未来環境ラボによる学内ハッカソンを12月26日に開催しました!

未来環境ラボによる学内ハッカソンを12月26日に開催しました!

京都コンピュータ学院(KCG),京都情報大学院大学(KCGI)と日本ユニシス株式会社が産学提携して設立した未来環境ラボは2017年12月26日(火),学内ハッカソンをKCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライトで開催しました!

ハッカソンとは短期間で集中的に開発を行うイベントです。今回は未来環境ラボの初の試みとなる,KCGの学生を対象としたハッカソンで,未来環境ラボのスタッフと学生が入り交じって短期間での作品制作に挑みました。

今回のテーマは「年末×IT×年始」ということで,年末年始を楽しく過ごすためのサービスやゲームの開発を目指しました。参加者にはすでにアイデアを考えてきてもらっていて,アイデアの発表をしてから開発開始,最後に成果を発表して終了となりました。

普段の実習授業とは異なる空間での作業ということもあり,作業中にも冗談が飛び交ったり参加者全員を巻き込んだ笑いが起きたりと和やかな空気でしたが,自分の作業にはみんな全力で取り組み,集中とリラックスがとても良いバランスで存在していました。

未来環境ラボでは,今回の学内ハッカソンを起点として様々な開発系のイベントを開催していく予定です。その際はぜひ皆さまご参加ください!

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2018年度からKCGI入学定員を360名に。開学時の4.5倍

京都情報大学院大学(KCGI)は,2018年度入学生の定員を従来の240名から360名に増員します。このほど,文部科学省に変更届を提出しました。2016年度に続く増員で,2004年度開学当時の入学定員80名の4.5倍となります。

SNSの普及やクラウドコンピューティングの発達などにより,ビジネスに応用するためのITは進歩を続けています。また,2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に伴うシステム構築,セキュリティ関連といったIT人材が絶対的に不足していると報じられています。このような中,IT応用分野のトップリーダーを育成し,有能な人材を輩出してきた本学に注目が高まり,国内外からの入学志願者が急増しています。本学はこうした状況に対応し,社会からの要請にこたえるべく,入学定員の増加に踏み切りました。

入学定員の増員に伴い,収容定員は2018年度600名,2019年度以降は720名となります。

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基本情報技術者試験に多数合格! 京都府警がKCGグループに感謝状

三上喜範 京都府警 京都市警察部長(右)から感謝状を受けた長谷川晶KCG理事長,寺下陽一KCGI副学長=2017年12月11日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト
三上喜範 京都府警 京都市警察部長(右)から感謝状を受けた長谷川晶KCG理事長,寺下陽一KCGI副学長=2017年12月11日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト

京都コンピュータ学院(KCG)および京都情報大学院大学(KCGI)と「サイバー空間の脅威への対処を担う優秀な人材の育成に関する協定」を結んでいる京都府警察本部から2017年12月11日,KCGグループの研修を受けたことにより多数の警察官が情報処理技術者試験 基本情報技術者試験などに合格したとしてKCG,KCGIそれぞれに感謝状を贈られました。2016年5月の協定締結以来,KCGグループの教授や教職員が京都府警に出向いて授業を担当していましたが,その効果が顕著に表れたといえます。悪質化し増加傾向にあるサイバー犯罪に対処できる人材の育成に寄与することができました。

この日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライトで,京都府警の三上喜範 京都市警察部長・治安対策官が長谷川晶KCG理事長,寺下陽一KCGI副学長に感謝状を渡しました。

京都府警は,通信技術を悪用したサイバー犯罪に的確に対処するために,サイバー特別捜査官を育成する制度を2014年度に設けて研修を続け,3期目になります。協定締結により,2期目からKCG・KCGIのIT(ICT)に関する基礎的なクラスでの学習が研修カリキュラムに組み込まれました。KCGサマーコースの基本情報技術者試験対策講座も受講されています。京都府警では,研修生がIT(ICT)の基礎知識と技能を早い時期から学ぶことで,サイバー空間の脅威に対処する人材の育成が効果的に実施できるとしています。KCGグループの研修が始まってからこれまでに,基本情報技術者試験に6名,ネットワークスペシャリスト試験に1名が合格しました。

また,相互交流として,KCG・KCGIの学生が警察業務の見学・体験をすることや,第一線の現場で働く警察官が講師として,KCG・KCGIで授業を持つことも計画され,今後,KCGグループと京都府警との人的交流がさらに活発になることが期待されています。

