KCG学生がマイクロマウス競技大会で上位成績を獲得しました

ロボトレース競技で特別賞を受賞した中江さんとミャクミャクに扮したマイクロマウス委員会関西支部長(2025年7月28日)
ロボトレース競技で特別賞を受賞した中江さんとミャクミャクに扮したマイクロマウス委員会関西支部長(2025年7月28日)

京都コンピュータ学院(KCG)洛北校 テクニカルカレッジのサークル「CINCS(制御通信部)」の学生と同サークルのOBらが,2025年7月28日に大阪府内で開催された,自律型ロボットの性能を競う2025年度マイクロマウス関西地区大会(マイクロマウス委員会関西支部主催)に出場し,ロボトレース競技で卒業生の林さんが2位に入り,情報工学科の中江さんが特別賞を受賞しました。こうした上位成績獲得は,KCG学生の学業・技術レベルの高さを裏付けるものです。おめでとうございます。みなさんのさらなる活躍を期待しています。

卒業生の林さんが2位に入りました
卒業生の林さんが2位に入りました

マイクロマウス競技は,マイクロコンピュータ制御により自律的に(自分の力だけで)移動するロボットが迷路を走り抜ける速さを競います。ロボトレース競技では,幅1.9センチの白いラインで示された周回コースをライントレーサーロボットに走行させ,自律操縦の巧みさと速さを競います。周回走行の後は,ゴールエリア内で自動停止させます。

今回のロボトレース競技には大学生,専門学校生,社会人など42名がエントリー。約半数がリタイアするなかで,林さんと中江さんはすばらしい結果を残しました。

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「KCGサマーフェスタ2025」開催,児童・生徒のみなさんにご参加いただきました

KCGサマーフェスタ2025の「コンピュータの歴史」で児童らは貴重な大型コンピュータの複雑な配線に見入りました(2025年7月26日KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト)
KCGサマーフェスタ2025の「コンピュータの歴史」で児童らは貴重な大型コンピュータの複雑な配線に見入りました(2025年7月26日KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト)

京都コンピュータ学院(KCG),京都情報大学院大学(KCGI),京都自動車専門学校(KCGM)などKCGグループの恒例イベント「KCGサマーフェスタ2025」が2025年7月26日(土),KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライトで開かれました。参加した児童・生徒や保護者のみなさんは,最新のIT(情報技術)とその歴史に触れ,充実した夏休みの一日を過ごしました。

「KCGサマーフェスタ」は,京都コンピュータ学院の創立者で初代学院長の長谷川繁雄先生の命日である7月2日の「閑堂忌(かんどうき)」に合わせ,より開かれた教育機関としての使命を果たそうと2010年から毎年開催しているイベントで,多くの方々に親しまれています。

「はじめてのプログラミング講座」は,小学児童を対象にした毎年人気の講座です。マウスでの操作をメインにしたプログラミングで,児童たちが,キャラクターを動かして敵をよけたりアイテムをとってスコアを伸ばしていくゲーム作りに挑戦しました。道具箱から必要な道具を取り出して机の上に並べていく感覚で,どれを選んだらどう動くのか,何が起きるのかを一つひとつ確かめながら,少しずつ動きやリアクション,音を足してゲームが面白くなるように工夫。KCGの先生や学生スタッフに手伝ってもらいながら,うまくいったり失敗したりするたびに歓声をあげ夢中になって取り組み,親子で楽しくゲームを完成させて笑顔を見せていました。

児童らは自分だけのゲーム作りに熱中しました
児童らは自分だけのゲーム作りに熱中しました

「天文ワークショップ 〜宇宙の広大さを知りましょう!〜」は,貴重な天文映像で果てしなく広がる宇宙を体感できる講座です。京都大学大学院理学研究科附属天文台/天文普及プロジェクト室の協力の下,最先端の知見に基づき構成されたワークショップで,講師は青木成一郎・KCGI教授が務めました。参加者たちは,現在の地球の様子を見るところから始めて,宇宙がどうなっているのかを観察。今後見られる天体現象にも触れて,皆既月食がどのように見えるかをシミュレーションで確かめました。地球からは見られない月の“裏側”をのぞいたり,火星に近づいてどんな姿をしているのか観察したり,木星や太陽に近づいてみたり,さらには太陽系の外まで行ってシリウスやベガ,アルタイルなどよく知られた星がどこにあるのか,どのくらい離れているのかを見ていき,無数の星を眺めながら,最後に再び地球まで戻って広大な宇宙旅行を終えました。児童たちは講師からの問いかけに元気に答えたりと積極的に参加していました。

