KCG秋の学院祭「11月祭」が盛大に開催されました

本年度の「11月祭」イメージポスター
本年度の「11月祭」イメージポスター

京都コンピュータ学院(KCG)の学生が手作りした学院祭「11月祭」が,11月9日(金)・10日(土)の両日,KCG京都駅前校で開催され,若者たちの賑やかさと笑いと熱気に校舎が包まれました。1階ロビーには,カレーライス・フランクフルト・プリンなどの屋台が出店,教室の会場では,学生の制作したゲームやイラストの展示,カードやゲームの競技大会など,学生らしいオリジナルな発表・催しが行われました。また6階大ホールでは,コーラスとダンスの発表やゲーム大会が行われ,盛り上がりを見せた2日間となりました。

香ばしい匂いを放つフランクフルトの屋台
香ばしい匂いを放つフランクフルトの屋台
11月祭名物「バケツプリン」の出来に関心が集中
11月祭名物「バケツプリン」の出来に関心が集中
サークル制作のオリジナルゲームも人気!
サークル制作のオリジナルゲームも人気!
今年のダンス発表ではビジュアルとのコラボに挑戦
今年のダンス発表ではビジュアルとのコラボに挑戦
軽音部による熱唱ライブ
軽音部による熱唱ライブ
6階ホールではゲーミングイベントが大々的に開催
6階ホールではゲーミングイベントが大々的に開催
コーラスサークルによる合唱の発表
コーラスサークルによる合唱の発表

初音ミクから学ぶデジタルコンテンツの可能性 ~伊藤博之KCGI教授が特別講義~

「「初音ミクから学ぶデジタルコンテンツの可能性」と題し,クリプトン・フューチャー・メディア代表取締役の伊藤博之KCGI教授が特別講義しました。(2018年11月16日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール)
「初音ミクから学ぶデジタルコンテンツの可能性」と題し,クリプトン・フューチャー・メディア代表取締役の伊藤博之KCGI教授が特別講義しました。(2018年11月16日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール)

世界中で人気のボーカロイド(VOCALOID)「初音ミク」の生みの親で,クリプトン・フューチャー・メディア株式会社(本社:札幌市,創立:1995年)代表取締役の伊藤博之・京都情報大学院大学(KCGI)教授による特別講義が2018年11月16日(金),京都コンピュータ学院(KCG)京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホールで行われました。伊藤教授は「初音ミク」誕生の経緯や成長ぶり,音声技術・3DCG技術への取り組み,国内外での幅広い活躍について映像を交えて説明しました。特別講義は英語の同時通訳とともにKCGIの京都本校 百万遍キャンパス,札幌・東京両サテライトなどへ最新システムを使って同時中継され,受講者たちはコンテンツビジネスの第一人者の話に,皆熱心に聴き入りました。

「初音ミク」は2007年8月31日に誕生したバーチャルアイドルです。歌詞とメロディを入力すると音声合成で歌ってくれるソフトウェアであり,身長158センチ,体重42キロ,16歳の人気「キャラクター」でもあります。国内だけでなく海外でもライブコンサートが開催され,日本文化を世界に発信するクールジャパンの象徴的存在です。

特別講義のタイトルは「初音ミクから学ぶデジタルコンテンツの可能性」。伊藤教授は,クリプトン社の仕事を紹介した上でコンピュータ・ミュージックの基礎を解説したうえで,「ボーカロイドは人間の歌声を合成するバーチャル・インスツルメント(音源)。ボーカロイド技術を使ってクリプトン社が製品化した,歌を歌うソフトウェアが『初音ミク』なのです」と説明しました。

「初音ミク」にキャラクターを付けたところ,音楽だけでなく姿を創作しインターネットに投稿する人たちが現れ,創作の連鎖が広がりました。伊藤教授は「(初音ミクは)音声合成がメインで,キャラクターはおまけみたいに考えがちですが,キャラクターが付いていたおかげで,創作の連鎖が巻き起こりやすかった」と説明。そして創作物の権利処理のために,ライセンスを公開し,コンテンツ投稿サイト「ピアプロ」を開設。伊藤教授は「ここに投稿された作品は,サイト利用者であればほかの作品に転用しても構いません,といったルールにしました。創作が生まれやすいような環境づくりをしました」と明かしました。

