KCGIのブラッハ教授,提携するネパール国立大学で特別講義

KCGIの一行は,ネパール国立トリブバン大学関係者らとの記念写真に納まりました(2024年11月13日ネパール・カトマンズのTU-CDCSIT)
KCGIの一行は,ネパール国立トリブバン大学関係者らとの記念写真に納まりました(2024年11月13日ネパール・カトマンズのTU-CDCSIT)

京都情報大学院大学(KCGI)のミラン・ブラッハ教授と増田祐子教授が,2024年11月12日から15日までの日程でネパールの首都カトマンズを訪問,KCGグループと大学間交流協定を結ぶ国立トリブバン大学(TU)でブラッハ教授が特別講義をしました。

特別講義は,TUコンピュータサイエンス及びインフォメーションテクノロジー学部(TU Central Department of Computer Science and Information Technology,略称TU-CDCSIT)の招待によるもので,ビノド・ジョシTU国際関係学部(TU International Relation Department)教授がコーディネートしました。KCGI側からは,ブラッハ教授らに先立ち同国入りしたアナンダ・ネパル助教が準備に当たりました。ネパル助教は,ネパールからKCGIへの元留学生です。

ブラッハ教授,増田教授,ネパル助教は13日にTU-CDCSITを訪問。サルビン・サヤミ学部長をはじめとする教授陣に迎えられました。ブラッハ教授は「Two Centuries of linear Programming」と題して講義。ネパル助教も,AIアーキテクチャーについてのプレゼンテーションを行いました。特別講義終了後には,TUセンターオフィスで,カリキュラムデベロップメント担当者とのミーティングが開かれました。

TU訪問の後,ブラッハ教授とネパル助教は私立大学であるモデル工科学院(MIT)でも,特別講義を行いました。

TUは,1959年に創立されたネパール最古で最大規模の国立大学です。多くの優秀な人材を輩出し,同国の近代化,発展に貢献してきました。KCGグループは,ネパールの大学との交流を活発化させていて,2022年7月に TU-CDCSITと,2024年1月にはTU-Mechi Multiple Campusと大学間交流協定を締結。教育研究プロジェクトの共同開発,教員や学生の交流,シンポジウム・セミナー開催などを進めています。TUはすでに,条件を満たしたネパール人卒業生のKCGI修士号とTUのインフォメーションテクノロジー修士号の等価性の承認を開始しています。

TUコンピュータサイエンス及びインフォメーションテクノロジー学部(TU-CDCSIT)で特別講義するミラン・ブラッハKCGI教授(同)
TUコンピュータサイエンス及びインフォメーションテクノロジー学部(TU-CDCSIT)で特別講義するミラン・ブラッハKCGI教授(同)
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KCGIが創立21周年,「気候変動問題」テーマの国際会議APOLO講演会を開催

やさしい語り口でAERONETについて説明するBrent Holben博士(2024年11月20日,KCGI京都駅前サテライト6階ホール)
やさしい語り口でAERONETについて説明するBrent Holben博士(2024年11月20日,KCGI京都駅前サテライト6階ホール)

京都情報大学院大学(KCGI)は2024年に創立21周年を迎え,11月20日,KCGI京都駅前サテライト・京都コンピュータ学院(KCG)京都駅前校6階大ホールで創立記念式が挙行されました。式では,最初に寺下陽一KCGI副学長があいさつ。学生,教職員が共にKCGグループの建学の精神であるパイオニア・スピリットを思い起こし,さらなる発展を誓いました。その後,国際会議第4回APOLO(Advancement of POLarimetric Observations)の議長Oleg Duvovik博士(フランス リール大学教授)とアメリカNASA/AERONET名誉マネージャーBrent Holben博士による記念講演会「衛星リモートセンシングとNASA/AERONETによる大気環境モニタリング」を開催しました。両博士に,新進気鋭の地球物理研究者である日置壮一郎博士(リール大学研究員)が通訳を兼ねて加わり,人類共通の環境問題である「気候変動問題」への取り組み,これからの対策を,衛星リモートセンシング・地上からの観測・膨大なデータ解析,計算機処理などに基づいて幅広い観点から解説しました。