貴重な映像を見ながら宇宙旅行の気分を味わいました
(画像提供:京都大学大学院理学研究科附属天文台/JAXA)
貴重な映像を見ながら宇宙旅行の気分を味わいました
(画像提供:京都大学大学院理学研究科附属天文台/JAXA)

歴史的に貴重なコンピュータを数多く保管し,一般社団法人 情報処理学会より2009年,「分散コンピュータ博物館」の全国第一号指定を受けているKCGコンピュータミュージアムを見学し,コンピュータ発展の歴史を学ぶ「コンピュータの歴史」では,KCG資料館館長の千葉博人・KCGI教授の話を聞いた後,参加者が実際に校舎内を歩き,写真や解説を見ながら情報処理技術遺産に指定された機器をはじめとするコンピュータを探して,ワークシートにシールを貼って完成させました。普段は見られない歴史的な大型コンピュータの中身も見せてもらうと,参加者は夢中になってのぞき込んでいました。貴重な昔のパソコン(PC8001,FM-8,ベーシックマスターなど)を使い,現在のコンピュータとの違いを感じながら,プログラミングにも楽しく挑戦しました。

貴重な昔のパソコンでプログラミングに挑戦しました
貴重な昔のパソコンでプログラミングに挑戦しました

未来環境ラボが,京都市立日吉ヶ丘高校で特別講座「魔法と情報学」

マジックを通して「アルゴリズム」という情報学の重要な考え方を楽しく学びました(2025年7月23日,京都市立日吉ヶ丘高校)
マジックを通して「アルゴリズム」という情報学の重要な考え方を楽しく学びました(2025年7月23日,京都市立日吉ヶ丘高校)

京都コンピュータ学院(KCG)・京都情報大学院大学(KCGI)が,ITサービス大手のBIPROGY株式会社と共同で設置している創造的プロジェクト「未来環境ラボ」の活動の一環として,2025年7月23日,京都市立日吉ヶ丘高等学校で,KCGの前納一希先生による「魔法と情報学」の特別講座が開かれました。生徒たちは,手品という切り口からアルゴリズムを学ぶという斬新な試みに,ワクワクしながら取り組みました。

特別講座は,日吉ヶ丘高校の情報担当の先生と未来環境ラボが企画。情報・プログラミングを学ぶ魅力を今までにない手段で伝えようと,昨年度から実施しています。

講座では,まず前納先生が特技の手品を実演してトリックの理屈を説明。どういう手順を踏めば手品ができるか,そのアルゴリズムを考えました。そこから人間の認知とスキーマ(外界を認識するときに使われる知識の枠組み)という概念に触れ,スキーマをベースに実社会と分けて考えがちな情報というものもまた,実社会と強いつながりがある身近なものであるということを学びました。最後に生徒たちは簡単なプログラミングに挑戦し,プログラムを書き換えるたびに画面上でさまざまに変化していくアニメーションを自分の手で動かす楽しさに会場は大いに盛り上がりました。

生徒たちは「イベントに参加して情報のイメージが変わった。難しいと思っていたけど楽しかったし,みんなできるというイメージになった!」「マジックと情報に意外な関係性があって驚いたし,とても面白かった」「情報のイメージががらっと変わりました」「プログラミングをしてみて,自分好みにカスタマイズできるのがめっちゃ面白いと思いました」などと楽しみながら,面白くて身近な情報学の世界に興味を寄せていました。

「未来環境ラボ」は,新鮮な発想を持つKCG・KCGIの学生が,教員やBIPROGY社の第一線の研究員とともに,プロジェクトを推進していく産学共同の場です。未来が垣間見える“知って・遊んで・考えて『創る』ラボ”として,「世の中にどんな技術があるかを知ればアイデアが湧く」,「アイデアを形にする力も訓練で向上する」と考え,物事をさまざまな観点からとらえ,現在はまだ存在しないものを自分で新たに生み出す経験を積む機会を学生に提供しています。

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KCGI・KCGがJAPAN EXPOに出展!大勢の参加者が楽しみました

JAPAN EXPO 2025のkcg.edu×ESTIAMのブースは連日多くの人でにぎわいました(7月3~6日,パリ)
JAPAN EXPO 2025のkcg.edu×ESTIAMのブースは連日多くの人でにぎわいました(7月3~6日,パリ)

