京まふ2023開催,KCGブースのアニメ作画講演会にファンどっと!

京まふ2023のKCGブースで繰り広げられたアニメーター太田彬彦さんと,人気声優の長野佑紀さんによる作画講演会。YouTube Liveでの配信もされました(2023年9月17日,みやこめっせ)
京まふ2023のKCGブースで繰り広げられたアニメーター太田彬彦さんと,人気声優の長野佑紀さんによる作画講演会。YouTube Liveでの配信もされました(2023年9月17日,みやこめっせ)

京都コンピュータ学院(KCG)と京都情報大学院大学(KCGI)が共催するマンガ・アニメ関連では西日本最大級のイベント「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2023」(同実行委員会・京都市主催)は9月16日(土),17日(日),京都市勧業館(みやこめっせ)を中心に開かれました。KCGグループのブースでは,プロアニメーターとして第一線で活躍する太田彬彦さんによるライブ作画を,人気声優の長野佑紀さんが司会・進行を務め実施し,YouTube Liveでも配信しました。ブースはたくさんのファンであふれかえりました。

京まふは,コンテンツ産業の振興とマンガ・アニメの担い手育成,海外発信などを目的に毎年開かれ12回目となります。今年は過去最多となる74企業・団体が出展,お気に入りのキャラクターグッズや展示を楽しむファンが訪れ,会場は熱気に包まれました。

KCGブースでは,太田さんが液晶タブレットを使ったデジタル作画を,解説を交えながら実演。KCGグループのマスコットキャラクター「きょこたん」のVチューバーに扮する長野さんが,豊かな表現で明るく盛り上げ,訪れた大勢の観客やYouTube Liveを視聴した方たちを楽しませました。長野さんが準備してくださったイラスト入りサインをめぐってのじゃんけん大会もありました。

17日には,みやこめっせステージで武田康廣KCGI教授が代表取締役を務める株式会社GAINAX京都による「福井裕佳梨・岩田光央・宮村優子・長野佑紀トーク&菅浩江原作『そばかすのフィギュア』朗読劇」があり,KCGグループが協賛。ステージ終了後は出演した声優のみなさんが,KCGブースに駆け付けてくださいました。

アニメーターの太田さんは「しろアニ,スタジオPaTHoS」の代表で,動画検査,原画,演出など,アニメーション制作現場での経験を踏まえ,アニメ作りに興味のある方に向けて,ノウハウなどを発信しています。声優の長野さんは「俺だけ入れる隠しダンジョン」(アリス役)や「アイドルマスター シンデレラガールズ劇場 Extra Stage」(小関麗奈役)をはじめ,多くのアニメやゲームなどに出演。KCGと京都府立京都すばる高等学校との高専連携事業における「IT講座」のコンテンツに登場する「きょこたん」役も務めていただいています。

アニメ作画講演会の模様は以下からご覧になれます。
https://www.kcg.ac.jp/event/kyomaf2023.html

【京まふ公式サイト】
https://kyomaf.kyoto/

長野さんは,KCGグループのマスコットキャラクター「きょこたん」のVチューバーに扮し,豊かな表現で明るく盛り上げてくださいました
長野さんは,KCGグループのマスコットキャラクター「きょこたん」のVチューバーに扮し,豊かな表現で明るく盛り上げてくださいました
長野さんが準備したイラスト入りサインをめぐってのじゃんけん大会もありました
長野さんが準備したイラスト入りサインをめぐってのじゃんけん大会もありました
みやこめっせステージでは,武田康廣KCGI教授が代表取締役を務める株式会社GAINAX京都による「福井裕佳梨・岩田光央・宮村優子・長野佑紀トーク&菅浩江原作『そばかすのフィギュア』朗読劇」があり,ステージ終了後は出演した声優のみなさんがKCGブースに駆け付けてくださいました
みやこめっせステージでは,武田康廣KCGI教授が代表取締役を務める株式会社GAINAX京都による「福井裕佳梨・岩田光央・宮村優子・長野佑紀トーク&菅浩江原作『そばかすのフィギュア』朗読劇」があり,ステージ終了後は出演した声優のみなさんがKCGブースに駆け付けてくださいました

