KCG学生チームがミニッツゲームズコンテストで上位を独占!

京都コンピュータ学院(KCG)デジタルゲーム学系の学生たちがチームで挑んだ新しいゲームプレイとシェアを目指すサービス「MinutesGames」の第2回コンテストで,最優秀賞,優秀賞,奨励賞と上位を独占しました。

第2回コンテストのテーマは「定番」。各チームが「定番」とは何か?から始めて,独創的なアイデアとKCGで学んだ技術力を駆使して,みんなが夢中になれるゲームを作り上げました。

ミニッツゲームズコンテストで受賞したKCGデジタルゲーム学系のみなさん
ミニッツゲームズコンテストで受賞したKCGデジタルゲーム学系のみなさん

最優秀賞に輝いたのは,チームドリーの「クイックドロウガンマン」。ゲームの定番「射的」をテーマに,動く的をタップして壊していくゲームです。弾がなくなるとスマホをシェイクしてリロードします。「もう1回!」と思わせる仕様にするために,リロードや残り弾を気にせずに撃てる「フィーバー」のタイミングなど,友達にも協力してもらって何度も遊び,試行錯誤を重ねました。チームドリーは第1回コンテストでも優秀賞を受賞しましたが,今回はメンバーを変えて3名で挑戦しました。プランナーの今村さん,藤井さんは「クオリティには自信がありました。前回は優秀賞で悔しかったですが,有言実行で今度は最優秀賞を受賞できてうれしいです。第3回も最優秀賞を目指します!」と力強く話しました。

有言実行で最優秀賞を受賞した今村さんと藤井さん
有言実行で最優秀賞を受賞した今村さんと藤井さん

優秀賞には,ケンケンズの「ケン圏突ッパ」が選ばれました。みんなが知っている懐かしの「ケンケンパッ」をスマホ上でひたすら続けて高スコアを目指すゲームです。「ケン(片足)」と「パ(両足同時押し)」を現れる円に合わせてタップしていくという単純なゲームながら,だんだんとスピードアップして追いていかれそうになる焦り感につい熱中してしまいます。プログラマの島田さんは「エリアごとに砂漠やニューヨークでケンケンパッをする楽しさを表現しようと,2Dゲームの中に3Dオブジェクトを配置したところが難しかったです」,プランナーの河崎さんは「テストプレイで自分たちが感じたおもしろさを評価してもらえたのがうれしいです」と話し,「次は最優秀賞を取ります!」と抱負を述べました。

シンプルだけどおもしろいゲームを目指しました!
シンプルだけどおもしろいゲームを目指しました!

奨励賞に選ばれたのは,チームおちば。受賞作品は,テーマの「定番」そのままの「いつものやつ」です。「朝ごはんはパンかごはんか」というような問題で,「ふつう」の答えを選び,「ふつう」であることを目指すゲームです。定番数が少ないと「異端じゃ!」と低評価されてしまいます。プランナーの高木さんは「プレイヤーが直感的に答えられ,共感してもらえるお題を,いろいろな調査をもとに考えました」とアピール。プランナーに加えて今回はデザイナーにも挑戦した多田さんは「自分の描いたイラストで受賞できて,実績として残せたのがうれしいです」と喜びを語りました。2人は,違うメンバーと組んだ「キズナゲ」でもメモラブル賞を受賞。「両方のゲームで受賞できて,びっくりしました。第3回では他のチームをぶっつぶします!」と意気込みを見せました。

2つのゲームでのチャレンジでダブル受賞
2つのゲームでのチャレンジでダブル受賞

KCGデジタルゲーム学系ではアドバンスコースを設けていて,ゲームを企画するプランナーとゲームを開発するプログラマのそれぞれに特化したスキルを,目指す職種に応じて学べます。学生たちは,こうしたコンテストへの応募を通し,互いのゲームをプレイし改良を重ねて,切磋琢磨してスキルを伸ばしています。