2016年度からKCGI入学定員を240名に。開学時の3倍

京都情報大学院大学(KCGI)は,2016年度入学生の定員を従来の210名から240名に増やします。2013年度に続く増員で,2004年度開学当時の入学定員80名の3倍となります。

SNSの普及やクラウドコンピューティングの発達により,ビジネスに応用するためのITは進歩を続けています。また,マイナンバー制度の導入や2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に伴うシステム構築,セキュリティ関連といったIT人材が絶対的に不足していると報じられています。このような中,IT応用分野のトップリーダーを育成し,有能な人材を輩出してきた本学に注目が高まり,国内外からの入学志願者が急増しています。本学はこうした状況に対応し,社会からの要請にこたえるべく,入学定員の増加に踏み切りました。

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1月22日にニッツァ・メラスさんショー,一般の方も鑑賞できます

京都コンピュータ学院と京都情報大学院大学(KCGグループ)は2016年1月22日(金)午後6時から,京都コンピュータ学院京都駅前校6階大ホールにおいて,エンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のメインボーカリストで,京都情報大学院大学教授のニッツァ・メラスさんによる「MUΣA Live Show」を開催します。一般の方でも無料で鑑賞できます。

京都コンピュータ学院創立50周年(2013年)を記念して制作したCDアルバム「MUΣA」の楽曲を歌います。数々のハリウッド映画のVFXを手がけたキリル・コシック氏の総合プロデュースのもと,最新の情報通信技術(ICT)を駆使して,3DCGの映像や立体的な音響とともに,リアル・タイムのインタラクティブな演出をします。

このショーは,KCGグループが取り組んでいる「舞台芸術IT」をテーマとしたプロジェクト志向の実践的な講義の成果です。企画からCGや各種映像の制作,小道具の作成,さらには演技など,学生たちがさまざまな部分で活躍し,舞台をつくりあげています。京都情報大学院大学は2004年の開学以来,ICTの実践的な応用に取り組んでいます。最新のICTを応用したショーをぜひ体験してください。

2013年,京都コンピュータ学院(KCG)は創立50周年を,京都情報大学院大学(KCGI)は創立10周年を迎え,6月1日には国立京都国際会館において,創立記念式典を盛大に執り行うことができました。ニッツァさんは,この創立記念式典のオープニングを飾ったほか,式典後の祝賀会でも歌声を響かせました。

申し込みはこちらから。http://www.kcg.ac.jp/event/concert20150122.html

定員になり次第,締め切ります。

Nitza Melas(ニッツァ・メラス)http://www.nitzamusic.com/
多言語を操り,世界各地で聴衆を魅了してきたカナダ・モントリオール生まれのシンガーソングライター。各国でサーカスやミュージカルなどの公演を続けるエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のメインボーカリスト3人のうちのひとり。そのうち自らが作詞作曲した歌が,シルク・ドゥ・ソレイユのショーに採用されたのは,彼女のみで,事実上,同集団のトップ歌手といえる。レーベル(レコード会社)には属さず,歌,作詞作曲のみならず,グラフィックデザイン,プロモーション,販売まですべてをこなす。2013年より本学教授。

KCGIの学生が制作したJMOOCオンライン講座が開講しました

大学生のチームが作ったオンライン講座を,期間限定で受講できるイベント「JMOOC大学生チーム選手権」に,京都情報大学院大学(KCGI)の学生チームが参加して制作したオンライン講座が,12月10日に開講しました。この選手権は,大学や企業の講座を普段提供しているJMOOCが,「面白くてためになる,学生によるオンライン講座」をテーマに開催したもので,合わせて4大学が参加しています。

KCGIの学生チームは,「目指せ!ITベンチャー 〜きょこたんと起業を考える〜」と題して,IT業界で起業するのに必要な知識やスキルを学ぶ講座を制作しました。KCGグループ(京都コンピュータ学院,京都情報大学院大学)の教員の講義を中心に,実際に起業した卒業生のインタビューなどもまじえた多角的な構成になっています。KCGの公式キャラクター「きょこたん」が全体のガイド役を務めていて,学びやすい演出も工夫されています。