学校法人情報大学 京都情報大学院大学(KCGI),京都コンピュータ学院(KCG)は,2025年7月3~6日にフランス・パリのノールヴィルパント展示会場で開催されたJAPAN EXPOに出展しました。友好関係にあるフランスの大学ESTIAM(École supérieure des technologies de l’information appliquées aux métiers)と共同でブースを設置。学校紹介のほか,来場者参加型のイベントを開催し,連日多くの人たちでにぎわいました。

JAPAN EXPOは毎年7月にフランスで行われる日本に関する総合博覧会で,毎年約25万人もの人が訪れる世界最大級の日本関連のイベントとしても知られています。

kcg.edu×ESTIAMブースの参加型イベントのうち,手裏剣ダーツは行列ができるほどの人気ぶり。マンガコンテストでは各回6~12人の参加者が指定されたテーマに沿ってスケッチブックにマーカーで絵を描き,創造性を発揮して上位入賞を目指しました。また,マンガクイズではクイズアプリを使って参加者がリアルタイムに回答,ポイントを競いました。来場者の中には京都で学ぶことに意欲を示し,ESTIAMに進学して,KCGIに留学したいという中学生の姿もありました。

参加型イベントのマンガコンテストでは大人も子供も夢中でペンを走らせました(同)
参加型イベントのマンガコンテストでは大人も子供も夢中でペンを走らせました(同)

会場にはコスプレ姿で訪れるお客様も多く,フィギュアやマンガ雑誌の販売,最新のゲーム体験に加え,日本酒や盆栽の販売,指圧や茶道,書道の体験など日本の「今」と「伝統」を体感しました。

鴨川校で「和Day」。留学生といっしょに夏を楽しみました!

冷たいかき氷で夏を楽しみました(2025年7月17日,京都コンピュータ学院鴨川校)
冷たいかき氷で夏を楽しみました(2025年7月17日,京都コンピュータ学院鴨川校)

京都コンピュータ学院(KCG)鴨川校(デザインカレッジ)で2025年7月17日,「和Day」が祇園祭に合わせて開催され,学生たちは留学生たちと“日本の夏”を楽しみました。

KCG鴨川校には,KCGやグループ校の京都情報大学院大学(KCGI)へ進学するために日本語を学ぶ留学生のための京都日本語研修センター(KJLTC)が併設されています。この日は,日本人の学生さんと交流したい!という留学生たちの声に応え,KJLTCの先生たちが「和Day」イベントを企画。祇園祭が行われている京都の夏の雰囲気を味わってもらおうと,浴衣姿の先生たちがかき氷をふるまいました。

平年以上の暑さの続く中,定番のイチゴ,メロンにブルーハワイ,抹茶と色とりどりのかき氷の冷たさに学生たちの笑顔があふれ,「来年も期待しています!」とさっそく1年後のリクエストも上がっていました。同じ校舎で学んでいても,日頃はなかなか交流のきっかけがない留学生と,おしゃべりの輪が広がりました。

KCGI主催・KCG共催の「日本・ポーランド学術会議」が開催されました

公開講演の開会あいさつをする英保茂KCGI副学長・教授(2025年7月7日,KCG京都駅前校6階大ホール)
公開講演の開会あいさつをする英保茂KCGI副学長・教授(2025年7月7日,KCG京都駅前校6階大ホール)

学校法人情報大学 京都情報大学院大学(KCGI)が主催,京都コンピュータ学院(KCG)が共催する学術会議「グローバルな安全保障課題と持続可能な開発のための教育 日・ポーランド学術ミーティングin京都」が2025年7月7日(月),KCG京都駅前校で開催されました。国際関係・平和学・SDGs・異文化コミュニケーションなどに関するワークショップ,公開セミナー,公開講演に,両国から多くの研究者,大学関係者,学生らが参加し,世界を取り巻く喫緊の課題について活発に議論しました。

ポーランドは,開催中の大阪・関西万博に参加。その一環としてワルシャワ大学の研究者ら約25名が来日し,日本の大学関係者・研究者との間でSDGsなどに関する公開講演,セミナー,研究交流会議,学生交流会議を京都,東京,大阪で開催する計画を立てています。この日の会議は,KCGIとワルシャワ大学が主催,KCGと大東文化大学,名城大学が共催しています。会議には主催・共催に加え,大阪大学,中京大学も参加しました。運営はKCGグループ教職員が全面協力しました。

