本の文化をテーマとするイベント「ジャパンエキスポ」にも出展しています。今後も,いまや日本を代表する文化・ビジネス分野といえるマンガ・アニメの発展に力を尽くしていきます。

一方,2014年4月に開講した「IT声優コース」では,新入生が発声法や演技演習といった声優になるために必要な科目に加え,自分の声をデジタル化し加工もできる技術を身につけるデジタルサウンド系の科目などを学んでいます。4月には,世界中で人気を集めるエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のメインボーカリストを務めるニッツァ・メラスさん(京都コンピュータ学院 教授)による授業を受けました。ITの発展により,音声はデジタル化され加工されるのが当たり前の時代になりました。「初音ミク」に代表されるボーカロイドは,声優の声がコンピュータで加工された分かりやすい例といえます。「IT声優コース」では今後,2015年4月新設の「マンガ・アニメコース」やアート・デザイン学系やゲーム学系など,他のジャンルを学ぶ学生とのコラボレーションによる作品制作も手掛けていきます。