京大フィールド科学教育研究センターとの連携授業で上賀茂試験地を見学

KCGI・KCGの学生と教員らが京大フィールド研上賀茂試験地を見学しました(2026年3月23日,京大フィールド研上賀茂試験地)
KCGI・KCGの学生と教員らが京大フィールド研上賀茂試験地を見学しました(2026年3月23日,京大フィールド研上賀茂試験地)

学校法人情報大学 京都情報大学院大学(KCGI)・京都コンピュータ学院(KCG)の学生・教員らが,2026年3月23日,京都大学フィールド科学教育研究センター(フィールド研)との連携授業の一環としてフィールド研上賀茂試験地を訪れ,現地での観測や研究活動について学びました。この見学は,向井苑生KCGI教授が担当する,地上と衛星の両面から植生を観測するための基礎を学習する講義「応用情報学最先端A~衛星観測データ解析入門」の一部でもあります。

総面積47haを誇る上賀茂試験地の主な研究課題は外国産樹種の導入と育成で,世界100カ所以上の植物研究機関との種子交換により多くの樹種が集められています。中でもマツ属70種,タケ亜科70種,ツツジ属150種のコレクションは貴重で,他の大学や研究機関からも幅広い分野の教育・研究フィールドとして数多く利用されています。上賀茂試験地では,舘野隆之輔フィールド研センター長,坂野上なお上賀茂試験地長から同試験地の歴史や取り組みについての説明を受けた後,各研究林から収集された樹木や種子など約1万点が所属されている標本館を見学し,参加者はたくさんの質問をしながら熱心に見入っていました。その後はフィールドへ。ヒノキを主体とする二次林や,外国産樹種をはじめとする樹木園にはどのような植物があり,どう管理されているのかの説明を受けながら,そこにITをどのように活用できるのかを考えました。普段はコンピュータに向かう時間が多い学生たちも,フィールドを歩きながら,新たな発想をふくらませていました。

標本館ではめずらしい標本に見入りました
標本館ではめずらしい標本に見入りました
こんなに大きな松ぼっくりもありました
こんなに大きな松ぼっくりもありました
フィールドでは実際に植物を手に取って説明を受けました
フィールドでは実際に植物を手に取って説明を受けました
コンピュータに向かっていることが多い学生らによい経験となりました
コンピュータに向かっていることが多い学生らによい経験となりました

KCGI京都駅前サテライト・KCG京都駅前校に戻った学生らは,そのまま向井教授の講義を受講。フィールドでの体験を踏まえて,地上からの詳細な観測と衛星からの広域な観測の双方の連携の重要性について理解を深めました。

京都大学フィールド科学教育研究センターは,森から海に至る様々な生態系の相互作用を生物や物質の視点から解明する一方,そこに育まれている人々の営みや文化も解析し,環境重視の自然とのつきあい方を考える統合的な学問領域である「森里海(もりさとうみ)連環学」を提唱。社会の様々な主体とともに森里海のつながりやその分断について学び,持続可能な社会に向けた様々な活動を生み出す社会連携活動を推進しています。KCGI・KCGとフィールド研は2025年10月に,IT分野とフィールド科学の融合を目指した連携協定を締結しています。