2017年3月には,京都府警のサイバー特別捜査官の育成にあたっていた内藤昭三KCGI教授が,その貢献を評価されて感謝状が贈呈されています。府警はサイバー捜査能力の向上やサイバー特別捜査官制度の確立などを目指して,大学・研究機関・情報通信業者など22団体,31名のメンバーからなる「京都サイバー犯罪対策研究会」を2014年に設立し,内藤教授はその「育成研究部会」の委員として,サイバー特別捜査官研修生(一期生15人,二期生8人)に,ITやネットワークの基礎理論・コンピュータシステム・情報セキュリティなどについての講義や能力評価などを担当し,貢献してきました。

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誕生10年の初音ミクを語る! 生みの親の伊藤KCGI教授が講義

「初音ミクがなぜ世界で支持されるか」と題した特別講義で,これまでの歩みを語る伊藤博之KCGI教授(2017年12月8日,京都コンピュータ学院 京都駅前校6階ホール)
「初音ミクがなぜ世界で支持されるか」と題した特別講義で,これまでの歩みを語る伊藤博之KCGI教授(2017年12月8日,京都コンピュータ学院 京都駅前校6階ホール)

ボーカロイド「初音ミク」を生み育てたクリプトン・フューチャー・メディア株式会社(本社:札幌市,創立:1995年)社長の伊藤博之 京都情報大学院大学(KCGI)教授による特別講義「初音ミクがなぜ世界で支持されるか」が2017年12月8日,京都コンピュータ学院(KCG)京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階ホールで開かれました。「初音ミク」は誕生してから10年間を経ました。伊藤教授は,さまざまなジャンルのクリエイターが「初音ミク」を題材にして創作を手掛けてきたことや,世界中から愛される存在になった歩みを振り返りながら,参加型イベントの「マジカルミライ」や,世界の各都市で開催されてきた「MIKU EXPO」を,映像を交えて紹介しました。伊藤教授は「ミクは世界中の多くの方々から愛されています。これからも使いやすさを維持し,みなさんに楽しく有意義に活用していただけるよう努めたい」と語りました。世界のコンテンツビジネスをリードする伊藤教授の講演とあって,KCGやKCGIの学生たちは興味深く聴き入っていました。

身長158センチ,体重42キロ,16歳という「初音ミク」は2007年8月31日に誕生。楽曲は10万曲以上,動画投稿数は200万以上(You Tube),公式Facebookユーザーは250万人を超え,世界各地で開催される3Dコンサートでは大勢のファンを集めます。

講義で伊藤教授は,はじめにクリプトン・フューチャー・メディア株式会社の各種事業について触れた後,「デジタルサウンド入門」としてソフトウェアによる音,曲作りについて学生に説明。「感覚機能のうち,人間が最初に反応するのが聴覚。人の心理に最も影響を与えやすいとされています」と前置きし,DTM(Desk Top Music=コンピュータによる音楽制作)に必要なものは機材(オーディオ,スピーカーなど),ソフトウェア(エフェクターなどプラグインを含む),音源(バーチャル インストゥルーメントなど)であるとしました。そのうちのバーチャル インストゥルーメントについて1960年代の「メロトロン」まで時代をさかのぼり解説,ハードウェアサンプラーから2000年代にはソフトウェアサンプラーが誕生するなど徐々に進化し,ドラム,ピアノ,管楽器の音を作るソフトウェアが生まれるなど拡大してきたとしました。「そこで,人の歌声もソフトウェアで作れたら,という話になり,初音ミクが生まれたのです。歌唱合成技術に加え,キャラクターを融合させたことでボーカロイドとして親近感が持たれたのでしょう」と話しました。

「初音ミク」を展開するにあたっては,権利(著作権関連)をいかに開放するかを重視したといい「著作権についてはライセンスを作成して公表し,初音ミクを自由に使えるものと,ダメなものを明確にしました。また,二次創作物を第三者が使用するにあたって,クリプトン社や二次創作者らの許諾をその都度受けていたのでは負担が大きいと感じ,コンテンツ投稿サイト“piapro”を立ち上げて,非商用に限り,マナーとして創作者に感謝の意を伝えれば自由に使って良いようにしました。クリエイターたちが萎縮することなく,積極的に創作ができるような場づくりに努めました」と説明しました。

初音ミクは,二次創作,三次創作と段階を踏み,歌や音声のみならず,ダンスや動画,コスプレ,フィギュアなどへと,その表現方法が拡大。商品化も続き,ファッションやオペラ,ロボット,レーシングチーム,ゲーム,和太鼓,TV人気アニメキャラクターなど,たくさんのコラボレーションを実現させました。今年は「初音ミク」誕生日の8月31日限定で,千葉市の市章にも活用されました。