選手権の審査は,講座の受講者数・修了者数・アンケートによる満足度などに基づいて行われます。受講の登録受付は,2016年1月15日までで,2月中旬に順位発表と表彰式が行われます。どなたでも受講できますので,皆様,奮って受講していただき,KCGIチームの優勝に貢献してください。

JMOOC大学生チーム選手権
https://open.netlearning.co.jp/index.aspx

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1月4日から一般販売を開始。プレミアム価格でお好きな文字列を

京都情報大学院大学 サイバー京都研究所は1月4日から,地理的名称トップレベルドメイン「.kyoto」の販売プログラム「ランドラッシュ」(優先登録)として,一般の方への販売を始めます。「.kyoto」の販売は京都府にお住まいの方限定です。

「ランドラッシュ」では一般の方がプレミアム価格でお好きな文字列をお求めになれます。この後,2月10日からは,一般価格による「一般登録」を先着順で受け付けます。

京都情報大学院大学 サイバー京都研究所は京都府より唯一の支持を得て,「.kyoto」の管理運営事業者(レジストリ)を務めています。「.kyoto」は今年6月にサイバースペースに誕生し,「ファウンダーズプログラム」にご参画いただいた創世メンバーの皆さま,「サンライズ」により商標を登録されている皆さまが,既に活用されています。「.kyoto」の販売プログラムは,インターネット上で使用されるドメインを管理する米国の非営利団体ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)の規定に基づいて進めています。

.kyoto 京都ドメイン
http://nic.kyoto/

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「初音ミク」の人気の秘密を紹介!伊藤KCGI教授が講義

「初音ミク」による日本ライブツアー「MIKU EXPO」の紹介を通じてこれまでの歩みを語る伊藤博之KCGI教授

ボーカロイド「初音ミク」を生み育てたクリプトン・フューチャー・メディア株式会社(本社:札幌市,創立:1995年)社長の伊藤博之 京都情報大学院大学(KCGI)教授による京都での特別講義が2015年12月18日,京都コンピュータ学院(KCG)京都駅前校6階ホールで開かれました。伊藤教授は「初音ミク」が「創作のハブ」としてさまざまなジャンルのクリエイターが創作を手掛けてきたことや,世界中から愛される存在になった歩みを振り返るとともに,昨年から世界の各都市で開催されている「MIKU EXPO」を,映像を交えて紹介しました。伊藤教授は「日本の各種コンテンツは根強く世界中から評価されている。国は関連産業の育成に向け本腰を入れて取り組むべきでしょう」と語りました。世界をリードする伊藤教授の講演とあって,KCGやKCGIの学生たちは興味深く聴き入っていました。

身長158センチ,体重42キロ,16歳という「初音ミク」は2007年に誕生。楽曲は10万曲,動画投稿数は200万(YouTube),公式Facebookユーザーは250万人を超え,世界各地で開催される3Dコンサートでは大勢のファンを集めます。今年6月開催の「MIKU EXPO上海」では,6000枚のチケットが,発売開始後わずか10分で売り切れたといいます。これだけの人気を集めたことについて伊藤教授は「電子音楽や音声合成の技術そのものは新しいものではなかったのですが,歌声を合成する技術が生まれ,それにキャラクターを融合させたことでボーカロイドとして親近感が持たれたのでしょう」と話しました。

伊藤教授は,「初音ミク」を展開するにあたり▽ 権利をいかに開放するか(著作権関連)▽ 作品の公平な再利用をどう実現するか-が課題であったといい,「著作権については,ライセンスを作成して公表し,小中学生でも理解できるよう,分かりやすく説明しました。また,二次創作物を第三者が使用するにあたって,クリプトン社や二次創作者らの許諾をいちいち受けていたのでは負担が大きいと感じ,コンテンツ投稿サイト“piapro”を立ち上げて,非商用に限り,マナーとして創作者に感謝の意を伝えれば自由に使って良いようにしました。クリエイターたちが萎縮することなく,積極的に創作ができるような場づくりに努めました」と説明しました。