「初音ミク」は誕生から11年。クリエイターによる二次創作,三次創作の結果,歌や音声にとどまらず,ダンスや動画,コスプレ,フィギュアなどへと,その表現方法が広がり,ファッションやオペラ,ロボット,レーシングチーム,ゲーム,和太鼓,テレビの人気アニメキャラクターなど,商品化も続いています。伊藤教授は「『初音ミク』の(活躍の)面積を広げ,多様な分野とのコラボレーションをするようにしています」と話しました。

「初音ミク」は国内外で公演,イベント出演などがめじろ押しです。2018年は北米大陸7都市でのイベントツアーを開催,国内ではジャズや太鼓芸能集団との共演やシンフォニーコンサートなど大舞台での公演が続いています。中国バージョンもあり,10月には北京など3都市でコンサート。2019年8月には京都・南座で「超歌舞伎」の公演が予定されています。

伊藤教授は,2013年4月にKCGI教授に就任しました。国際的な活動と技術革新が認められ,2013年秋の藍綬褒章を受章しています。KCGIとKCGには相互に授業を聴講できる仕組みがあります。KCGIのコンテンツビジネスに関連する学生だけでなく,KCGアート・デザイン学系,デジタルゲーム学系,コンピュータサイエンス学系情報処理科IT声優コースなどコンテンツ関連を学ぶ学生たちも,伊藤教授の取り組みから多くを学ぶことができます。

学生たちに語り掛ける伊藤KCGI教授
学生たちに語り掛ける伊藤KCGI教授
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KCG創立55周年,KCGI創立15周年。記念式典・祝賀会盛大に!

盛大に開催された京都コンピュータ学院創立55周年・京都情報大学院大学創立15周年式典=2018年11月1日,京都コンピュータ学院 京都駅前校(京都情報大学院大学 京都駅前サテライト)大ホール
盛大に開催された京都コンピュータ学院創立55周年・京都情報大学院大学創立15周年式典=2018年11月1日,京都コンピュータ学院 京都駅前校(京都情報大学院大学 京都駅前サテライト)大ホール

日本最初のコンピュータ教育機関 京都コンピュータ学院(KCG)創立55周年,日本最初のIT専門職大学院 京都情報大学院大学(KCGI)創立15周年の記念式典が2018年11月1日,京都コンピュータ学院 京都駅前校(京都情報大学院大学 京都駅前サテライト)大ホールで盛大に開催されました。産官学関係者や校友,在学生ら国内外から大勢のご臨席をいただきました。55年にわたるKCGグループの歩みを振り返るとともに,次なる100周年に向け,「Society 5.0をけん引」「グローバル人材の育成」「産学連携の拡大・充実」を活動方針の柱に掲げ,これまで以上にIT教育の最先端を担っていく決意を新たにしました。引き続き,リーガロイヤルホテル京都で祝賀会も開かれ,飲食やライブパフォーマンスなどで盛り上がりました。

記念式典は,KCGグループ55年の歴史を振り返るビデオで幕開け。続いて長谷川亘KCGグループ統括理事長が式辞を述べました。長谷川統括理事長は,これまでのKCGグループの歩みをたどった後,「今日までの55年という歴史の中で,多くの方々から温かいご支援をいただきましたことを,私ども一同深く感謝いたしております。日本最初のコンピュータ教育機関,日本最初のIT専門職大学院を生み出した本学のDNAとも言うべきパイオニアスピリットを,在学生,卒業生,教職員が継承し,4万人を超えるKCGファミリーに息づく先見性とチャレンジ精神を各々の分野で輝かせることが,次の時代の礎になると確信しております。本学は,これまでの実績を活かしながら,ご支援に応えるべく今後も新たな挑戦に邁進してまいる所存です」と決意を述べました。

祝辞は,本学が海外コンピュータ教育支援活動(IDCE)でパソコン寄贈,IT教育支援を実施したエリトリア国 特命全権大使のエスティファノス・アフォルキ・ハイレ閣下,ガボン共和国 特命全権大使のジョゼフ・ジロ・エファンゴン・オバゲ閣下,続いて京都府副知事 山下晃正様,国立研究開発法人理化学研究所理事長で京都大学前総長の松本紘様,大阪大学総長で情報処理学会会長の西尾章治郎様,日本ユニシス株式会社 代表取締役社長 CEO CHOの平岡昭良様よりいただきました。最後にKCGIの茨木俊秀学長が謝辞を申しあげました。

