インディゲームの祭典BitSummit 4thにKCGが参加しました

大勢の来訪者でにぎわった会場
大勢の来訪者でにぎわった会場

インディゲームの祭典BitSummit 4th(ビットサミット フォース)が7月9日と10日の両日,京都市勧業館みやこめっせで開催され,京都コンピュータ学院(KCG),京都情報大学院大学(KCGI),京都自動車専門学校(KCGM)のKCGグループも,スポンサーとして参加してイベントを盛り上げました。この祭典は一般社団法人 日本インディペンデント・ゲーム協会(JIGA)が,日本の優れたインディゲーム・クリエイターが一堂に会して,オリジナルなコンテンツを世界に向けて発信できる場として開いたもので,今回で4回目になります。会場には,国内外のクリエイターが開発した多彩なゲームが展示され,来訪者は実際にプレーに挑戦して,最先端のエンターテインメントの世界を楽しんでいました。特にバーチャル・リアリティを取り入れたゲームの人気が高く,順番待ちの列ができていました。

KCGグループからは,学生と教職員合わせて70人以上が,会場の受付や誘導,ブースのアテンドなどのスタッフとしてイベントを支えました。また,学生が制作したオリジナル・ゲームを出展して,KCGグループによるIT教育の実践的な成果をアピールしていました。参加した学生にとっては,クリエイターの人たちからゲーム開発の体験やスキルについて,直接話を伺える絶好の機会ともなり,今後,自分たちのゲーム制作に活かせる貴重なアドバイスを得ることができ,ゲーム業界就職へ向けての大きな励みになっていました。こうしたスタッフ活動や一流クリエイターとの交流を通して,学生たちが大きく成長した2日間となりました。

KCGの学生が制作したゲームは子どもたちにも人気
KCGの学生が制作したゲームは子どもたちにも人気
受付スタッフとして活躍したKCGの学生たち
受付スタッフとして活躍したKCGの学生たち
一丸となってイベントを支えたKCGグループの学生と教職員たち
一丸となってイベントを支えたKCGグループの学生と教職員たち

IT連盟が7月22日に誕生,長谷川会長のANIAが中核メンバー

国内で最大のIT関連の団体となる「日本IT団体連盟(IT連盟)」が2016年7月22日に誕生することになり,京都コンピュータ学院(KCG),京都情報大学院大学(KCGI)などKCGグループの長谷川亘統括理事長が会長を務める一般社団法人 全国地域情報産業団体連合会(ANIA)も中核メンバーとして参画します。同日,東京千代田区の経団連会館で午後4時から設立総会および理事会があり活動方針・内容を決めるほか,会長,副会長,幹事長などの役員を選出,その後,役員による記者会見,設立記念懇親会を予定しています。

国内のエンジニア不足が深刻化・長期化するのを背景に,関係者はIT連盟設立の目的として「わが国のIT産業の健全な発展に貢献するとともに,世界最高水準のIT社会の構築を目指すため,政府との双方向のコミュニケーションを実現しながら積極的に提言等を行い,もって我が国の経済・社会,国民生活の向上に寄与すること」と説明しています。具体的な活動内容については22日に決定,発表されます。

国内の他の産業と違い,ITにかかわる国の諸政策は経済産業省,総務省,文部科学省,国土交通省などバラバラにあり,またIT関連団体もそれぞれの省庁の傘下に200近くあるのが現状です。これらのIT団体に参画を呼び掛けて力の強い団体を組織することで,政府への提言を強化していこうという狙いがあります。

新組織立ち上げに向けて,長谷川ANIA会長ら志を同じくする団体のトップ4人は2015年10月9日,千葉市の幕張メッセで開かれた「CEATEC JAPAN 2015」でパネルディスカッション「明日のIT政策とソフトウェア産業を考える~IT関連団体の役割と共通の課題~」を開催し,新組織に込める思いを交わしています。