2023年度春学期のKCGグループ学位授与式・卒業式を挙行しました

学位授与式・卒業式で式辞を述べる長谷川亘 KCGI・KCG・KCGM総長=2023年9月15日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール
学位授与式・卒業式で式辞を述べる長谷川亘 KCGI・KCG・KCGM総長=2023年9月15日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール

京都情報大学院大学(KCGI)と京都コンピュータ学院(KCG)の2023年度春学期学位授与式・卒業式が2023年9月15日(金),対面とサイバースペースのいずれかを選んで参加できるハイブリッド方式で挙行されました。長谷川亘KCGI・KCG・京都自動車専門学校(KCGM)総長と富田眞治KCGI学長が式辞を述べ,修了生・卒業生にお祝いと励ましの言葉を贈りました。確かなITの知識と能力,社会人としての高い資質を身につけた若者たちは,創立から60周年を迎えたKCG,20周年のKCGIという歴史ある母校の誇りを胸に,自信と希望に目を輝かせて巣立ちました。みなさん,誠におめでとうございます。これからのご活躍を心からお祈りいたします。

新型コロナウイルス感染症は5月に5類感染症へ移行したものの,まだ終息とは言えず,学位授与式・卒業式は関係者の健康と安全を第一に考えてハイブリッド方式による実施となりました。対面による式典は,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホールで開催され,その様子がオンライン配信されました。

式辞で長谷川総長は,「みなさんは,本学において,ITに関連する多くのさまざまな知識・技術を修得されました。学んだこと,経験したことのすべては,苦難に立ち向かいながら未来を切り拓くための,確かな指針になることでしょう。これからも,さらにスキルを磨き,より良い社会の実現に向けて貢献していただきたいと願っています」と要望。そして「みなさんは,5万人以上の卒業生・修了生で構成される『KCGファミリー』の一員でもあります。先輩方は,広がり続けるKCGグループのネットワークを,ビジネスや生活に有効に活用されています。今後,社会がどのように変化しようとも,国籍や文化の違いを超え,卒業生・修了生同士の横のつながりのみならず,先輩・後輩の縦のつながりも大切にしてください。100周年を目指す母校KCGグループと,卒業生・修了生のみなさんがタッグを組んで,共に成長し,共に発展することができれば,それはたいへん素晴らしいことです。みなさんの今後のご健勝とご活躍を心からお祈りします」とはなむけの言葉を贈りました。

富田学長は「人工知能を中核技術とした新しい時代が到来しつつあることは事実です。みなさんはこのような時代に社会に出て行くわけで,さまざまな問題解決に向けて自分の頭で考え,『新しい時代を生き抜く力』を培うことが必要です」としたうえで,「本学で学んだ期間は数年であり,また学修した専門科目も限られています。社会に出てからは,これまでとは比較にならないほどさまざまなことを学ぶ必要がでてきますので大変だろうと思います。本学にはバックグラウンドの異なった多様な学生がいますが,本学でICT分野を新たに学修した学生も非常に多いと思います。経験したことのない,新しい分野を学ぶことは大きなチャレンジだったでしょう。社会に出て新しいことを学ぶ際には,本学を修了できたということに自信を持ってください。さまざまな困難を克服できると思います」と激励しました。そして「みなさんが『新しい時代を切り拓く』チャレンジ精神を持って,力強く生き抜いていかれることを祈念します」と期待を述べました。

修了生・卒業生を代表してKCGI応用情報技術研究科の高さんが,「2年間,留学生として過ごし,新しい知識を得ること,研究を進めること,そして素晴らしい仲間と共に学び成長することができました。本学で私たちは,ITに関するさまざまな知識や技術を学び,身につけることができました。本学で学び得た成果を携え,今後私たちは,自己の夢や目標の実現に向けて歩み出します。進む先はさまざまではありますが,教育研究環境に恵まれた本学で学んだ知識,培った能力をそれぞれの分野で存分に発揮し,新しい未来の創造に貢献できるよう,精進してまいりたいと思います」と,修了・卒業の辞を述べました。