祝賀会は,長谷川統括理事長があいさつした後,京都市長 門川大作様が祝辞。京都大学理事 副学長の北野正雄様の乾杯の発声で,祝宴が始まりました。出席者は飲食を交えながら歓談に花を咲かせました。ロチェスター工科大学学長や中国の提携校校長のビデオメッセージ,ワールドミュージックのシンガーソングライター,シルク・ドゥ・ソレイユのメインボーカリストでKCGI教授のニッツア・メラスさんによるライブパフォーマンスもあり,盛り上がりました。最後にKCGIの茨木俊秀学長が,ごあいさついたしました。

ご臨席いただいた皆様,ありがとうございました。

◇ ◇ ◇

1963年,京都大学近くでコンピュータの研究会「FORTRAN研究会」が発足して,「電子プログラミング講習会」を開催しました。これが日本で初めての民間におけるコンピュータ教育であり,KCGグループとしての活動の第一歩です。その後,講習会は対象を拡大し,1969年8月,日本最初の全日制コンピュータ教育機関である「京都コンピュータ学院」が誕生。また,2004年に日本最初のIT専門職大学院である「京都情報大学院大学」をグループ校として開学,2012年には札幌と東京に大学院サテライトも開設しました。さらに2013年には,京都で最も歴史と伝統がある「京都自動車専門学校」がKCGグループに加わりました。

KCGグループはこれまで,本学のアイデンティティであるパイオニアスピリットを常に発露しながら,発展著しいIT分野において,常に時代が求める人材の育成に努め,業界を担う多くの情報処理技術者を育成し,4万人以上の卒業生を輩出したほか,海外教育機関などとのネットワークを構築するなど,地道ながらも着実に歩みを刻んでまいりました。

この節目の年,これまでの55年を振り返りながら,今日まで支えていただいた多くの方々に感謝の意を表する次第です。この節目の年をさらなる飛躍の第一歩として,関係業界をはじめ,各界の期待に応えられるよう,より一層の発展を誓い,次なる時代に向け在学生・卒業生とともに新しい地平を目指していく所存です。

※「Society 5.0」=内閣府は先ごろ,わが国が目指すべき未来社会の姿として「Society 5.0」を打ち出しました。これはサイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより,経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会(Society)を実現しようという内容で,狩猟社会(Society 1.0),農耕社会(Society 2.0),工業社会(Society 3.0),情報社会(Society 4.0)に続く国の第5期科学技術基本計画の中でテーマの柱に据えています。この方向性は,今後の社会に必要と考え「次世代産業・応用情報分野」の学習領域拡大と充実を図ったKCGグループの目指すべきIT人材育成への将来像と共通,合致しているといえます。

祝賀会はリーガロイヤルホテル京都で開催。大勢の方にお越しいただきました
祝賀会はリーガロイヤルホテル京都で開催。大勢の方にお越しいただきました
祝賀会のニッツア・メラスさん(シルク・ドゥ・ソレイユのメインボーカリスト,KCGI教授)によるライブパフォーマンス
祝賀会のニッツア・メラスさん(シルク・ドゥ・ソレイユのメインボーカリスト,KCGI教授)によるライブパフォーマンス
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KCGIの創立15周年記念式典を開催しました

京都情報大学院大学(KCGI)の創立15周年記念式典を開催しました。(10月26日,KCGI京都駅前サテライト大ホール)
京都情報大学院大学(KCGI)の創立15周年記念式典を開催しました。(10月26日,KCGI京都駅前サテライト大ホール)

京都情報大学院大学(KCGI)は,2018年11月1日に創立15周年記念日を迎えます。これに先立ち10月26日,記念式典をKCGI京都駅前サテライト大ホールで開き,学生と教職員一同が祝うとともに,今後ますますの発展を誓いました。茨木俊秀KCGI学長は式辞で「近年アジアをはじめ世界中から入学者が増えており,グローバルな大学院としての地位を築きつつあります。今後,国内はもとより海外での教育展開をより一層進めます」と,順調に発展を続けているKCGIの現状を話しました。