3博士はいずれも地球環境研究の世界的権威です。会場にはKCGI・KCGの学生のほか一般の方々も聴講に訪れました。

講演会ではまずHolben博士が,AERONETという観測ネットワークがどのように生まれどのように生き残ってきたかを説明。わずか数人でコンセプトから考え始めたプロジェクトが大きく世界へ羽ばたいていった例であるとして,30年以上にわたる研究から得た教訓を,学生たちの今後の道しるべとなるように紹介しました。次に,Duvovik博士が,GRASP(Generalized Retrieval of Atmosphere and Surface Properties)アルゴリズムを中心に,観測したデータをシミュレーションモデルと比較して,大気の粒子の特性を効率よく解析するシステムの開発について,具体的な例を挙げながら話しました。講演後には学生らから「AERONETの未来はどうなると思うか」「科学的な挑戦をするに当たって気をつけていること,大切にしていることは何か」など多くの質問が投げ掛けられ,両博士は丁寧に答えてくれました。最後に,第4回APOLO(APOLO2024)のLOC(開催組織委員会)委員長でもある向井苑生KCGI教授が,普段とは違う講義を聴いて,それを楽しむということが大切,聴く前とは少し違った自分,進歩した自分を感じるとそれがモチベーションになる,と学生たちにエールを送りました。

APOLO2024は,偏光リモートセンシング最前線というテーマで難解な偏光解析に焦点を当てた画期的な国際会議です。2017年に中国で第1回APOLOが開催され,それ以降2年に1回のペースでフランス,アメリカと続き,4回目の会議の場として京都が選ばれ,11月18日~21日の4日間,KCGIを会場に開催されました。

KCGIは2004年4月,日本最初のIT専門職大学院として開学(2003年に開学宣言)しました。産業界のニーズに応え情報処理技術者を育成してきた日本最初のコンピュータ教育機関である「京都コンピュータ学院」の伝統と実績を継承。ロチェスター工科大学をはじめ海外の諸大学とのグローバルな教育ネットワークに基づき,世界最新のIT教育カリキュラムを導入し,さらに経営・マネジメント教育を加味して, IT分野の高度専門職業人,応用分野のトップリーダーを育成しています。修了すると日本の応用情報分野の最高学位「情報技術修士(専門職)」が取得できます。入学定員は880名(開学時の11倍),2022年夏には京都本校百万遍キャンパスに新校舎(本部棟)が完成しました。

講演者の紹介

Oleg Duvovik博士
フランス リール大学教授,GRASP CEO,APOLO議長。
人工衛星・飛行機・地上データからの大気粒子特性導出理論ならびに解析システムの開発第一人者。
Brent Holben博士
NASA/GSFC/AERONET名誉マネージャー。
NASAが世界に誇る地球規模の地上大気観測網AERONETの創始者で38年にわたりグループを率い昨年引退。「AERONETのレジェンド」として名を馳せている。
日置 壮一郎博士
フランス リール大学研究員。
航空機や人工衛星からの偏光を活用した雲の観測及び大気放射伝達計算において優れた成果を挙げ,APOLO 2024において第1回Michael I. Mishchenko Young Scientist 賞受賞。
偏光リモートセンシング:
大気環境のモニタリングのため,人工衛星のプラットフォームに搭載されたセンサーによって,太陽光の反射波を観測して大気中の物質の量や特性を調べる技術。
GRASPアルゴリズムについて熱く語るOleg Duvovik博士(同)
GRASPアルゴリズムについて熱く語るOleg Duvovik博士(同)
学生らは講演会終了後も熱心に質問をしていました
学生らは講演会終了後も熱心に質問をしていました

京都市立日吉ヶ丘高校で特別講座「魔法と情報学」を実施

手品を披露しながら人間の認知を利用したプログラミングの工夫について講義する前納先生(2024年10月31日,京都市立日吉ヶ丘高校)
手品を披露しながら人間の認知を利用したプログラミングの工夫について講義する前納先生(2024年10月31日,京都市立日吉ヶ丘高校)