伊藤教授は初音ミクの中国バージョンが誕生して2017年9月,初の上海コンサートが実現したと紹介。2018年の「マジカルミライ」は例年の幕張メッセに加え,大阪でも開催することを明かしてくれました。10年を経た「初音ミク」は今後も,世界中の多くの方々に愛され続けるはずです。

伊藤氏は2013年4月にKCGI教授に就任しました。国際的な活動と技術革新が認められ,2013年には秋の藍綬褒章を受章されています。KCGIとKCGでは相互の授業の交流があり,お互いの授業を聴講できる仕組みがあります。KCGIにあるコンテンツビジネスコースの学生だけでなく,KCGアート・デザイン学系,デジタルゲーム学系,コンピュータサイエンス学系情報処理科 IT声優コースなどコンテンツ関連を学ぶ学生たちも,伊藤教授の取り組みから学ぶことが多々あるでしょう。

「初音ミクがなぜ世界で支持されるか」と題した特別講義で,これまでの歩みを語る伊藤博之KCGI教授(2017年12月8日,京都コンピュータ学院 京都駅前校6階ホール)
「初音ミクがなぜ世界で支持されるか」と題した特別講義で,これまでの歩みを語る伊藤博之KCGI教授(2017年12月8日,京都コンピュータ学院 京都駅前校6階ホール)
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KCGIとKCGがグラビス・アーキテクツ(株)とERP共同研究で調印

協定書を手にした(左から)上田治文KCGI教授,寺下陽一KCGI副学長,古見彰里GA社代表取締役,金英樹GA社ディレクター
協定書を手にした(左から)上田治文KCGI教授,寺下陽一KCGI副学長,古見彰里GA社代表取締役,金英樹GA社ディレクター

京都情報大学院大学(KCGI)と京都コンピュータ学院(KCG)は,ITコンサルティングなどを手がけるグラビス・アーキテクツ株式会社(本社:東京都港区,以下GA社)と産学共同研究に関する協定書に2017年12月4日,調印しました。この共同研究は,KCGIのビジネスITコースで教育・研究してきたERP(Enterprise Resources Planning,企業経営の基本となる資源要素,ヒト・モノ・カネを適切に配分して経営効率を高める計画手法)に関する学術的な蓄積と,中央省庁など公共機関へのITコンサルティング業務などで豊富な実績のあるGA社の実践的ノウハウを活用して,ERPをベースとしたパッケージソリューション,特に最近急速に進化しつつあるAIやIoT社会などの技術に適応したアプリケーション,そしてビジネス的に付加価値の高いアプリケーションの開発を共同で行うものです。また,KCGIとKCGの学生も共同研究に積極的に参加することで,高度なスキルを持つ実践的なIT人材の育成も目指します。

KCGI京都駅前サテライトで行われた調印式には,KCGIからは,寺下陽一副学長と,ERPの教育・研究を担当する上田治文教授, GA社からは,古見彰里代表取締役と金英樹ディレクターが参加しました。調印式では上田教授が,「過去10年間はERP(SAP認定)コンサルタントを育成してきたが、この共同研究を通して,IoT社会が本当に必要とするアプリケーションを開発できるような技術をKCGIが持てるようになればよい。参加する学生も,高度な開発に結び付くような基礎技術を身につけてもらいたい」と,プロジェクトの意義について話しました。次に,古見代表取締役が,「ERPコンサルタントのニーズは世界的に非常に高く,人材が不足している。KCGIで現場の実践的な対応に基づいた講義・共同研究をすることで,即戦力になるような人材が育ってほしい」と述べ,このプロジェクトが成功し,KCGIとの関係がますます発展することを希望すると結びました。

続いて,寺下副学長と古見代表取締役が協定書にサインし,共同研究が正式にスタートしました。研究開発に向けての環境調査や,GA社の担当者によるプロジェクトメンバーの学生に向けた基礎開発の講義はすでに始まっていて,共同研究は順調な滑り出しを見せています。汎用性のあるツールの開発から始めて,段階的に付加価値の高いアプリケーションの開発にレベルアップしていく予定で,2018年からは企業によるソフトウエア検証を始め,2019年には,製造業向けのITソリューションの国内最大の展示会である「設計・製造ソリューション展」に,共同研究の成果を発表する計画もあります。

協定書にサインする寺下KCGI副学長と古見GA社代表取締役
協定書にサインする寺下KCGI副学長と古見GA社代表取締役
プロジェクトの意義について話す上田教授
プロジェクトの意義について話す上田教授
共同研究への期待を熱く語る古見GA社代表取締役
共同研究への期待を熱く語る古見GA社代表取締役
共同研究に参加するKCGI・KCGの学生もまじえて記念撮影
共同研究に参加するKCGI・KCGの学生もまじえて記念撮影
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「HTML5」認定校のKCGで成井LPI-Japan理事長が講義

