「KCGサマーフェスタ2025」開催,児童・生徒のみなさんにご参加いただきました

KCGサマーフェスタ2025の「コンピュータの歴史」で児童らは貴重な大型コンピュータの複雑な配線に見入りました(2025年7月26日KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト)
KCGサマーフェスタ2025の「コンピュータの歴史」で児童らは貴重な大型コンピュータの複雑な配線に見入りました(2025年7月26日KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト)

京都コンピュータ学院(KCG),京都情報大学院大学(KCGI),京都自動車専門学校(KCGM)などKCGグループの恒例イベント「KCGサマーフェスタ2025」が2025年7月26日(土),KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライトで開かれました。参加した児童・生徒や保護者のみなさんは,最新のIT(情報技術)とその歴史に触れ,充実した夏休みの一日を過ごしました。

「KCGサマーフェスタ」は,京都コンピュータ学院の創立者で初代学院長の長谷川繁雄先生の命日である7月2日の「閑堂忌(かんどうき)」に合わせ,より開かれた教育機関としての使命を果たそうと2010年から毎年開催しているイベントで,多くの方々に親しまれています。

「はじめてのプログラミング講座」は,小学児童を対象にした毎年人気の講座です。マウスでの操作をメインにしたプログラミングで,児童たちが,キャラクターを動かして敵をよけたりアイテムをとってスコアを伸ばしていくゲーム作りに挑戦しました。道具箱から必要な道具を取り出して机の上に並べていく感覚で,どれを選んだらどう動くのか,何が起きるのかを一つひとつ確かめながら,少しずつ動きやリアクション,音を足してゲームが面白くなるように工夫。KCGの先生や学生スタッフに手伝ってもらいながら,うまくいったり失敗したりするたびに歓声をあげ夢中になって取り組み,親子で楽しくゲームを完成させて笑顔を見せていました。

児童らは自分だけのゲーム作りに熱中しました
児童らは自分だけのゲーム作りに熱中しました

「天文ワークショップ 〜宇宙の広大さを知りましょう!〜」は,貴重な天文映像で果てしなく広がる宇宙を体感できる講座です。京都大学大学院理学研究科附属天文台/天文普及プロジェクト室の協力の下,最先端の知見に基づき構成されたワークショップで,講師は青木成一郎・KCGI教授が務めました。参加者たちは,現在の地球の様子を見るところから始めて,宇宙がどうなっているのかを観察。今後見られる天体現象にも触れて,皆既月食がどのように見えるかをシミュレーションで確かめました。地球からは見られない月の“裏側”をのぞいたり,火星に近づいてどんな姿をしているのか観察したり,木星や太陽に近づいてみたり,さらには太陽系の外まで行ってシリウスやベガ,アルタイルなどよく知られた星がどこにあるのか,どのくらい離れているのかを見ていき,無数の星を眺めながら,最後に再び地球まで戻って広大な宇宙旅行を終えました。児童たちは講師からの問いかけに元気に答えたりと積極的に参加していました。

貴重な映像を見ながら宇宙旅行の気分を味わいました
(画像提供:京都大学大学院理学研究科附属天文台/JAXA)
貴重な映像を見ながら宇宙旅行の気分を味わいました
(画像提供:京都大学大学院理学研究科附属天文台/JAXA)

歴史的に貴重なコンピュータを数多く保管し,一般社団法人 情報処理学会より2009年,「分散コンピュータ博物館」の全国第一号指定を受けているKCGコンピュータミュージアムを見学し,コンピュータ発展の歴史を学ぶ「コンピュータの歴史」では,KCG資料館館長の千葉博人・KCGI教授の話を聞いた後,参加者が実際に校舎内を歩き,写真や解説を見ながら情報処理技術遺産に指定された機器をはじめとするコンピュータを探して,ワークシートにシールを貼って完成させました。普段は見られない歴史的な大型コンピュータの中身も見せてもらうと,参加者は夢中になってのぞき込んでいました。貴重な昔のパソコン(PC8001,FM-8,ベーシックマスターなど)を使い,現在のコンピュータとの違いを感じながら,プログラミングにも楽しく挑戦しました。

貴重な昔のパソコンでプログラミングに挑戦しました
貴重な昔のパソコンでプログラミングに挑戦しました