茨木俊秀KCGI名誉学長が情報処理学会功績賞を受賞しました

情報処理学会の2024年度「功績賞」に選ばれた茨木俊秀京都情報大学院大学名誉学長
情報処理学会の2024年度「功績賞」に選ばれた茨木俊秀京都情報大学院大学名誉学長

京都情報大学院大学(KCGI)の茨木俊秀名誉学長が,一般社団法人情報処理学会(IPSJ)の「功績賞」に選ばれ,2025年6月11日に東京・神田の日本出版クラブ3階ホールで開催された同学会の2025年度定時総会で賞状と賞牌が授与されました。2023年3月までKCGI学長を務めた茨木名誉学長は,長年の業績が認められ2024年春には瑞宝中綬章を受章しています。

IPSJの功績賞は「情報処理に関する学術または関連事業に対し特別の功労があり,その功績が顕著な会員」に贈られるもので,1985年に創設され,原則として毎年度3名以内が選定されます。茨木名誉学長は2024年度受賞者です。IPSJは,茨木名誉学長の経歴や多くの業績を紹介したうえで,「情報処理分野の発展に尽くされた功績は誠に顕著であります」とたたえました。

茨木名誉学長は,京都大学大学院工学研究科修士課程修了(電子工学専攻)の工学博士。
元京都大学大学院情報学研究科科長,元豊橋技術科学大学教授,元関西学院大学教授で,京都大学名誉教授です。2010年から2023年までKCGI学長を務めました。外国大学では,イリノイ大学,ウオタールー大学,サイモンフレーザー大学,ラトガース大学,カンタベリー大学,エラスムス大学などの客員研究員・客員教授となっています。
専門分野は,アルゴリズム,計算の複雑さ,最適化とその応用。日本オペレーションズ・リサーチ学会およびスケジューリング学会の両学会名誉会員,ACM,電子情報通信学会,情報処理学会,日本応用数理学会の4学会フェローです。

主な受賞に,電子情報通信学会米澤賞,日本オペレーションズ・リサーチ学会文献賞,椹木論文賞(システム制御情報学会),電子情報通信学会論文賞,日本オペレーションズ・リサーチ学会業績賞,日本数理科学協会学術賞(JAMS Prize),スケジューリング学会学術賞,近藤賞(日本オペレーションズ・リサーチ学会),電子情報通信学会業績賞があります。