初音ミクは,二次創作,三次創作と段階を踏み,「創作のハブ」として歌や音声のみならず,ダンスやキャラクターそのもの,さらには動画,コスプレ,フィギュアなどへと,その表現方法が拡大。商品化が続き,イラスト集などの書籍,フィギュア,コンビニエンスストアとのタイアップ,レーシングチーム,ゲームといった,たくさんのコラボレーションを実現させました。商品化が実現すると,クリエイターに還元されるといった仕組みをつくったことも,世界中のクリエイターに創作意欲をわかせ,ファンが拡大していった理由のひとつといえそうです。

伊藤教授は2014年,ジャカルタを皮切りに始まった初音ミクの世界ツアー「MIKU EXPO」について触れ,上海での模様を,映像を使って紹介しました。2016年3〜4月には福岡,大阪,名古屋,札幌,東京の5都市での開催が決まっています。また,初音ミクがオーケストラ,合唱団とともに音色を響かせる,作曲家・冨田勲氏による「イーハトーヴ交響曲」北京公演の映像も披露しました。

伊藤氏は2013年4月にKCGI教授に就任しました。国際的な活動と技術革新が認められ,2013年には秋の藍綬褒章を受章されています。KCGIとKCGでは相互の授業の交流があり,お互いの授業を聴講できる仕組みがあります。KCGIにあるコンテンツビジネスコースや,KCGアート・デザイン学系,デジタルゲーム学系,コンピュータサイエンス学系情報処理科 IT声優コースなどコンテンツ関連を学ぶ学生は,伊藤教授の取り組みから学ぶことが多々あるでしょう。

「初音ミク」による日本ライブツアー「MIKU EXPO」の紹介を通じてこれまでの歩みを語る伊藤博之KCGI教授(2015年12月18日,京都コンピュータ学院6階ホール)
「初音ミク」による日本ライブツアー「MIKU EXPO」の紹介を通じてこれまでの歩みを語る伊藤博之KCGI教授(2015年12月18日,京都コンピュータ学院6階ホール)
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性犯罪撲滅アプリを開発したKCGの学生チームに京都府警が感謝状

京都府警察本部 生活安全部・性犯罪対策プロジェクト班から依頼を受け,性犯罪防止につながるスマートフォンアプリ開発に携わった京都コンピュータ学院(KCG)のプロジェクトチーム「Mobile Police」に対し,同府警から2015年12月11日,感謝状が贈られました。「Mobile Police」のメンバーは、情報工学科4回生の足立嵩さん,情報科学科4回生の大藏瞬哉さん,ゲーム学科4回生の早田真侑子さん,コンピュータ工学科3回生の中嶋勇斗さん,メディア情報学科2回生の鈴木駿也さん,アート・デザイン学科2回生の菅谷美波さんの6人です。

贈呈式にはチームから4人の学生が出席し,リーダーの足立さんが代表して,生活安全部長の山根弘行警視正から感謝状を受けとりました。続いて,開発されたアプリのデモンストレーションが行われ,山根警視正らが使い方や仕組みについて,熱心に学生たちに尋ねていました。チームのメンバーは,「スマートフォンという身近なツールで,防犯に役立つアプリを提供できることが分かりました。今後も私たちのITの知識と環境を活かし,性犯罪の抑止に少しでも貢献できるよう努めていきます」と話しています。

