インディーゲームフェス「BitSummit」を主催し,出展しました

京都市勧業館・みやこメッセで開かれた日本最大規模のインディーゲームの祭典「BitSummit」に参加したKCGグループの学生や教職員(2017年5月21日,KCGブース前)
京都市勧業館・みやこメッセで開かれた日本最大規模のインディーゲームの祭典「BitSummit」に参加したKCGグループの学生や教職員(2017年5月21日,KCGブース前)

国内外の多くのインディーゲーム(少数規模の開発者によって作られた独立系ゲーム)開発社(者)が集い,作品を紹介してイベントを繰り広げる日本最大規模の第5回「BitSummit」は2017年5月20日(土),21日(日)の両日,京都市勧業館・みやこメッセで開かれ,京都コンピュータ学院(KCG)は,組織委員会や京都府などとともに主催者団体に名を連ねました。学生スタッフが,イベントの運営に奔走し,盛り上げにひと役買ったほか,「KCGブース」を構えて,大勢のゲームファンに最先端のIT教育を展開している本学院の取り組みをアピールしました。

会場にはロールプレイング,アドベンチャー,アクション,シューティング,パズル,AR,GPSなど多岐にわたるジャンルの先進的なインディーゲームが勢ぞろいし,訪れたファンは各ブースでゲームを体験しました。また,多彩なゲストによるステージイベントでは,インディーゲームが秘めるクールでスタイリッシュな世界を演出し,盛り上がりました。

KCGからはデジタルゲーム学系(D学系)を中心とした学生約80人と担当教職員がスタッフとして参加しました。KCGブースでは,学生が作ったブーメランで風船を割るVR(ヴァーチャルリアリティ)ゲームを設置,新感覚のゲームにチャレンジしようと,ブースの前には来場者の長い行列ができていました。そのほか学生たちは各ブースのアテンドや,会場の受付,誘導,警備等の業務に汗を流し,ビッグイベントを支えました。

A 5th of BitSummit
http://bitsummit.org/2017/

スタッフとして入場者を案内するKCGグループの学生(イベント会場入口)
スタッフとして入場者を案内するKCGグループの学生(イベント会場入口)
KCGの学生が作ったVRゲームは人気を集めました
KCGの学生が作ったVRゲームは人気を集めました
「BitSummit」は今年も大勢のファンでにぎわいました
「BitSummit」は今年も大勢のファンでにぎわいました

米国トップビジネススクールの一行がKCGを訪問しました

KCGに到着したダーデン・ビジネススクールの一行
KCGに到着したダーデン・ビジネススクールの一行

質の高いMBAプログラムなどで有名な米国ヴァージニア大学のダーデン・ビジネススクール(Darden School of Business)の学生50人と教職員4人が,2017年5月12日,京都コンピュータ学院(KCG)京都駅前校を訪問しました。同校が毎年開催している海外研修の一環で訪れたものです。一行は長谷川晶理事長から歓迎のあいさつを受けた後,さっそく駅前校1階のKCGコンピュータミュージアムを見学しました。この資料館は情報処理学会によって2009年に「分散コンピュータ博物館」の第一号として認定されており,「情報処理技術遺産」に認定された数々のコンピュータが展示・保存されています。学生たちは長谷川晶理事長の説明を聞きながら,今や米国でもなかなか見ることのできない,時代を画したコンピュータの名機を興味深げに見ていました。

続いて6階大ホールで,柏原秀明 京都情報大学院大学(KCGI)教授と長谷川亘KCGグループ統括理事長による英語での講演を聞きました。柏原教授は「日本におけるITプロジェクトの管理」と題して,日本独特のボトム・アップ形式の会議スタイルである「RINGI(稟議)system」や,会議では出にくい本音でのフィードバックがなされる「After 6」(就業後)の居酒屋でのコミュニケーションの重要性など,調和重視の日本型意思決定プロセスについて紹介しました。

