年別アーカイブ: 2016年
熊本地震で被災されたみなさまへ
4月14日(木)以降,断続的に九州・熊本などで発生した地震により,犠牲となった方々におくやみを申しあげるとともに,被災された方々に心よりお見舞い申しあげます。
負傷された方々の一日も早いご快復と,被災された地域の安全の確保,一日も早い復興を衷心よりお祈りいたします。
KCGグループ
4月16日にオープンキャンパスを開催しました
「京まふ2016」の開催が9月17,18日に決定しました
京都コンピュータ学院(KCG),京都情報大学院大学(KCGI)が共催する「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2016」の開催スケジュールについて,同フェア実行委員会は9月17日(土),18日(日)の2日間とすることを決め4月14日に発表しました。会場は例年と同じ京都市勧業館(みやこめっせ)および京都国際マンガミュージアムです。
開催趣旨として同フェア実行委員会は「関西圏企業と首都圏企業とのビジネスマッチングの場の創出,関西で優秀な若手クリエイターが育つための市場づくり,マンガアニメファンおよび外国人も含めた観光客の新たな層の掘り起こしなど,関西圏のコンテンツ市場の促進を図りたい」としています。KCGグループは当日ブースを開設するほか,各種イベントに参画する計画です。
京都国際マンガ・アニメフェア
http://kyomaf.jp/
「情報化社会で活躍できる人材に」。KCGグループ2016年度入学式を挙行

京都コンピュータ学院(KCG)と京都情報大学院大学(KCGI),京都日本語研修センター(KJLTC),京都自動車専門学校(KCGM)の2016年度入学式が4月9日(土),KCG京都駅前校で挙行され,未来のITや自動車業界を担う仲間たちがKCGグループに加わりました。式で新入生代表からは「今後ますます発展する情報化社会で活躍できる人材となるため,本学でさまざまなことを学び考え,先生や先輩方から専門知識や技術を教わりたい」と力強い宣誓がありました。
入学者数が前年を大きく上回ったこともあり,主会場のKCG京都駅前校6階大ホールは新入生や保護者,関係者らであふれ,教室やホワイエも会場として活用されました。また,国の期待を背負った留学生も数多く入学し,出身国は中国,韓国,台湾,インド,ネパール,ベトナム,インドネシア,モンゴル,マレーシア,スリランカ,ミャンマー,ラオス,ロシア,タジキスタン,カザフスタン,エルサルバドル,ドイツ,スウェーデン,スペイン,ガボン,マリ,コンゴ,グアテマラ,アメリカなど多岐にわたります。
式でははじめに,日本最初のコンピュータ教育機関として1963年に創立したKCGグループの今日までの歩みを紹介するビデオを見た後,長谷川亘 KCGグループ統括理事長が式辞。コンピュータの父といわれるアラン・カーティス・ケイ氏の言葉『未来を予測する最善の方法は,それを発明することだ』を紹介し,「未来を創りだすためには,既成の常識にとらわれないフロンティア精神,チャレンジ精神が必須です。そしてそれらは,本学KCGグループの私たちの精神でもあります。皆さんが本学で学ぶ技術は,いずれも社会で必要されており,将来の職業に直結します。ぜひ自分自身の目標をしっかりと持って,日々積極的に勉学に励んでください」と激励しました。
続いて,茨木俊秀KCGI学長は,ICT(情報通信技術)や人工知能の着実で早い進歩について触れたうえで「皆さんを迎える社会は大きく変化していますから,その中でどのような進路を選び,どのような仕事をするのか,皆さんそれぞれが考え,解を見つけなければなりません。本学在学中に,できるだけ広い分野の知識を獲得すること,それに加え『学び方』を身につけてください」とのメッセージを送りました。
これを受け,新入生代表の片岡柾人さん(情報科学科,滋賀県立瀬田工業高等出身)が,「近年,情報技術の発展は著しく,私たちの生活に必要不可欠なものとなっています。近い将来,AI・人工知能の進展によって,産業や社会は大きく変化すると予想され,より豊かな社会の実現が期待されています。そのような中,情報技術を不正に使用した事件が増えつつあることは残念なことです。情報化が進む現代,安全で安心な社会を支える情報処理技術者には,高度な技術と知識とともに高い倫理観を備えることが求められます。KCGグループの学生としての誇りを持ち,その名に恥じぬよう勉学に勤しみ,学生生活が有意義なものになるよう努めていくことをここに誓います」と力強く宣誓しました。
この後,オリエンテーションや保護者懇談会などがあり,学生たちはKCGファミリーの一員として新たな一歩を踏み出しました。
みなさん,ご入学おめでとうございます。充実した学生生活が送られるよう,応援しています。
ガイナックスが神戸に新会社設立,武田KCGI教授が社長に
京都情報大学院大学(KCGI)の武田康廣教授が創立者のひとりで,取締役製作本部長を務めたアニメ企画・制作会社のガイナックス(本社:東京都三鷹市)は,神戸市長田区の阪神・淡路大震災の復興再開発ビルにある施設「神戸アニメストリート」に,関西の制作拠点となる新会社「GAINAX WEST(ガイナックス・ウエスト)」を設立することを決め,このほど現地で会見を開いて発表しました。武田教授が新会社の社長に就きます。同社によると,新会社のスタッフは地元を中心に集め,2016年度内にアニメ制作スタジオを設けてイベントや物販などにも事業を広げる計画です。
ガイナックスは2015年1月,新会社「福島ガイナックス」の設立を発表し,福島県三春町に事業所を開設しました。町内の廃校になった中学校を利用して,アニメーションの制作スタジオや,年間3万人以上の来館を目指す本格的なアニメミュージアムを開設し,地元の雇用創出や観光拠点開発で東日本大震災からの復興につなげていきます。
KCGIの山縣教授が退職,記念講演会でお話されました