続いて中口孝雄KCGI准教授が「kcg.eduとの25年」と題して記念講演を行いました。kcg.eduはKCGIや京都コンピュータ学院(KCG)などKCGグループの徽章です。中口准教授は,KCGを卒業後,2004年のKCGI開学と同時に社会人学生として入学。2006年にKCGIを修了し,NTTアドバンステクノロジ株式会社に勤務した後,2014年には京都大学大学院情報学研究科の研究員に転職しました。京大で博士論文「多言語コミュニケーションのための分散型サービス基盤の研究」を執筆し,2017年9月に博士(情報学)の学位を受けました。KCG卒業生,KCGI修了生で京都大学の博士号を取得したのは中口准教授が初めてです。

中口准教授は講演で,自身の半生を振り返りながら,ITがいかに速く進歩し社会を変えてきたか,技術者,研究者としてその変化に対応していくためにいかにKCGグループでの経験や人脈に助けられたかを語り,その流れを次代につなぐための取り組みである「未来環境ラボ」(KCGグループと日本ユニシスが共同で開設)を紹介しました。そして中口准教授は学生に対し「kcg.eduで先生方に挑戦し続け,先進的な技術を身につけ社会を変えてゆける人材を目指そう」と呼び掛けました。

KCGIは,1963年5月1日に創立した日本最初のコンピュータ教育機関であるKCGのパイオニア・スピリットを受け継ぎ,日本最初のIT専門職大学院として開学しました。応用情報技術研究科 ウェブビジネス技術専攻を置き,修了するとIT応用分野の最高学位である情報技術修士(専門職)が得られます。学問分野では,2018年度よりカリキュラムを大幅に改編。コンセントレーション履修モデルとして▽ERP ▽ビジネスデータアナリティスク ▽ITアントレプレナーシップ ▽ウェブシステム開発 ▽ネットワーク管理 ▽ITマンガ・アニメ ▽観光IT ▽一般ITモデル-を,産業分野履修モデルとして▽フィンテック ▽農業 ▽海洋 ▽医療・健康 ▽コンテンツマーケティング ▽教育-を設置し,学生が目的・志向に応じて各モデルを選択し組み合わせることで,効率良く段階的に学べるようにしました。入学定員は,開学当初の80名(総定員160名)から,2018年度には360名(同2018年度は600名,2019年度以降は720名)に増員しています。ITと経営,それにコンテンツに関する知識と技術を持った優秀な人材を,国内やアジアをはじめ世界のIT業界に送り出してきました。

来る2018年11月1日には,KCG創立55周年・KCGI創立15周年の記念式典を京都情報大学院大学 京都駅前サテライト(京都コンピュータ学院 京都駅前校)大ホールで,関係国駐日大使や京都府,京都市,大学・企業関係者など国内外から多くのご来賓をお招きして開催します。その後はリーガロイヤルホテル京都で祝賀会を催すことにしています。

京都情報大学院大学(KCGI)の創立15周年記念式典で記念講演を行う中口孝雄准教授
京都情報大学院大学(KCGI)の創立15周年記念式典で記念講演を行う中口孝雄准教授
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「未来環境ラボ」中信ビジネスフェアに初出展

「未来環境ラボ」が,2018年10月17日,18日に開催された中信ビジネスフェアに初出展しました。
「未来環境ラボ」が,2018年10月17日,18日に開催された中信ビジネスフェアに初出展しました。

京都コンピュータ学院(KCG)と京都情報大学院大学(KCGI)が,大手ITサービスの日本ユニシス株式会社総合技術研究所と共同で開設した「未来環境ラボ」が,2018年10月17日(水),18日(木)に開催された「中信ビジネスフェア」に初出展しました。同フェアでは最新ITへの関心も高く,多くの来場者が未来環境ラボのコーナーに立ち寄り,説明員への質問も相次ぎました。

同フェアは京都中央信用金庫が主催し,近畿経済産業局,京都府,京都市などが後援しています。未来環境ラボのコーナーは,京都府総合見本市会館(京都パルスプラザ=京都市伏見区)の大展示場にある日本ユニシスブースの一角に設営。「未来を想像し現在の技術をもって『未来をプロトタイピングする』産学連携プロジェクト」というキャッチフレーズを掲げました。