会議は午後1時半のワークショップ「人間の安全保障と平和構築」の「A:災害対策」「B:紛争安定化と戦略的ゲーム」から始まりました。そのあと公開セミナー「Ⅰ:持続可能な開発のための制度的枠組み」「Ⅱ:グローバルな安全保障の課題」「Ⅲ:教育・科学政策・研究評価-異なる社会文化システムの視点から-」を順次開催。「Ⅰ」には,KCGIから今井正治教授がモデレーターとして参加しました。

公開セミナーで発言する今井正治KCGI教授(同,KCG京都駅前校E507教室)
公開セミナーで発言する今井正治KCGI教授(同,KCG京都駅前校E507教室)

午後7時からは,KCG京都駅前校6階大ホールで「持続可能な開発のための教育」を統一テーマに,ワルシャワ大学関係者4名による公開講演がありました。冒頭,英保茂KCGI副学長・教授とワルシャワ大学のジグムント・ララク教授が開会あいさつをしました。英保副学長は今回のテーマについて「安全保障のテーマは日本の大学教育ではほとんど取り上げてこなかったが,最近の国際情勢を見ると,安全保障問題とその教育は避けては通れない課題になっている。ポーランドからの生の声が聴けるのは,非常に有意義で稀有な機会」と述べ,1969年にポーランド・ワルシャワでの国際会議で論文発表をしたことが本格的な研究人生のスタート地点だったと振り返りました。講演はマルチン・ゼィフ教授(ワルシャワ大学大学生物学部, ワルシャワ大学植物園園長)が「パブリック・アウトリーチと生物多様性の危機:ポーランドの植物園からの教訓」と題し,ユスティナ・ゴドレフスカ=シルコヴァ准教授(ワルシャワ大学政治学・国際研究学部, ワルシャワ大学医学部副学部長)が「AI時代の学術教育:重要なスキルの獲得」の題で,セバスチャン・シマンスキ准教授(ワルシャワ大学システミックリスク研究センター長)が「人間の主体性とAIの発展:脅威か課題か」と題し,最後にシモン・マリノフスキ教授(ワルシャワ大学物理学部;ポーランド科学アカデミー気候危機諮問委員会委員長)が「『空はそんなに遠くない,地球はあなたが思っているより小さい』:気候危機を教える~教師と科学普及者の視点」の演題でそれぞれ話しました。公開講演の最後には,KCGIの今井教授が,日本とポーランドのつながりに触れ,「日本とポーランドは距離は遠いが,心はとても近い」と閉会のあいさつをし,締めくくりました。

公開講演ではさまざまな視点からの「持続可能な開発のための教育」が語られました(同,KCG京都駅前校6階大ホール)
公開講演ではさまざまな視点からの「持続可能な開発のための教育」が語られました(同,KCG京都駅前校6階大ホール)
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長谷川繁雄KCG初代学院長先生を偲ぶ「閑堂忌」,記念講演会など開催

閑堂忌記念講演に臨む荒井修亮KCGI教授(2025年7月4日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール)
閑堂忌記念講演に臨む荒井修亮KCGI教授(2025年7月4日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール)

京都コンピュータ学院(KCG)創立者で初代学院長の長谷川繁雄先生の命日である「閑堂忌」(7月2日)に際し,KCGグループは2025年7月4日,講演会,墓参などの記念行事を実施しました。荒井修亮・学校法人情報大学 京都情報大学院大学(KCGI)教授が「見えないものを観るバイオロギング ―水圏生物を追いかける―」と題して,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホールで記念講演。学生・教職員は,荒井教授の先進的な研究の話を聴き,同じく情報処理技術教育のパイオニアとして尽力された長谷川先生のご遺徳を偲びました。この日は,菩提寺の百万遍知恩寺に皆で墓参。KCG京都駅前校では学生有志によるフリーマーケットも開かれました。

長谷川繁雄先生は1986年7月2日,享年56歳で逝去され,2025年は没後39年となります。「閑堂」は先生の雅号で,「世俗から離れ,瞑想にふける閑静な空間」を意味しています。