長谷川亘統括理事長はKCGの創立理念やKCGグループの教育理念について説明した後,近年世界から注目を浴びているマンガ・アニメなどの日本のコンテンツ産業と,KCGとKCGIで行われているアート・コンテンツ関連の授業について詳しく紹介しました。特に,クリプトン・フューチャー・メディア株式会社 代表取締役でKCGI教授の伊藤博之氏が開発したボーカロイド「初音ミク」のプロモーション・ビデオには,強い印象を受けたようでした。講演後は学生から,RINGI systemの進行過程,KCGやKCGIの教育内容,クール・ジャパンの政策などについて質問が相次ぎ,講演内容についての高い関心をうかがわせていました。4時間あまりの短いKCG訪問でしたが,見学は終始なごやかでリラックスした雰囲気で進み,KCGグループの先端的なIT教育について理解を深めてもらえたようでした。

長谷川晶理事長の説明を聞きながらKCGコンピュータミュージアムを見学
長谷川晶理事長の説明を聞きながらKCGコンピュータミュージアムを見学
柏原秀明 京都情報大学院大学(KCGI)教授による講演
柏原秀明 京都情報大学院大学(KCGI)教授による講演
講演を聞く学生
講演を聞く学生
KCGグループの教職員と共に記念撮影
KCGグループの教職員と共に記念撮影
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友だちと一緒に春を満喫! ハイキング,フレッシュマンキャンプを開催

2017年春,KCGグループの野外での授業「春期ハイキング」「フレッシュマンキャンプ」が相次いで開催され,大自然の中,春を満喫し,友だちと有意義な時を過ごしました。いずれも「文化教養/体育」の授業として毎年実施されます。

〇…春期ハイキングは2017年4月25日に実施され,京都コンピュータ学院(KCG),京都自動車専門学校(KCGM),京都日本語研修センター(KJLTC)の学生たちが,滋賀県蒲生郡竜王町の希望が丘文化公園に向けて元気に歩きました。

学生たちはJR野洲駅まで移動した後,順に希望が丘文化公園へ。初夏を思わせる日差しに汗ばみながらも,やわらかい春風を受けながら歩を進めました。公園では友だち同士で思い思いに楽しい時間を満喫。本年度卒業対象生はクラス単位で写真を撮影しました。ハイキングは比叡山に舞台を移し,秋にも開催されます。

〇…KCGとKCGMの新入生が入学式,オリエンテーションに続いて臨む行事「フレッシュマンキャンプ」は4月25~26日,同26~27日の2回に分けて開催され,京都府船井郡京丹波町の府立丹波自然運動公園で大自然を満喫,1泊2日のスケジュールで,共同生活やさまざまなイベントを通じ,これからの学生生活をともに過ごす友だちを見つけた様子でした。

新入生たちは朝,グループに分かれてKCG京都駅前校をバスで出発。同公園に到着して昼食を済ませてから開会式に臨んだ後,先輩の学生を含むスタッフが準備したイベントを楽しみました。夕食,夜のイベント,入浴,翌日の朝食,イベントなどを経るうちに,新入生の輪が大きくなっていきました。公園を取り巻く山の木々の緑も色濃さを増し,初夏を思わせるような陽気の中で学生たちは貴重な体験をしました。

それぞれの行事の様子を写真で紹介します。

◇春期ハイキング

◇フレッシュマンキャンプ

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医療ICTの教育充実へ京都医療センターと産学連携交流を締結

医療ICT(情報通信技術)分野の教育展開を進める京都コンピュータ学院と京都情報大学院大学(KCGグループ)はこのほど,独立行政法人 国立病院機構 京都医療センター(小西 郁夫病院長,京都市伏見区深草向畑町1-1)と産学連携協定を結びました。今回の締結により,両者が医療ICT分野での研究開発および教育の推進に向け手を取り合っていきます。

協定書は学校法人 京都コンピュータ学園(長谷川晶理事長)と学校法人 京都情報学園(長谷川亘理事長)がそれぞれ京都医療センターと文書で交わしました。医療分野におけるICT化を担う人材の育成を目的に▽ 医療系科目担当教員(講師)の派遣・紹介 ▽ 学生インターンシップの実施 ▽ 医療情報等の集計・分析および共同研究等のための協力 ▽医療スタッフのICT教育・研修の場の開催-などを盛り込んでいます。