「HTML5が創り出す新たな世界」と題して講義するNPO法人エルピーアイジャパンの成井弦理事長=2017年12月1日,京都コンピュータ学院 京都駅前校・京都情報大学院大学 京都駅前サテライト大ホール
「HTML5が創り出す新たな世界」と題して講義するNPO法人エルピーアイジャパンの成井弦理事長=2017年12月1日,京都コンピュータ学院 京都駅前校・京都情報大学院大学 京都駅前サテライト大ホール

Web技術として使われる言語で主流になっているHTML5について詳しく学ぶ特別講義および文化教養の授業が2017年12月1日,京都コンピュータ学院(KCG)京都駅前校・京都情報大学院大学(KCGI)京都駅前サテライト大ホールなどでそれぞれ開かれ,「HTML5プロフェッショナル認定試験」の実施主体である特定非営利活動(NPO)法人エルピーアイジャパン(東京都港区,LPI-Japan)の成井弦理事長が「HTML5が創り出す新たな世界」と題してKCGの学生たちに話しました。成井理事長は「HTML5はJavaなどとは違い,グラフィックスから通信まで,従来のブラウザになかった機能を実現できる言語です。いまIT業界は技術だけでなくクリエイティブの能力を持った人材を求めています。HTML5を学び資格を取れば就職に有利に働くだけでなく,将来仕事をするうえでも大いに役立つでしょう」と述べました。

KCGとKCGIはITやWeb分野のプロフェッショナル教育において顕著な実績を持っているとの高い評価を受け2016年11月,関西の高等教育機関では初めて,同法人の「LPI-Japan HTML5アカデミック認定校」となりました。それから約1年の間,HTML5プロフェッショナル認定資格の取得を目指す学生たちに質の高い教育を提供しているほか,Webプロフェッショナルの育成やHTML5ビジネスの拡大に寄与する活動を積極的に展開しています。2017年3月6日~3月10日には,一般の方も受講できる集中講義「実践HTML5アプリケーション開発」を開講しました。

講義で成井理事長は,米アップル社のSteve Jobs氏が2010年,HTML5をいち早く採用したことで成功を収めた例や,近年多くの企業が社内基幹システムをHTML5に移行していることなどを挙げたうえで「ITプラス映像や音楽などクリエイティブの市場は膨大しています。HTML5はそれらを実現できる言語。ぜひ資格取得にチャレンジしてください」と呼び掛けました。

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クラシックコンサート「美楽 〜美し! 楽し! 室内楽〜」を開催しました

京都コンピュータ学院,京都情報大学院大学,京都自動車専門学校などのKCGグループは2017年11月24日,京都コンピュータ学院 京都駅前校コンサートホールで,クラシックコンサート「美楽 〜美し! 楽し! 室内楽〜」を開きました。LUZ LESKOWITZさん(ヴァイオリン),長谷川 美沙さん(ピアノ),橋爪 惠梨香さん(オーボエ),待谷 翠さん(ヴィオラ),大西 泰徳さん(チェロ)が出演してメロディーを奏で,訪れた多くの一般の方々や学生たちを魅了しました。

演奏したのは,ハイドンの「弦楽三重奏曲 ト長調 作品53-1より」,モーツァルトの「オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K370より 第一楽章」,シューマンの「ピアノ四重奏曲 変ホ長調 作品47より 〜カンタービレ」,J.S.バッハの「ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV1060」など。モーツアルトの曲では弦楽器の柔らかな調べに,繊細なオーボエの音色が加わり,観客席からは大きな拍手が湧き起こりました。途中,楽器の紹介もしていただく時間も設けていただきました。

KCGグループは創立以来,専門技術のみならず学生の知性・感性涵養のため,一般教養の科目をカリキュラムに取り入れ,クラシックなど音楽コンサート,各種文化講演会,伝統芸能鑑賞会等も実施しています。これらのイベントは一般の方々にも鑑賞していただいています。

柔らかな調べがホールを包み込んだクラシックコンサート「美楽 〜美し! 楽し! 室内楽〜」(2017年11月24日,京都コンピュータ学院 京都駅前校コンサートホール)
柔らかな調べがホールを包み込んだクラシックコンサート「美楽 〜美し! 楽し! 室内楽〜」(2017年11月24日,京都コンピュータ学院 京都駅前校コンサートホール)