記念講演した荒井教授は,京都大学農学部水産学科出身で農学博士,専門は海洋生物環境学です。農林水産省に入り,水産庁や科学技術庁などで13年間勤務したあと京大に戻り研究者となりました。国の第39次南極地域観測隊員を務めてから,京大に新設された情報学研究科に転任,情報学と海洋生物学を融合させたバイオロギング,バイオテレメトリーなど先進的な調査手法をさまざまな水圏生物に応用する研究に取り組みました。京大教授,国立研究開発法人水産研究・教育機構理事(水産大学校代表),日本バイオロギング研究会会長などを歴任,京大名誉教授です。

荒井教授は講演で,バイオロギングについて「動物の行動や生態を理解するために装着するデバイスに関する技術」「マイクロデータロガー(記録装置)や発信器を対象生物に装着して,さまざまなデータを取得する」「水産資源学の伝統的観察をスマート化した手法」と説明。この技術の進化,自身の研究内容や成果とともに,バイオロギング(Biologging)は和製英語ながら現在は専門用語としてネイティブスピーカーにも定着していると紹介しました。具体的な研究として,京都で「グジ」と呼ぶ高級魚のアカアマダイに超音波発信器を装着して調べた結果,漁業関係者の間で夜行性と言われていた生態について,実は日中に巣穴から出て活動していることが判明した,など親しみやすい事例で詳しく解説しました。

墓参は,学生・教職員とも授業を優先しながら時間を調整して京都市左京区の知恩寺を訪れました。それぞれ墓前で手を合わせ,先生のご冥福とKCGグループのいっそうの発展をお祈りしました。

フリーマーケットはKCG京都駅前校1階エントランスで開催。留学生ら学生有志が,それぞれの出身地の特産品やお菓子などを持ち寄り,“店頭”に並べました。学生,教職員が集まって輪投げゲームも楽しみ,にぎやかで国際色豊かなマーケットになりました。

留学生ら学生有志がフリーマーケットで,持ち寄った出身地のお菓子などを販売しました(同,KCG京都駅前校1階エントランス)
留学生ら学生有志がフリーマーケットで,持ち寄った出身地のお菓子などを販売しました(同,KCG京都駅前校1階エントランス)
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KCGIが8月にワークショップ開催,「火星定住者の物語の動画」をつくりましょう!

学校法人情報大学 京都情報大学院大学(KCGI)は2025年8月8日(金),中・高校生が対象のワークショップ「生成AIとデジタルマンダラを活用して火星定住者の物語の動画をつくりましょう!」を,KCGI京都本校百万遍キャンパス本部棟(京都市左京区田中門前町7)で開催します。青木成一郎KCGI教授が中心となって開発中の協創(異なる立場・業種の人が協力して新しいものをつくること)プラットフォーム・デジタルマンダラと,生成AIの機能を使って未来の人類火星定住を想定した動画を作成します。募集人数は28名(無料)で,応募締め切りは7月28日。大学の先端研究に触れながら,AI利用の実際も体験できる絶好の機会です。ぜひご参加ください。

今回のワークショップは,独立行政法人日本学術振興会の「科研費」(KAKENHI)により大学や研究機関で行われている最先端の研究成果に,小学5・6年生,中学生,高校生が直接触れることのできる「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」プログラムとして実施されます。

青木教授は大阪大学理学部卒,東京大学大学院理学系研究科博士課程修了(天文学専攻),理学博士。専門は天文学,教育普及,高等教育,教育工学です。京都大学大学院理学研究科附属天文台天文普及プロジェクト室室長で,安倍晴明ら陰陽師が残した天変の記録紹介のため,NHK,BS11,テレビ朝日などに出演しています。

ワークショップで参加者は「インターネットなどから取得した,自分が想像する火星での生活のイメージに近い画像」「火星の開発に関して情報が記載されたウェブサイト(大学や研究所等)のURLを保存したテキストファイル」を持参。グループごとに画像や情報をデジタルマンダラに読み込み,生成AIの最新機能を活用して動画を制作します。

当日のスケジュールは以下の通りです。

  • 09:30 受け付け開始(現地)
  • 10:10~10:40 講義「火星の環境について紹介」
  • 10:40~12:00 ワークショップ
  • 12:00~13:00 昼食
  • 13:00~13:30 KCGI校舎見学
  • 13:30~15:40 ワークショップ
  • 15:40~16:30 発表会
  • 17:00 終了・解散

応募方法など詳しくは申し込みWebサイトをご覧ください。
https://reserva.be/hirameki/reserve?mode=service_staff&search_evt_no=3deJwzMbc0MzcEAAR2AUM