ICTはさまざまな産業の中核的存在になっていますが,とりわけ医療の分野ではオーダーエントリーシステム,電子カルテ,診療画像解析や臨床データ解析,診療報酬明細・請求管理システム(レセプトコンピュータ),遠隔医療システム等が普及するなど,ICT化が急速に進んでいます。しかし医療の現場では,医学・医療の基礎知識とICTの両方を兼ね備えた人材が圧倒的に不足しています。これを受け,京都コンピュータ学院はビジネス学系(B学系)に応用情報学科 医療情報コース(3年課程)と医療事務学科(2年課程)を,京都情報大学院大学は医療健康プログラムを盛り込んだ次世代産業コースを開設しICT化された医療現場で活躍できる人材育成に力を入れています。

KCGグループは,ICTの幅広い活用に向け,2005年に自動車とICTを結びつけた自動車制御学科を京都コンピュータ学院に日本で初めて開設したのを皮切りに,日本が世界に誇るポップカルチャーに着目し,京都情報大学院大学にコンテンツビジネスコース,京都コンピュータ学院にはIT声優コース,マンガ・アニメ学科を設けるなど,さまざまな取り組みを進めています。京都コンピュータ学院の応用情報学科,京都情報大学院大学の次世代産業コースには,医療のほかにフィンテック(金融IT),農業IT,海洋ITなどのテーマ・プログラムを設けています。

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GOODSMILE RACING & TeamUKYO GT300 2017開幕戦優勝

KCGグループがスポンサーに名を連ねる「GOODSMILE RACING & TeamUKYO」は,2017年4月8~9日に岡山国際サーキットで行われた国内最高峰の自動車レース「SUPER GT」の開幕戦に参戦し,「初音ミクレーシングVer.」をデザインにあしらい,京都自動車専門学校などKCGグループのロゴを背負う「グッドスマイル 初音ミク AMG」が1位を獲得,3年ぶりの優勝を果たしました。「SUPER GT」は参戦10シーズン目となりますが,幸先の良いスタートを切りました。

8日の予選を2位で通過。9日の決勝ではドライバーの片岡,谷口両選手とも完璧なレース運びを見せ途中から首位を独走,文句なしの1位でチェッカーフラッグを受けました。「GOODSMILE RACING & TeamUKYO」が勝利するのは2014年の「第2戦富士」以来です。今シーズンの活躍が楽しみです。

「初音ミク」の生みの親である伊藤博之クリプトン・フューチャー・メディア代表取締役は,京都情報大学院大学(KCGI)の教授を務めています。

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KCGグループは54回目の「誕生日」を迎えました

KCGグループ創立54周年を記念して開かれた式典(2017年4月28日,KCG京都駅前校6階大ホール)
KCGグループ創立54周年を記念して開かれた式典(2017年4月28日,KCG京都駅前校6階大ホール)

2017年5月1日はKCGグループの54回目の創立記念日。これに先立ち4月28日,京都コンピュータ学院(KCG)京都駅前校6階大ホールで記念式が開かれ,学生や教職員一同で祝うとともに,これからの情報化社会を支えていくという使命をあらためて確認し,さらなる飛躍を誓いました。

式では,はじめに京都情報大学院大学(KCGI)副学長の英保茂教授が「KCGは創立以降,常にパイオニアスピリットを抱きながら確実な歩みを進めてきました」と説明。引き続きKCG資料館館長の千葉博人KCGI客員教授が「京都コンピュータ学院実習機器の歴史をたどる」と題して講演しました。

先ごろ講談社から出版されたKCGコンピュータミュージアム著「パーソナルコンピュータ博物史」の監修を手掛けた千葉客員教授は「KCG資料館は国内屈指の貴重なコンピュータ機器のコレクションを展示保存している施設として,一般社団法人 情報処理学会より分散コンピュータ博物館の第一号認定を2008年に受けました。情報処理技術遺産など当時の最先端機器がいつでも間近に見られるKCGの学生は幸せ」と前置き。KCG資料館と情報処理技術遺産についての説明や,コンピュータの歴史を紹介した後,メインフレーム「TOSBAC-3400」(2008年 情報処理技術遺産認定,京都情報大学院大学 萩原宏初代学長が開発)を皮切りに,オフコンやマイコンなどKCGグループで創立以来54年の間に使われてきた実習機器について詳しく説明しました。最後に「KCGには展示しきれない貴重なコンピュータがまだ数多くあります。今後,広い展示場所を確保できるよう,KCG資料館の活動を広く知ってもらえるよう努めていきたい」と強調しました。学生や教職員たちは熱心に聴き入り,54年の歴史の重みをかみしめている様子でした。