長谷川会長は一般社団法人 京都府情報産業協会(京情協)の会長としてANIAのメンバーとなり,会長職にあります。

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(株)オーツーによるゲーム作品指導会を開催しました

(株)オーツーによるゲーム作品指導会

京都コンピュータ学院(KCG)は2016年7月6日,ゲーム開発などを手掛ける株式会社オーツーのクリエイター6名をお招きし,企業説明会と作品指導会を開催しました。

株式会社オーツーは,大阪を拠点に,コンシューマーゲーム企画・開発,モバイルゲーム企画・制作,WEBサイト企画・デザイン制作を業務としています。また,日本インディペンデント・ゲーム協会を立ち上げ「BitSummit 4th」の運営,主催に携わっています。

電撃PlayStationにて,コラム「INDIE★STAR」を連載中の堀川和良様より,株式会社オーツーの特色や開発実績について話していただきました。

企業説明会の後は,ゲームクリエイター6名による作品指導会を実施しました。ゲームクリエイターから個別に作品指導を受けられる機会ということで,学生たちは緊張しながらも,いただいたアドバイスの内容のメモを取り,学生同士で確認し合っていました。

4月に入学したばかりの1年生も,先輩がどのようなアドバイスをもらっているのか,ゲームクリエイターがどういう視点で学生作品やゲームを捉えているか,独特な緊張感の中で行われる「就職活動」を肌で感じていました。

堀川様,株式会社オーツーの皆様,貴重な機会をいただきまして,ありがとうございました。

(株)オーツーによるゲーム作品指導会
(株)オーツーによるゲーム作品指導会

(株)サイバーコネクトツーゲーム制作セミナーを開催しました

(株)サイバーコネクトツーゲーム制作セミナー

京都コンピュータ学院(KCG)は2016年6月26日,『.hack』シリーズや『NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム4』,『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』などの有名ゲーム作品の開発を担当している株式会社サイバーコネクトツーの代表取締役社長 松山洋様をKCG京都駅前校にお招きし,学生を対象としたセミナーを開催しました。

松山社長は,作りたいと思った作品をただ作るだけではなく,「売れる作品」を目指して制作することが重要で,そのために数多くあるゲームの中でも100万本以上売れているゲームがなぜ売れるのかをしっかりと分析して,作品に生かしていくようにとお話くださいました。

「みんなでゲームクリエイターになって一緒にゲーム業界を盛り上げよう!」という熱いメッセージや,いただいたアドバイスをもとに,学生もより一層熱心に作品制作に取り組んでいきます。

松山社長,株式会社サイバーコネクトツーの皆様ありがとうございました。

松山社長

没後30年,KCG創立者の長谷川繁雄先生の命日を偲ぶ閑堂忌が行われました

KCG京都駅前校の会場
KCG京都駅前校の会場

京都コンピュータ学院(KCG)の創立者で初代学院長である長谷川繁雄先生の命日を偲ぶ閑堂忌が,2016年7月2日,KCG京都駅前校と長谷川繁雄先生の菩提寺である百萬遍知恩寺で行われました。長谷川繁雄先生は1986年7月2日に,享年56歳でご逝去され,今年で没後30年になります。KCGでは毎年,この日を閑堂忌として,情報処理技術教育のパイオニアとして尽力された長谷川繁雄先生のご遺徳を,学生全員と教職員が偲んできています。「閑堂」とは長谷川繁雄先生の雅号で,「世俗から離れ,瞑想にふける閑静な空間」を意味しています。

京都駅前校大ホールで行われた記念講話では,京都情報大学院大学(KCGI)教授で,長谷川繁雄先生と共にKCGで情報処理教育に当たってこられた作花一志先生が,「ユートピアを求めて 初代学院長が目指したもの」と題して講演しました。

作花先生は,電子計算機さえ普及していなかった1960年代に情報処理教育を志された長谷川繁雄先生の先見の明と独立精神を称賛するとともに,先生を,幕末に松下村塾を開塾し,明治の日本を支える逸材を育てた吉田松陰と比較して,二人とも時代の先覚者で勤勉努力家であったこと,情熱的な教育者で,官に依存せずに民の力を強調した点で似ていたと紹介し,また,それまでにない新しい学校を作ろうとしていた点で、二人は「ユートピア」を求めていたのであり,「ユートピアを追求する努力の大切さを知っていた」と話しました。