「テノール&ピアノリサイタル」を開催

豊かな歌声とピアノの美しい音色が聴衆を魅了した「テノール&ピアノリサイタル」(2025年6月28日,KCGI京都駅前サテライト・KCG京都駅前校大ホール)
豊かな歌声とピアノの美しい音色が聴衆を魅了した「テノール&ピアノリサイタル」(2025年6月28日,KCGI京都駅前サテライト・KCG京都駅前校大ホール)

学校法人情報大学 京都情報大学院大学(KCGI),京都コンピュータ学院(KCG)などKCGグループは2025年6月28日,KCGI京都駅前サテライト・KCG京都駅前校大ホールで全国でオペラや宗教曲のソリストとして活躍するテノールの藤田卓也さんと国際的ピアニストの多川響子KCGI教授が共演する「テノール&ピアノリサイタル」を開催しました。第1部・第2部の2回公演で,会場にはKCGグループ学生のほか,本学の教育活動にご理解・ご協力いただいている皆様などの招待者も見え,豊かな歌声とピアノのリサイタルを堪能しました。

藤田さんは,島根大学卒業,同大学院修了後,渡欧。ドヴォルザーク国際声楽コンクール2位受賞。2004年にスロヴァキアのコンツェ国立歌劇場でヴェルディ『椿姫』のアルフレード役でデビュー,欧州各地の歌劇場や音楽祭で活躍し,国際的な舞台経験を持っています。2015年に藤原歌劇団入団,2023年には日本オペラ協会にも入団し,『仮面舞踏会』『カルメン』『夕鶴』など多くのオペラに出演するほか,宗教曲でも豊富なレパートリーを持っています。

多川教授は,京都市立芸術大学音楽学部卒業で同大学院音楽研究科修了(修士:音楽),ドイツのドレスデン・カール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学卒業。バロックから近現代まで幅広いレパートリーを持ち,国内外でソロリサイタルを数多く開催するほか,オーケストラとの共演,室内楽など多方面で活躍中です。「ベートーヴェンピアノソナタ全曲演奏会」(2009年~2011年)を成功させたことでも知られます。KCGIでは「音楽概論」を講義。2024年にはKCGグループ創立60周年を記念したベートーヴェン ピアノソナタのアルバムも制作しています。

第1部,第2部を通じ演奏されたのは次の曲目です。

  • 新井満訳詞・作曲「千の風になって」
  • 北原白秋作詞・福井文彦作曲「かんぴょう」
  • ロッシーニ「踊り」
  • シューベルト「アトラス」
  • カプア「オ・ソーレ・ミーオ」
  • ショパン「ノクターンNo.8 Op.27-2」
  • ショパン「ポロネーズNo.7 Op.61『幻想』」
  • レハール「喜歌劇『微笑みの国』より 君は我が心の全て」
  • プッチーニ「歌劇『トスカ』より 星は光りぬ」
  • プッチーニ「歌劇『トゥーランドット』より 誰も寝てはならぬ」

KCGグループでは,専門知識と技術を修得するだけでなく,学生の知性・感性涵養のため一般教養科目をカリキュラムに取り入れ,クラシックなどのコンサート,各種文化講演会,伝統芸能鑑賞会等を実施しています。こうしたイベントは一般の方々にも鑑賞していただいています。

「KCGサマーフェスタ2025」を開催します。奮ってご参加ください!

京都コンピュータ学院,京都情報大学院大学,京都自動車専門学校などKCGグループは,恒例の「KCGサマーフェスタ2025」を7月26日(土)に開催します。小学生が対象の「はじめてのプログラミング講座」,小学生(要保護者同伴)・中・高校生および保護者が対象の「天文ワークショップ〜宇宙の広さを知りましょう!」,小・中・高校生および保護者が対象の「コンピュータの歴史~古いパソコンでゲームを動かす」です。ご家族やお友達とお誘い合わせのうえ,奮ってご参加ください。いずれも京都駅から徒歩7分の京都コンピュータ学院京都駅前校で開催,参加費は不要です。お申し込みの受け付けは7月7日(月)に開始します。

詳細とお問い合わせは「KCGサマーフェスタ2025」のページをご覧ください。
https://www.kcg.ac.jp/event/summer-festa/2025/

「KCGサマーフェスタ」は,京都コンピュータ学院(KCG)の創立者で初代学院長の長谷川繁雄先生の命日である7月2日の「閑堂忌(かんどうき)」に合わせて2010年から毎年開催しているイベントで,学内外の多くの方に親しまれています。