コーナーでは,未来環境ラボの日ごろの取り組みをスライドやムービーで紹介。日本ユニシス研究員とKCG教職員が来場者への説明に当たりました。ハッカソンや技術交流会などのラボの活動や,物体認識技術を応用したDIY自動運転キットなどの研究開発の様子を紹介する映像に加えて,ミニドローンや電子工作キットなど,ラボで使用中の機材も展示しました。ミニドローンのデモフライトも行われ,多くの来場者の関心を集めていました。

KCGグループは,産学が連携して次代を担うIT人材を育成しようと2017年2月,日本ユニシスの総合技術研究所と共同で創造的プロジェクト「未来環境ラボ」を学内に開設しました。未来のIT業界で活躍する学生たちが柔軟な発想・創造力を駆使しながら,IT企業の研究員とのさまざまな研究・学術の共同作業を重ねています。

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IDCE25ヵ国目の対象国,ガボン共和国にパソコンを寄贈!

長谷川晶KCG理事長(右)とKCGI修了生で在日ガボン大使館勤務のエガンゲ・ミレイユさん
長谷川晶KCG理事長(右)とKCGI修了生で在日ガボン大使館勤務のエガンゲ・ミレイユさん

京都コンピュータ学院(KCG)は10月17日,中央アフリカ西部の大西洋岸に面したガボン共和国に使用済みパソコン144台を贈りました。KCGは海外コンピュータ教育支援活動(IDCE)の一環として,使用済みパソコンを発展途上国などに贈る活動をしていますが,今回のガボンで技術指導を含めて,25ヵ国目のIDCE対象国になります。

ガボンは人口が約203万人,石油資源が豊富なことからアフリカでも一人当たり所得が高い国の一つで,現在は国を挙げてコンピュータ教育の普及に取り組んでいます。KCGが贈ったパソコンは同国のICT化に大きく寄与することと期待されます。今回の寄贈には,ガボン共和国から京都情報大学院大学(KCGI)に留学,2018年3月の修了後,在日ガボン共和国大使館(東京都目黒区)でプロジェクト・アシスタントとして勤務するエガンゲ・ミレイユさんも尽力してくれました。また,2018年11月1日にKCG京都駅前校6階大ホールで開催するKCGグループ創立55周年記念式典には,ガボン共和国大使館 特命全権大使のジョゼフ・ジロ・エファンゴン・オバゲ閣下が来賓として列席され,祝辞をいただくことになっています。

IDCE(International Development of Computer Education)は,KCGが発展途上国や東欧圏に使用済みのパソコンを寄贈して,コンピュータ教育を支援する国際的な教育活動で,1990年にタイ王国へ寄贈したのを皮切りに,ガーナ,ポーランド,スリランカ,モザンビーク,パプアニューギニア,ニジェールなど,世界各国へ支援を行ってきました。KCGはIDCEを通して,コンピュータ文化の創造と普及を世界的な規模で進めています。

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「CGアニメコンテスト プレミアム上映会」を開催しました!

CGアニメコンテスト プレミアム上映会で上映された山元隼一さん原案・監督の「TIME DRIVER 僕らが描いた未来」=2018年10月14日,京都コンピュータ学院 京都駅前校 6階大ホール
CGアニメコンテスト プレミアム上映会で上映された山元隼一さん原案・監督の「TIME DRIVER 僕らが描いた未来」=2018年10月14日,京都コンピュータ学院 京都駅前校 6階大ホール

CGアニメコンテストの30周年とKYOTO CMEXの10周年を記念したプレミアム上映会が2018年10月14日(日),京都コンピュータ学院(KCG)京都駅前校 6階大ホールで開かれました。過去10年間の入選作品から選りすぐりの名作を上映されたほか,文化庁による若手アニメーター育成事業「あにめたまご2018」で制作した「TIME DRIVER 僕らが描いた未来」の原案・監督を務めたCGアニメコンテスト入賞者の山元隼一さんの講演もあり,訪れたアニメファンやKCGの学生たちを楽しませました。

CGアニメコンテストは自主制作のCGアニメ作品を対象とした国内で最も伝統のあるコンテストで,株式会社 ドーガ(本社 大阪市浪速区日本橋西2-5-11,鎌田優代表)の運営により1989年から毎年開催,2009年からはKYOTO CMEX(アニメ・マンガやゲームといった日本を代表するエンターテインメント・カルチャーの発祥の地である京都市が,産学連携により国内外へコンテンツを広く発信しようと企画された組織)のイベントとして続いています。これまでに,多くの人材を輩出し,劇場アニメ「君の名は。」監督の新海誠さん,TVアニメ「けものフレンズ」監督のirodori たつきさん,NHK番組「びじゅチューン」アニメ担当の井上涼さんらは同コンテストで入選経験があります。

