KCGと高専連携の京都すばる高校生が,夏期集中講義でプログラミングを学びました

京都コンピュータ学院(KCG)とIT人材育成の一貫教育で連携している京都府立京都すばる高等学校情報科学科の生徒が2023年8月7,8の両日,KCGで夏期集中講義を受講しました。両校は文部科学省の「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」に2021年度以降採択されています。高等学校と専修学校が効率化された一貫カリキュラムを開発,実施することにより技術系分野の教育を加速させ,5年間でIT中核人材の育成を目指しています。一貫カリキュラムは京都すばる高等学校の2022年4月入学生から適用。夏期集中講義は今回2度目で,両校の取り組みが着実に進んでいます。

受講したのはIT,プログラミングを学んでいる1,2年生。京都すばる高等学校ではシステム開発の基本としてC言語とJava言語を学んでいますが,集中講義ではWeb開発の基本であるHTML,CSS,JavaScriptに挑戦しました。1日目はC言語との比較を通してそれぞれの言語に対する理解を深め,どのように画面を作りプログラムで制御するかを学び,2日目にはSNSの投稿と機能を模したプログラムを完成させました。集中講義翌日にはKCG教員が引率して,神戸市のポートアイランドにある理化学研究所計算科学研究センターを訪れ,スーパーコンピュータ「富岳」を見学しました。

参加されたみなさんから次のような感想をいただきました。

  • HTMLやJavaScriptをやってみたいと思っていたので,授業はとても興味深いものばかりでした。
  • 感覚的に理解できるような授業だったので面白かったです。慣れてない分難しいと感じたけど,仕組み自体はある程度理解できるものだったから楽しかった。
  • 前から独学でウェブサイトを勉強してはいたのですが,分からないことが多くて保留にしていました。しかし,今回の講義でウェブサイトのことを学習できたので,時間があるときにサーバーとドメインを借りて実際に何かを作ってみたいと思います。今回はたくさんの事を教えていただきありがとうございました。
  • Webを作るのは,とっても楽しかったです。初めてのことで全然分からなかったけど,自分の思い通りにできると「すげえええ!」って,なりました。またやってみたいです。

両校が進める「専門学校・高等学校連携による中核的IT専門職人材の加速型育成プログラムの開発・実証」「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」の詳細
https://www.it-edu.kyoto/