KCGデジタルゲーム学系の学生がユニティのゲームジャムに出場しました

KCG京都駅前校で開かれたユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社と共催による「京都2校合同ゲームジャム」。学生ゲームクリエイターたちにとって,交流してアイデアを出し合いながら,新しいゲームを開発するという貴重な体験の場になりました(2023年8月29,30日)
KCG京都駅前校で開かれたユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社と共催による「京都2校合同ゲームジャム」。学生ゲームクリエイターたちにとって,交流してアイデアを出し合いながら,新しいゲームを開発するという貴重な体験の場になりました(2023年8月29,30日)

京都コンピュータ学院(KCG)は2023年8月29-30日,京都駅前校で,高品質ゲームエンジン「Unity」を扱うユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社と共催による産学連携の「京都2校合同ゲームジャム」を開き,本学院デジタルゲーム学系(D学系)の学生37名が立命館大学の学生とともに出場しました。学生ゲームクリエイターたちにとって,交流してアイデアを出し合いながら,新しいゲームを開発するという貴重な体験の場になりました。

テーマはゲームの中で重要な役割を占める「サウンド」。初日は両校の学生混合による5人1組のチームを決め,テーマについての講義などを通じて基礎的な内容を身につけた後,各チームは企画を練りながら,「Unity」を使用した実装に取り掛かりました。2日目も実装を続けてゲーム作品を仕上げ,各チームがプレゼンテーションで作品とメンバーの役割や感想を紹介した後,ゲームを実際に動かしながら,コンセプトや工夫した点,苦労した点などを披露しました。最後にユニティ社と,ゲストとして訪れていたコナミグループ株式会社の方から講評をいただきました。創造性や技術度,魅力,完成度,プレゼンテーション能力などで審査し,1,2位とKONAMI特別賞の3チームを選びました。

KCGのD学系では,卒業後のためにも他のクリエイターたちとのつながりを学生時代から大事していこうと,インディーゲームの祭典「BitSummit」や各種ゲームジャムなどイベントに参加した際に,他校の学生との交流を積極的にするよう勧めています。今回はKCGの卒業生で現在立命館大学に務めている教職員に声を掛け,2校合同によるゲームジャム開催が実現しました。

参加した学生たちの感想を紹介します。

  • 《1年生 プログラマ 大野さん》
    チーム全員で協力し2日間という短い間で無事ゲームを形にできてよかったです。Unity以外にもバージョン管理ツールを運用することができ,いろいろな面で勉強になりました。これまでサウンドをあまり触っていなかったので,実際に触ってみてゲームのクオリティーが一気に上がったのが印象的でした!
  • 《2年生 プランナー 原田さん》
    普段は一緒にチームを組まない後輩や他校の人も交えて制作することができたのでとても楽しく充実した2日間でした。講評では「ゲームのアイデアとしてはピカイチ」と言っていただけたので,今後のゲーム作りでは時間内での完成やタスク管理などを学びつつ自信を持って取り組んでいきたいと思います。
  • 《2年生 プランナー 三塚さん》
    最初に講義を通して,チーム制作でのコツ教えてもらいながら楽しくゲーム制作ができました。制作で行き詰まった時も気軽に質問でき,丁寧に教えてもらえるので,ゲームジャムやUnityの経験が少なくても最後までやり遂げることができました。審査員の方から企画内容は全チームの中でもピカイチでしたと言っていただけて感激でした。企画をしっかりと形にできる制作スキルを磨くことに重点を置いてこれから励んでいきたいと思います。
  • 《2年生 プランナー 羅さん》
    留学生として日本人学生の方々とゲームを一から企画し,2日間共同作業ができて良かったです。チーム体制でUnityとバージョン管理ツールを運用することで少し自信がつきました。
  • 《2年生 プランナー 鈴木さん》
    自分が思い描いているものをチームメンバーが共感してくれ,協力して制作できたので楽しめました。それに加え,Unityのことを学べたので視野が広がり,今後の制作活動に活かせる形になった良い機会でした。またこのような機会があれば積極的に参加して知識やスキルを高めていきます。
  • 《2年生 プランナー 藤橋さん》
    現段階でどこまでゲーム開発における技術が身についているのかを知ることができ,チーム内で教え合うことができたなど,とても刺激的な2日間になりました。
  • 《2年生 プログラマ 豊岡さん》
    サウンドやエフェクトといったあまり触れてこなかった部分の知識を得ることができてよかったです。2日間という短い期間でゲームを制作することができて良い経験になったので,今後の制作に活かしたいです。
  • 《3年生 プログラマ 真木さん》
    ゲームジャムの目的の一つである「作る時間を楽しむ」ができました。限られた時間でゲームを作るということがゲームのように楽しかったのでこのようなジャムにまた参加したいです。
  • 《3年生 プランナー 山中さん》
    興味深い講習とそれを活かせるゲームジャムであり,とても有意義なイベントでした。制作したゲームで賞を獲得することができましたが細かい不備が目立ったため,今後は細部まで気をつけていきたいです。今後もこのような講習会やイベントがあれば積極的に参加し,知識・技術を磨いていきたいです。
  • 《4年生 プランナー 木内さん》
    今までやってきたゲームジャムの中で一番楽しんでゲームの制作を行うことができたおかげか,講評でも周りを巻き込んで楽しんでいたという点で特別賞をいただけたので,これからも楽しんで制作をしていきたいと思います。
テーマはゲームの中で重要な役割を占める「サウンド」。各チームは企画を練りながら,「Unity」を使用し実装していきました
テーマはゲームの中で重要な役割を占める「サウンド」。各チームは企画を練りながら,「Unity」を使用し実装していきました
「とても刺激的で良い経験になった2日間。今後の制作活動に活かしていきたい」。学生たちは前向きに話していました
「とても刺激的で良い経験になった2日間。今後の制作活動に活かしていきたい」。学生たちは前向きに話していました