プレミアム上映会では,2009年コンテストで入選した「セカイ系セカイ論」(山本蒼美さん)を皮切りに,各年の入選作品の一部を上映,制作者が壇上で作品について説明する機会もありました。

この後,「TIME DRIVER 僕らが描いた未来」の上映を経て山元さんが講演しました。山元さんは九州大学の学生時代に自主制作アニメーションを手掛け,CGアニメコンテストでは2009年に「memory」で佳作,2011年には「Anemone」で入選に輝いています。最近では「ポプテピピック」の「星色ガールドロップ」パート監督,「君の名は。」や「ニンジャバットマン」などに参加している今後の日本のアニメーション界を担う若手クリエイター・監督です。

山元さんは自主制作をするメリットとして「監督,脚本,絵コンテ,作画,CG,合成,編集とアニメーションすべての工程を経験できて総合力が付きます。そしてコンテストに出場すれば自分の作品を客観的に評価され,仲間やライバルができ,自信につながることも多い。ぜひチャレンジしていただきたい」とし「コンテスト受賞から才能が認知されるまでには10年近くかかるようです。でも2018年秋クール(約3カ月間)では60本以上のTVアニメが作られるなど人気は続き,とりわけ新海誠さんをはじめ個人作家出身の監督が注目を浴びています。みなさんも頑張ってください」と訪れた学生らにエールを送りました。

CGアニメコンテスト プレミアム上映会は11月11日に横浜市,同17・18日にロンドンなど,国内外の会場で開催される予定です。

講演でアニメーションの自主制作やコンテスト出場を呼び掛ける学生たちに山元隼一さん
講演でアニメーションの自主制作やコンテスト出場を呼び掛ける学生たちに山元隼一さん

期待に胸弾ませ KCG,KCGI 2018年度秋学期入学式

KCG京都駅前校6階ホールで挙行されたKCG,KJLTC,KCGIの2018年度秋学期入学式。(2018年10月1日)
KCG京都駅前校6階ホールで挙行されたKCG,KJLTC,KCGIの2018年度秋学期入学式。(2018年10月1日)

京都コンピュータ学院(KCG)と京都日本語研修センター(KJLTC),京都情報大学院大学(KCGI)の2018年度秋学期入学式が10月1日(月),KCG京都駅前校6階ホールで挙行されました。専門知識と高度な技術を身に付けようという意欲に満ちた多くの新入生が,KCGファミリーの一員としての学業生活をスタートさせました。式はKCGI東京サテライトとつないで実施。台風24号の影響で,当初予定日を1日繰り下げましたが,この日は秋の青空の下での挙行となりました。

今年創立55周年を迎えたKCGグループの沿革を紹介するビデオを新入生全員で見た後,長谷川亘KCGグループ統括理事長が式辞。長谷川統括理事長は,本学の教育理念やこれまで積み重ねてきた実績などを説明した上で,「しっかり勉強し,頼もしい先輩たちと共にKCGファミリーのネットワークのさらなる強化と拡大を目指していただきたいと思います。そのことは,きっと皆さんの将来にとっても,大きな力となります」と激励しました。

茨木俊秀KCGI学長は,「興味を広く持って,積極的に授業,演習やプロジェクトに参加してください」と新入生に要望。「本学在学中に幅広い知識を獲得するとともに,友人や先生方との交流を通して,人間的にも大きく成長し,卒業後,新しい可能性を求めて世界に羽ばたくことができるよう,心から願っています」とお祝いの言葉を述べました。

これを受け,新入生を代表してKCGIに入学した宮原涼さん(近畿大学経済学部出身)が「高度な知識や技術を身に付け,次世代をリードする実践能力と創造性を養うよう,日々努力します。本学の学生としての自覚と責任を持ち,規則と秩序を遵守するとともに,新しい仲間と助け合い,励まし合い,時には競い合いながら,充実した学生生活を送るよう努めます」と力強く宣誓しました。

新入生の皆さん,誠におめでとうございます。

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