京都コンピュータ学院(KCG)・京都情報大学院大学(KCGI)が,ITサービス大手のBIPROGY株式会社と共同で設置している創造的プロジェクト「未来環境ラボ」の活動の一環として,2024年10月31日,京都市立日吉ヶ丘高等学校で,未来環境ラボの前納一希先生による「魔法と情報学」の特別講座が行われました。生徒たちは,手品という切り口から人がストレスを感じない情報の扱い方を考えるという斬新な試みに,ワクワクしながら取り組みました。

特別講座は,日吉ヶ丘高校の情報担当の先生と未来環境ラボが企画。今までにない情報・プログラミングを学ぶ魅力の入り口を模索する高校側が未来環境ラボのメンバーに相談し,KCGコンピュータサイエンス学系でプログラミングを教える前納先生が,特技の手品を活かしたコンテンツを作成して実現しました。

講座では,まず手品を実演してトリックの理屈を説明。そこから人間の認知について学び,伝わりやすく使いやすいプログラムにするためには,人間の特性を把握し情報を伝える工夫が必要だと投げ掛けました。生徒たちは実際にプログラミングに取り組みながら,データ読み込みなどの待ち時間をどのように気をそらしたり誘導したりして待ってもらうかを考えました。

生徒たちは「相手に合わせて与える情報を操作することで見ている人を楽しませたりできるのは,すばらしいと思いました」「情報って面白いなぁと思った。身近にあるネット上のサイトやアプリもこういうシステムで動いてるってすごい。できるようになったらかっこいい」「情報学とは直接関わらない日常生活でも今回学んだことが活かせると思う。とても楽しくて時間が過ぎるのがとてもはやく感じました」などと,楽しみながら情報学の世界に興味を寄せていました。

「未来環境ラボ」は,新鮮な発想を持つKCG・KCGIの学生が,教員やBIPROGY社の第一線の研究員とともに,プロジェクトを推進していく産学共同の場です。「世の中にどんな技術があるかを知ればアイデアが湧く」,「アイデアを形にする力も訓練で向上する」と考え,物事をさまざまな観点からとらえ,現在はまだ存在しないものを自分で新たに生み出す経験を積む機会を学生に提供しています。

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KCGI創立記念式で,国際会議APOLO関連の講演会を開催

京都情報大学院大学(KCGI)は創立21周年記念式の講演会として2024年11月20日,第4回国際会議APOLO(Advancement of POLarimetric Observations)の議長Oleg Duvovik教授(フランス リール大学)とアメリカNASA/AERONET名誉マネージャーBrent Holben博士による一般講演会「衛星リモートセンシングとNASA/AERONETによる大気環境モニタリング」を開催します。人類共通の環境問題である「気候変動問題」の現状と取り組み,これからの対策を衛星リモートセンシング・地上からの観測・膨大なデータ解析,計算機処理などに基づいて幅広い観点から講演します。理解を助けるために,新進気鋭の地球物理研究者である日置壮一郎博士(リール大学研究員)が通訳を兼ねつつ分かりやすく解説します。質疑応答の時間も設けます。質問は日本語・英語のいずれでも可能ですので,この機会に地球環境研究の世界的権威に何でも質問してください。学生以外の一般の方でも聴講できます(先着50名)。参加は無料。

日時:
2024年11月20日(水)17:00~18:30
場所:
KCGI京都駅前サテライト(京都コンピュータ学院 京都駅前校)6階ホール

第4回APOLO(APOLO2024)は,偏光リモートセンシング最前線というテーマで難解な偏光解析に焦点を当てた画期的な国際会議です。2017年に中国で第1回APOLOが開催され,それ以降2年に1回のペースでフランス,アメリカと続き,4回目の会議の場として京都が選ばれました。APOLO2024のLOC(開催組織委員会)委員長はKCGIの向井苑生教授が務め,11月18日~21日の4日間,KCGIを会場に開催されます。

KCGIは2004年4月,日本最初のIT専門職大学院として開学(2003年に開学宣言)しました。産業界のニーズに応え情報処理技術者を育成してきた日本最初のコンピュータ教育機関である「京都コンピュータ学院」の伝統と実績を継承。ロチェスター工科大学をはじめ海外の諸大学とのグローバルな教育ネットワークに基づき,世界最新のIT教育カリキュラムを導入し,さらに,経営・マネジメント教育を加味して, IT分野の高度専門職業人,応用分野のトップリーダーを育成しています。修了すると日本の応用情報分野の最高学位「情報技術修士(専門職)」が取得できます。入学定員は880名(開学時の11倍),2022年夏には京都本校百万遍キャンパスに新校舎(本部棟)が完成しました。

詳細,参加申し込みはこちらから(申込締切 11月18日17:00):
https://www.kcg.edu/curriculum/extension/2024-11-apolo

米子・鳥取にて出張相談会!