KCGグループは1963年5月1日,京都大学宇宙物理学研究科(宇宙物理学教室)出身のグループにより立ち上げられた「FORTRAN研究会」が礎です。これは,大学の学術研究者を対象にIBM7090の使用を目的とした研究会でした。創立者である長谷川繁雄 初代学院長先生と長谷川靖子 現学院長がコンピュータの可能性をいち早く見出し,情報処理技術者を育成しようという大いなる情熱,パイオニアスピリットを抱きながらつくり上げた日本で初めてとなる情報教育機関でした。

その後,コンピュータ技術者養成のための日本初となる全日制の学校「京都コンピュータ学院」として今日まで発展を遂げ,54年間で学院から巣立っていった卒業生は4万人を超えます。2004年4月には日本最初にして唯一のIT専門職大学院である「京都情報大学院大学」が創立してグループ校として加わり,卒業・修了生はいずれも日本の,世界のIT産業を牽引,発展に貢献しています。2013年には京都で最も歴史がある自動車整備士養成校の京都自動車専門学校もグループの仲間入りをしました。

KCG資料館館長の千葉博人KCGI客員教授が「京都コンピュータ学院実習機器の歴史をたどる」と題して記念講演しました。
KCG資料館館長の千葉博人KCGI客員教授が「京都コンピュータ学院実習機器の歴史をたどる」と題して記念講演しました。
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HTML5資格を取得したKCGI学生の山中勇矢さんが取材を受けました

HTML5資格認定証書を手にした山中勇矢さん
HTML5資格認定証書を手にした山中勇矢さん

京都情報大学院大学(KCGI)で学ぶ社会人学生の山中勇矢さんが今年3月,IT系の資格であるHTML5認定試験(レベル1)に合格し,出版やコンテンツ制作を手がける総合的なメディア媒体会社の翔泳社(本社:東京都新宿区)から取材を受けました。HTML5技術の授業・集中講義を従来から行ってきたKCGIとグループ校の京都コンピュータ学院(KCG)は,2016年11月,LinuxやHTML5などの資格試験の実施主体である特定非営利活動法人LPI-Japan(Linux Professional Institute Japan)から,関西の高等教育機関では初の「HTML5アカデミック校」に認定されており,山中さんはその認定後,KCGグループの学生による団体受験では初の資格取得者になります。山中さんは金融機関に勤めながらKCGIでITやシステム開発について学んでいます。今回の取材は,山中さんのアドバイザーである江見圭司准教授とLPI-Japanの成井弦理事長も同席しての鼎談形式となりました。

取材では,まず江見准教授がKCGIとKCGでHTML5を教えることになった経緯とその特性や有用性について説明し,続いて山中さんが,「KCGI入学時にはHTML5について何も知りませんでしたが,勉強してみるとコーディングが容易で,グラフィック描写にも優れていることがわかり,今後絶対に必要になる知識だと思い,資格試験に挑戦しました。このスキルを活かして,会社独自のアプリ開発を手がけたいし,さらに上級のHTML5資格試験にも挑戦したい」と,資格取得の動機と今後の展望について語りました。この山中さんの発言を受けて成井理事長は,「資格試験に挑戦する人は能動的な人で,会社に入っても積極的に動いてくれる人材になる。HTML5は非常に有用なので,それを使いこなせる人材は今後ますます求められるはず。山中さんにはそのスキルを使って,素晴らしい仕事をしてほしい」とエールを送りました。

今回の鼎談は,翔泳社が企業のIT技術者採用・育成担当者向けに,IT系資格の最新情報や試験対策などを提供している「資格Zine」(しかくジン)というサイトで公開される予定です。またKCGグループでHTML5の授業を担当している江見准教授は,LPI-Japanが各HTML5アカデミック認定校のインストラクターを紹介しているサイト「LPI-Japan HTML5パートナーインストラクターのご紹介」でも紹介される予定です。

翔泳社 資格Zine(しかくジン)http://shikakuzine.jp/
LPI-Japan HTML5パートナーインストラクターのご紹介
http://html5exam.jp/measures/instructor.html

取材を受ける(左から)LPI-Japanの成井弦理事長,江見准教授,山中勇矢さん
取材を受ける(左から)LPI-Japanの成井弦理事長,江見准教授,山中勇矢さん
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