京都情報大学院大学(KCGI)教授の山縣敬一先生が2016年3月をもって退職されることになり3月28日,京都コンピュータ学院(KCG)京都駅前校6階ホールで記念講演会に臨まれました。山縣先生は2004年のKCGI開学と同時に教授に就かれ,「計算機システム特論」や「生産システム工学特論」などの講義を担当されたほか,KCGでも計算機アーキテクチャ,数値解析などの授業を受け持たれました。
講演に先立ち,KCGIの茨木俊秀学長が山縣先生の経歴を紹介し「温和で勤勉な先生。講義・授業は丁寧で,私たちも見習わねばならない点が多かったです。KCGIの発展に尽くされ,感謝の気持ちでいっぱいです」と話しました。
山縣先生のKCGにおける最後の講演の演目は「ディジタル情報の多様性を支える原理」。情報を記録し伝えるためのこれまでの流れや,情報を送る容量を拡大するための仕組みをフーリエ(フランスの数学・物理学者),シャノン(米国の電気工学・数学者)の原理などをもとに説明し「技術的に情報量を減らす必要があるときは,それが人の求める情報の目的に沿ったものであるように。音楽なら聴覚完成を満たすもの,画像であればその美しさを失わないものであってほしい。また一方で,決して誤りが許容できない情報の場合は,多少情報量が増えて伝送速度が遅くなっても,決して誤り訂正をおろそかにしてはなりません」とまとめました。最後に学生から山縣先生に感謝の花束が贈られました。
山縣先生は京都大学工学部を卒業後,同大学の萩原宏先生(KCGI初代学長,故人)の研究室で第一期生として学ばれました。同大学院博士課程単位取得満了(数理工学専攻),大阪大学で工学博士となられ,広島大学総合科学部教授に就任(現在:広島大学名誉教授)。2004年4月からKCGI教授を務め,学生の指導にあたってこられました。社団法人情報処理学会中国支部長なども歴任されています。
山縣先生,ありがとうございました。お元気で,今後もKCGグループのご指導をよろしくお願いいたします。

3月26日プレミアムイースターを開催しました
3月21日にオープンキャンパスを開催しました
思い出胸に,知識と技術携え社会へ 2015年度学位授与式・卒業式

2015年度の京都情報大学院大学(KCGI)学位授与式,京都コンピュータ学院(KCG)と京都日本語研修センター(KJLTC),および京都自動車専門学校(KCGM)の卒業式が2016年3月18日,KCG京都駅前校6階ホールで挙行されました。IT人材の不足が叫ばれる中,KCGグループでともに学んできた仲間たちは,学生生活の思い出を胸に,技術と知識を携えて社会へと力強く羽ばたいていきました。
修了生・卒業生のみなさん,誠におめでとうございます。みなさんのご活躍を心よりお祈りしています。
式には保護者の方々も大勢訪れ,ホールを埋め尽くしました。はじめにKCGIの茨木俊秀学長が修了生に「情報技術修士(専門職)」の学位記を授与しました。KCG卒業生には洛北・鴨川・京都駅前校の各校長,KJLTC卒業生には鴨川校校長,KCGM卒業生には同校長がそれぞれ卒業証書を授与しました。この後,KCGI・KCG・KCGMの最優秀賞,優秀賞に選ばれた修了生・卒業生に表彰状と記念品が授与されました。
式辞でKCGグループの長谷川亘統括理事長は,修了生・卒業生に対し,直面するITに関連したトピックスとしてマイナンバー制と東京オリンピック・パラリンピックの2020年開催を挙げ「いずれもセキュリティ面,システム開発面で多くのIT人材を必要とし,国はこれらに多くの予算を投じています。しかし一方で,業界では人材不足が叫ばれています。今こそ皆さんの出番です」と激励。コンテンツビジネス関連や応用情報分野の新しい教育展開,「.kyoto」の管理運営開始などKCGグループの取り組みをあらためて紹介し「次なる100周年を目指す本学と,これから社会に出て活躍していく皆さんとがタッグを組んで,共に成長し,共に発展することができたらどんなに素晴らしいでしょう。ご健闘を心よりお祈りします」と,はなむけの言葉を送りました。
茨木学長はICT(情報通信技術)や人工知能の着実で早い進歩について触れたうえで「機械が持つ大きな能力をどのように利用し,どのような社会をつくっていくのかを決めるのは,これからICTの世界で活躍する皆さんです」とし「ビジネスチャンスがたくさん転がっている中,皆さんは働きがいのある時代に生きています。常にアンテナを張って,新しい可能性に積極的にチャレンジしてください。ご活躍を大いに期待しています」と激励しました。
続いて,卒業生・修了生を代表してKCG情報科学科の為永麻吏さんが卒業の辞を述べました。「本学での生活で私たちは、諸先生方、先輩方から、大いなる知恵を学びました。そして、かけがえのない多くの友人を得ることができ、共に学び、共に過ごした時間はとても有意義でした。特にプロジェクト演習ではグループワークによって技術を高めることができました」と振り返り「普段の学校生活や,コーラスグループに所属して11月祭やMUΣAプロジェクトに参加したことなどの経験は,未来の私を支えてくれる大切な宝物です。いくつもの困難は待ち構えているでしょうが,それぞれが使命を果たし,新たな道を歩んでいきます」と誓いました。最後に出席者全員で「蛍の光」を斉唱しました。
式典後は京都東急ホテルに会場を移し,祝賀会を開催しました。修了生・卒業生たちは,これまで喜びや苦労を共にした教職員らを交えて,思い出話に花を咲かせるとともに,これからの飛躍を誓い合いました。