説明を直接聞きたいけれど,京都まではちょっと遠い・・・そんな声にお応えして京都コンピュータ学院の担当者が現地に伺います。
開催時間内は入退場自由ですので,都合のよい時間帯にお越しください。事前予約は不要です。会場の近郊にお住まいの方は,この機会にぜひ,お友達や保護者の方と一緒にご参加ください!

都道府県 日時 会場
鳥取県 11月11日(月) 15:45~18:00 米子コンベンションセンター 2階
※JR米子駅より徒歩5分
11月12日(火) 15:45~18:00 とりぎん文化会館 2階
※JR鳥取駅より徒歩20分
鳥取県
11月11日(月)15:45~18:00
米子コンベンションセンター 2階
※JR米子駅より徒歩5分
11月12日(火)15:45~18:00
とりぎん文化会館 2階
※JR鳥取駅より徒歩20分

オープンキャンパスに参加される皆様に,お住まいの地域によって交通費の一部(5,000円)を支給いたします。
さらに!進学相談会で説明を聞いて,オープンキャンパスに参加された方には,QUOカード(1,000円分)をプレゼントします。

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茨木KCGI名誉学長の「瑞宝中綬章」受章をお祝いしました

瑞宝中綬章受章祝賀会で謝辞を述べるKCGI名誉学長の茨木俊秀先生(2024年10月27日,リーガロイヤルホテル京都)
瑞宝中綬章受章祝賀会で謝辞を述べるKCGI名誉学長の茨木俊秀先生(2024年10月27日,リーガロイヤルホテル京都)

京都情報大学院大学(KCGI)第3代学長で現在名誉学長に就く茨木俊秀先生の「瑞宝中綬章」受章(2024年春の叙勲)祝賀会が10月27日,京都市のリーガロイヤルホテル京都で開催され,関係者ら大勢の方々が集い,これまでのご功績に敬意を表すとともに受章をお祝いしました。

加藤直樹・兵庫県立大学教授が発起人代表となり,茨木先生と旧交があった方や教え子,KCGIの教職員らに出席を呼び掛けました。発起人でもある伊藤大雄・電気通信大学教授,宇野裕之・大阪公立大学教授が司会進行を担当,はじめに長谷川亘KCGグループ総長が茨木先生のこれまでのご功績などの紹介を交えながらあいさつしました。食事・歓談の中,五十嵐淳・京都大学大学院情報学研究科長,巳波弘佳・関西学院大学副学長,西尾章治郎・大阪大学総長が祝辞。世界で活躍するシンガーソングライターで,エンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のリードボーカリストにも抜擢されたニッツア・メラスKCGI教授によるジャズライブがあり,茨木先生のリクエスト曲をニッツア教授の歌とギター,コントラバスが演奏し,祝賀会を大いに盛り上げました。最後に茨木先生が数々の思い出のエピソードとともに謝辞を述べました。

これに先立ち,KCGI京都駅前サテライト・京都コンピュータ学院京都駅前校6階コンサートホールで受章記念音楽会があり,国際的ピアニストの多川響子KCGI教授と,世界を舞台に活躍するソプラノ歌手・山本企佐子さんが,ヴェルディ歌劇「椿姫」より “乾杯の歌”など7曲を奏で,茨木先生の受章を祝いました。