「Mobile Police」は2015年5月に結成。ITを駆使しながら準備を進め,11月16日に国立京都国際会館で開かれた「子どもと女性を守るシンポジウム〜調査研究に基づく新たな犯罪抑止対策」の席上,学生たちはこれまでの取り組みを紹介しながら,開発したアプリを発表しました。学生たちが開発を手掛けたのは▽Bluetooth通信を用いた防犯通知アプリ(電車内などで痴漢に遭った被害者が,「BLEタグ」と呼ばれる小型の発信機のボタンを押すことで,周囲のスマホに被害を通知する)▽京都府警発の防犯情報メールに基づく防犯地図表示アプリ(京都府警が配信する防犯情報メールをスマホ内でデータベース化し,最寄りの交番への経路などとともに地図にマッピングして表示する)▽防犯の知識を対話的に学べるゲーム(女性が街中を歩きながら,危険な場面に遭遇したりそれを避けたりしつつ家にたどり着く)-です。いずれも企画から開発まで,KCGの教職員や京都府警担当者による意見を聴き,すべて学生たちが担当。授業後や休日を利用し,6人がプログラミング,デザインといったそれぞれの得意分野の力を出し合いながら,コツコツと開発してきた自信作で,シンポジウムでは関係者の方々から高い評価をいただきました。

各アプリは他のOS対応の開発も含め,同府警と実践で役立てることができるどうか見極めながら,最終的な仕上げをします。その後,アプリのストアに登録するなどして一般の方々に使っていただけるようにしていく予定です。

来校者を迎えたのは和装姿の粋な女性
やや緊張した面持ちで感謝状を受け取る学生たち
来校者を迎えたのは和装姿の粋な女性
感謝状を誇らしげに持って記念撮影
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ERP人材育成に向けKCGとKCGIがCeS社と協定締結

企業の経営資源を適切に配分し有効活用するための考え方であるERP(Enterprise Resource Planning)の人材育成を目的に,京都情報大学院大学(KCGI)と京都コンピュータ学院(KCG)と,ERPの導入コンサルティングなどを手掛けるクレスコ・イー・ソリューション株式会社(以下CeS社,本社:東京都港区,代表取締役社長:谷口 義恵氏)は学術交流や協力関係の構築について合意し2015年11月16日,両者間で産学連携事業に関する協定を締結しました。KCGとKCGIはこれまでもERPの教育に力を入れ,多くの人材を関連業界に輩出してきましたが,今回の協定締結により,より充実したERPコンサルタント育成に向けた教育が行われることが期待されます。

KCGIでは近く,eラーニングによる「社会人向け短期ERPコンサルタント育成コース」をスタートさせます。これが,両者協定締結後初めての取り組みになります。

協定内容は▽ 相互の人材交流▽CeS社によるERP関連授業・講義の開講▽学術上の情報,刊行物及び資料の交換-などです。 現在KCG経営情報学科では「ERP開発実習」「ERP開発実習2」においてABAP =SAPⓇ ERPのプログラミング言語=プログラミングの実習授業をCeS社と共同で実施しています。またKCGIのERPコンサルタント育成プログラムをCeS社の社員教育に活用するなど協力関係を進めてきました。今後は両者で,ERPの導入コンサルテーション,開発,運用保守などを行える人材を育成するための,より実践的な教育プログラムの開発・推進に向け協議を重ねていきます。

KCGIでは,ERPパッケージとして世界的に最も導入事例が多いドイツSAP社のSAPⓇ ERPの教育用システムを導入して,実践的な教育を展開しています。合わせて,SAP社による認定試験「SAP認定コンサルタント」試験対策の講義を実施しています。この認定資格を取得することは,ERP関連のコンサルタントや企業におけるIT部門のスタッフとしての活躍を目指す人にとっては,大きな力となります。2006年度に大学院生として初めて本学の学生が「SAP認定ソリューションコンサルタント Financials」試験に合格し,以降も多数の合格者を輩出しています。

※ SAP,SAPロゴ,記載されているすべてのSAP製品およびサービス名はドイツにあるSAP SEやその他世界各国における登録商標または商標です。またその他記載された会社名およびロゴ,製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。

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