講話終了後,学生と教職員はバスで百萬遍知恩寺に移動し,長谷川繁雄先生の墓標に手を合わせて,先生の冥福とKCGグループのさらなる発展を祈りました。また学生有志が京都駅前校で出した模擬店では,手作りの焼きそばやホットサンド,かき氷などが販売されて,行事に活気を添えていました。

長谷川繁雄先生のエピソードを語る作花一志先生
長谷川繁雄先生のエピソードを語る作花一志先生
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「薬物乱用防止」について京都府警に講演していただきました

薬物乱用をテーマに京都府警察本部組織犯罪対策統括室組織犯罪対策第三課の福本嘉一警部補に講演していただきました

京都コンピュータ学院(KCG)の必修授業「特別講義」で6月10日,薬物乱用をテーマに京都府警察本部組織犯罪対策統括室組織犯罪対策第三課の福本嘉一警部補に講演していただきました。

講演では実際に薬物を使用した人の写真や過去の新聞記事などをもとに,薬物依存によって体に及ぼす害や,医者に処方された薬でも使い方を間違えれば精神に支障をきたすこと,中には合法と称して薬物売買が横行していることなどを話していただきました。特に「大麻はファッション化している」という言葉は学生たちにとって印象的だったようでした。大麻の葉が描かれたシャツや帽子を身につけるなど,大麻が「かっこいいもの」とする誤った理解があるとのことでした。学生たちは薬物乱用や有害性や依存が,自分の身体に大きな害を及ぼすことになることをあらためて理解しました。

ダメゼッタイくん

京都コンピュータ学院では学生が専門知識だけでなく,知性・感性も養えるようにこのように一流の専門家を多数招きさまざまなテーマで講演をしていただいております。

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〈訃報〉 京都コンピュータ学院顧問 米田 貞一郎先生が永眠されました

京都コンピュータ学院顧問で,百歳を超えられてもなお「特別講義」を担当して教壇に立たれていた米田貞一郎先生が6月7日,ご逝去されました。106歳でした。故人のご冥福を心よりお祈りするとともに,謹んでお知らせいたします。葬儀はご親族で執り行われたとのことです。

米田貞一郎先生は京都帝国大学をご卒業されてから教育一筋。京都市内の各学校で教べんをとられ,京都市立堀川高校校長,京都市教育委員会事務局指導部長,京都学園大学教授などを歴任されました。1987年4月,京都コンピュータ学院に入られ,洛北校校長,京都駅前校校長を歴任。その後顧問に就任され毎年,京都三大祭の葵祭・祇園祭・時代祭の時季に「特別講義」を担当,穏やかな語り口による分かりやすい解説に学生たちの人気も高く,京都コンピュータ学院の名物講義でした。

京都コンピュータ学院が校友(卒業生),学生,関係者の皆様向けに年1回発行している『アキューム』に,「古都逍遥」と題して執筆を始められたのが2001年。校舎周辺を巡り,その歴史をたどる内容で,毎号に投稿され『アキューム』ではもっとも人気のあるシリーズでした。

「校舎周辺の逍遥を一巡した」との理由で,米田先生は2009年度版アキューム18号を最後に,筆を置かれました。それまでにご執筆,掲載されたのは計9回。米田先生が百歳を迎えられたお祝いとして,「古都逍遥」を一冊にまとめ発刊。米田先生が,ことのほか愛される京都の地を歩んでこられた人生そのものが刻み込まれた一冊で,今でも学生の教科書に使われています。百歳を迎えられた2009年12月11日にはKCG京都駅前校で「お祝いの会」を開き,大勢の学生や教職員が参加しました。

米田先生は生涯教育者としてKCGグループ発展に多大なる寄与をいただいたことに,心よりお礼申しあげるとともに,安らかなご永眠をお祈りいたします。

百歳の「お祝いの会」でごあいさつされた米田貞一郎先生=2009年12月11日,KCG京都駅前校6階ラウンジ
百歳の「お祝いの会」でごあいさつされた米田貞一郎先生=2009年12月11日,KCG京都駅前校6階ラウンジ
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