叙勲のうち「瑞宝章」は,長年にわたって公務に従事し,功労を積み重ねた人に贈られます。茨木先生は京都大学工学部卒,同大学院修士課程修了(電子工学専攻),工学博士。京都大学名誉教授で,これまでにイリノイ大学研究員,豊橋技術科学大学教授,関西学院大学教授などを歴任。日本オペレーションズ・リサーチ学会,日本スケジューリング学会の名誉会員,ACM(Association for Computing Machinery),電子情報通信学会,情報処理学会,日本応用数理学会のフェローを務められています。2010年4月にKCGI第3代学長に就任し,2023年3月まで務められました。

祝賀会には関係者ら大勢が集い,食事・歓談をしながら茨木先生の受章をお祝いしました
祝賀会には関係者ら大勢が集い,食事・歓談をしながら茨木先生の受章をお祝いしました
長谷川亘KCGグループ総長が茨木先生のこれまでのご功績などの紹介を交えながらあいさつしました
長谷川亘KCGグループ総長が茨木先生のこれまでのご功績などの紹介を交えながらあいさつしました
ジャズライブでは,ニッツア・メラスKCGI教授の歌声とギター,コントラバスの演奏が祝賀会を盛り上げました。演奏されたのは,茨木先生のリクエスト曲が中心でした
ジャズライブでは,ニッツア・メラスKCGI教授の歌声とギター,コントラバスの演奏が祝賀会を盛り上げました。演奏されたのは,茨木先生のリクエスト曲が中心でした
茨木先生を囲んで記念撮影
茨木先生を囲んで記念撮影
祝賀会に先立ち開催された受章記念音楽会では,国際的ピアニストの多川響子KCGI教授と,世界を舞台に活躍するソプラノ歌手・山本企佐子さんが,ヴェルディ歌劇「椿姫」より “乾杯の歌”など7曲を奏でました(KCGI京都駅前サテライト・京都コンピュータ学院京都駅前校6階コンサートホール)
祝賀会に先立ち開催された受章記念音楽会では,国際的ピアニストの多川響子KCGI教授と,世界を舞台に活躍するソプラノ歌手・山本企佐子さんが,ヴェルディ歌劇「椿姫」より “乾杯の歌”など7曲を奏でました(KCGI京都駅前サテライト・京都コンピュータ学院京都駅前校6階コンサートホール)
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友達と一緒にハイキングで秋を満喫しました

2024年10月15日・16日は京都コンピュータ学院(KCG)・京都自動車専門学校(KCGM)恒例の秋期ハイキング。大文字火床を目指していくつかのグループに分かれ,注意事項の説明を受けてから,京都コンピュータ学院鴨川校を元気いっぱい出発しました。予報は雨でしたが,みんなの日ごろの行いが良いためか,一日中天気は持ってくれました。

哲学の道を通って銀閣寺の前へ。とてもにぎやかな通りを抜け,いよいよ山登りです。ここから40分ほどかけて大文字火床に向かいます。大自然の中,秋を満喫しながら友達と楽しい時を過ごしました。大文字山頂に近い火床目前の長い階段は学生たちも少ししんどそうでしたが,みんな登り切り,お昼休憩。お弁当を食べ,友人同士で思い思いの時間を過ごしていました。

KCGグループでは「文化教養/体育」の授業として毎年春と秋にハイキングを実施しています。

秋期ハイキングの様子を写真で紹介します。

たくさんの笑顔が見られました!
たくさんの笑顔が見られました!
留学生たちも元気に秋を満喫
留学生たちも元気に秋を満喫
最後のこの階段を登り切ると火床です
最後のこの階段を登り切ると火床です
火床からの景色は最高!
火床からの景色は最高!
自然の中でリフレッシュ
自然の中でリフレッシュ
仲間との思い出作りが最高の時間
仲間との思い出作りが最高の時間
自然の美しさを満喫
自然の美しさを満喫
険しい道を進みながら,みんなで火床を目指します
険しい道を進みながら,みんなで火床を目指します
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卒業生・蔡さんのアニメ作品が立体化され寺町京極商店街に

京都市の寺町京極商店街に展示されている,KCG卒業生・蔡さんが学生時代に制作したアニメーション作品「魚人」をもとにしたオブジェ(2024年10月)
京都市の寺町京極商店街に展示されている,KCG卒業生・蔡さんが学生時代に制作したアニメーション作品「魚人」をもとにしたオブジェ(2024年10月)

京都コンピュータ学院(KCG)アート・デザイン学系の卒業生が,学生時代に制作したアニメーション作品「魚人」をもとにしたオブジェが,2024年10月から京都市中京区の寺町京極商店街に展示され話題を呼んでいます。同商店街アーケードの天井に掲げられた,長さ約3メートルある巨大オブジェに,行き交う人は足を止め見入っています。展示は12月1日まで。

「魚人」を手掛けたのは,KCGアート・デザイン基礎科 アート・デザイン基礎コースを2024年3月に卒業した蔡さん。中国の大学を卒業後,京都市立芸術大学大学院を経てKCGで学びました。現在は京都市に本社を置く,IT・広告関連企業に勤務しています。

寺町京極商店街は寺町通りの三条と四条を結ぶ約550メートルで,「商店街美術館」と銘打ち,これまでにさまざまなアート関連の展示を企画してきました。今回はそのうちの「学生コラボ展」第2弾で,「魚人」を含めた3作品が展示されています。

KCGでの学びが実を結んだといえ,後輩たちの励みにもなるでしょう。

京都市の寺町京極商店街に展示されている,KCG卒業生・蔡さんが学生時代に制作したアニメーション作品「魚人」をもとにしたオブジェ(2024年10月)
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KCGIとIT連盟がウズベキスタン デジタル省とMOU締結

MOUを締結した寺下KCGI副学長とデジタル技術省ルスタム・カリムジョノフ副大臣(2024年8月11日)
MOUを締結した寺下KCGI副学長とデジタル技術省ルスタム・カリムジョノフ副大臣(2024年8月11日)

京都情報大学院大学(KCGI)と,長谷川亘KCGグループ総長が筆頭理事・筆頭副会長を務める国内最大規模の「一般社団法人 日本IT団体連盟(IT連盟)」=IT関連の主要団体60以上(加盟約5000社,総従業員数約400万人)が加盟=は2024年8月11日,ウズベキスタン共和国デジタル省と,デジタル教育分野強化や有望なIT関連プロジェクトの推進によるIT人材育成などに関する国際交流協定(MOU=Memorandum of Understanding)を締結しました。日本語とITスキルを身につけたウズベキスタン人材の育成に向け手を取り合っていきます。

この日同国でKCGI,IT連盟を含めた日本の2大学,2団体,3社が「ウズベキスタンとのデジタル協働に向けた連絡会」に臨み,KCGIからは寺下陽一副学長,IT連盟からは理事・国際委員会委員長の立石聡明KCGI教授が臨席,同国デジタル技術省シェルマトフ大臣と意見交換しました。同国は近年IT産業の育成に力を入れ,経済のデジタル化とIT市場の拡大が急速に進んでいます。シェルマトフ大臣は同国のデジタル教育分野で,才能ある若者を支援しIT分野での就業訓練に向けたプロジェクトが進められていると紹介し,今後は日本側と協力してこれらのプロジェクトのさらなる推進,日本側IT団体・企業の関与によるリモート・ITサービスアウトソーシングゾーンの設立による若者の雇用機会の創出などを求めました。

KCGIとIT連盟はMOU締結を受け,同国との人材交流を活発化させ,優秀なIT人材育成に向けたさまざまな取り組みを進めていきます。

デジタル技術省シェルマトフ大臣と意見交換しました
デジタル技術省シェルマトフ大臣と意見交換しました
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KCG・KCGIの2024年度秋学期入学式を挙行

2024年度秋学期入学式で式辞を述べる長谷川亘KCG・KCGI・KCGM総長(2024年9月30日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール)
2024年度秋学期入学式で式辞を述べる長谷川亘KCG・KCGI・KCGM総長(2024年9月30日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール)

京都コンピュータ学院(KCG),京都日本語研修センター(KJLTC)と京都情報大学院大学(KCGI)の2024年度秋学期入学式が9月30日(月),KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホールで挙行されました。生成AIの進化などITをめぐる環境が劇変する中,ITの専門知識と高度技術を修得し,業界をリードする情報処理技術者となる決意を固めた若者たちが,歴史と実績を誇るKCGファミリーに加わり,希望あふれる学業生活をスタートさせました。みなさん,ご入学おめでとうございます。

開式に先立ち,日本最初のコンピュータ教育機関として創立されて以来60年を超えたKCG,日本最初のIT専門職大学院として創立後20年がたったKCGI,およびKCGグループの沿革を紹介する映像が上映されました。

続いて,去る9月21日に逝去された富田眞治KCGI学長を追悼しました。学長の業績やご遺徳が在りし日の写真とともに紹介され,参列者全員が黙とうをささげて,ご冥福を祈りました。

式典で ,KCG・KCGI・京都自動車専門学校(KCGM)の長谷川亘総長が式辞を述べました。長谷川総長は,「本学は,インターネットの黎明期よりその最先端に関与し,『.edu』のドメインを取得するなど進取の気概を持って歩んできた教育機関です。そのような本学において,みなさんにはITを存分に学び,時代の最先端を行く学生になっていただきたいと願っています」と要望。また,KCGの教育理念や,旧来の学校の既成概念にとらわれず,パイオニア精神とチャレンジ精神で常に新しい試みに取り組んできた歴史と実績を説明しました。そのうえで「5万人以上の修了生・卒業生による人的ネットワーク,いわば『KCGファミリー』は世界に広がっています。みなさんは今日から本学の一員です。本学で学ぶことを選択し決意されたことに誇りを持って,将来を見据えながら学生生活を有意義に過ごしていただきたいと思います。在学中に,生涯の宝となるような友達をできる限り多く作ってください。友達同士で励まし合いながら,十分に研さんを積んでください。そして,優秀な先輩たちに続き,自信に満ちた修了生・卒業生となって輝かしい未来を切り拓いていかれることを願っています」とお祝いの言葉を述べました。

故富田学長がこの日のために用意していた式辞を寺下陽一KCGI副学長が読みました。式辞で富田学長はまず発展著しいAIに触れ,「生成AIの利用について,私は特に危惧していることがあります。それは利用方法を誤った場合,他の動物にはない人間特有の高度な思考力,表現力,記憶力までも将来的には衰退してしまうのではないかということです。生成AIの利用により人間の思考力などが衰退することがあってはなりません」と指摘。「みなさんもこれから学習を進めていく中で,とにかく自分の頭で考えることが重要です」と求めました。また「みなさんは人工知能の新しい時代を生き抜くために,これからたくさんのことを学習しなくてはなりません。疲れが出ることもあるでしょう。京都には,風光明媚な自然環境,多様な文化芸術の集積,伝統の中にも革新性を重視する風土,学生を大切にする心があります。勉学に疲れた折に,みなさんの心を必ず癒してくれます」と,自身長年親しんだ街に触れながら新入生を温かく励ましました。そして「みなさん方が本学で有意義な学生生活を送り,本学での学業を終えるとき,自信を持って巣立つことができるよう,心から願っています」と期待を込めました。

これを受け,新入生を代表しKCGI応用情報技術研究科の譚さんが「ITが急速に進化した今の社会では,誰もが安心し,豊かさと利便性を享受できる環境を築くことが大切です。その実現に向けた取り組みこそ,私たちが志す情報技術者の使命だと考えます。この理想の未来を実現するため,私たちは本学において専門知識や技術を学び,『豊かな創造性』を養い,成長を目指します。初心を忘れることなく,努力を重ねていきたいと思います」と力強く宣誓しました。

新入生のみなさん,健康に留意し勉学に励み,学生生活を楽しんでください。教職員一同,心よりみなさんを歓迎し,応援いたします。

開式前,故富田眞治KCGI学長に参列者全員が黙とうをささげ,ご冥福を祈りました(同)
開式前,故富田眞治KCGI学長に参列者全員が黙とうをささげ,ご冥福を祈りました(同)
故富田眞治KCGI学長が入学式のために用意していた式辞を読む寺下陽一副学長(同)
故富田眞治KCGI学長が入学式のために用意していた式辞を読む寺下陽一副学長(同)
新入生を代表して,KCGI応用情報技術研究科の譚さんが力強く宣誓しました(同)
新入生を代表して,KCGI応用情報技術研究科の譚さんが力強く宣誓しました(同)
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