式典では,KCGI修了生代表に「情報技術修士(専門職)」の学位記,KCG卒業生代表に卒業証書・称号授与書が授与されました。また,優れた学業・研究成果を残し最優秀賞と優秀賞に選ばれた修了生が発表されました。賞状と記念品が贈られます。式典後,参列した修了生には学位記が大ホールで,卒業生には卒業証書などが教室でそれぞれ手渡されました。オンライン参加者には別途授与されます。KCGI修了生が移動した別室やKCGの教室では,担当教授・教員と修了生・卒業生たちが,学生生活の思い出や将来の夢などの話に花を咲かせました。

式辞で,修了生たちを激励する富田眞治 KCGI学長=同
式辞で,修了生たちを激励する富田眞治 KCGI学長=同
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KCGデジタルゲーム学系の学生がユニティのゲームジャムに出場しました

KCG京都駅前校で開かれたユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社と共催による「京都2校合同ゲームジャム」。学生ゲームクリエイターたちにとって,交流してアイデアを出し合いながら,新しいゲームを開発するという貴重な体験の場になりました(2023年8月29,30日)
KCG京都駅前校で開かれたユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社と共催による「京都2校合同ゲームジャム」。学生ゲームクリエイターたちにとって,交流してアイデアを出し合いながら,新しいゲームを開発するという貴重な体験の場になりました(2023年8月29,30日)

京都コンピュータ学院(KCG)は2023年8月29-30日,京都駅前校で,高品質ゲームエンジン「Unity」を扱うユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社と共催による産学連携の「京都2校合同ゲームジャム」を開き,本学院デジタルゲーム学系(D学系)の学生37名が立命館大学の学生とともに出場しました。学生ゲームクリエイターたちにとって,交流してアイデアを出し合いながら,新しいゲームを開発するという貴重な体験の場になりました。

テーマはゲームの中で重要な役割を占める「サウンド」。初日は両校の学生混合による5人1組のチームを決め,テーマについての講義などを通じて基礎的な内容を身につけた後,各チームは企画を練りながら,「Unity」を使用した実装に取り掛かりました。2日目も実装を続けてゲーム作品を仕上げ,各チームがプレゼンテーションで作品とメンバーの役割や感想を紹介した後,ゲームを実際に動かしながら,コンセプトや工夫した点,苦労した点などを披露しました。最後にユニティ社と,ゲストとして訪れていたコナミグループ株式会社の方から講評をいただきました。創造性や技術度,魅力,完成度,プレゼンテーション能力などで審査し,1,2位とKONAMI特別賞の3チームを選びました。

KCGのD学系では,卒業後のためにも他のクリエイターたちとのつながりを学生時代から大事していこうと,インディーゲームの祭典「BitSummit」や各種ゲームジャムなどイベントに参加した際に,他校の学生との交流を積極的にするよう勧めています。今回はKCGの卒業生で現在立命館大学に務めている教職員に声を掛け,2校合同によるゲームジャム開催が実現しました。

参加した学生たちの感想を紹介します。

  • 《1年生 プログラマ 大野さん》
    チーム全員で協力し2日間という短い間で無事ゲームを形にできてよかったです。Unity以外にもバージョン管理ツールを運用することができ,いろいろな面で勉強になりました。これまでサウンドをあまり触っていなかったので,実際に触ってみてゲームのクオリティーが一気に上がったのが印象的でした!
  • 《2年生 プランナー 原田さん》
    普段は一緒にチームを組まない後輩や他校の人も交えて制作することができたのでとても楽しく充実した2日間でした。講評では「ゲームのアイデアとしてはピカイチ」と言っていただけたので,今後のゲーム作りでは時間内での完成やタスク管理などを学びつつ自信を持って取り組んでいきたいと思います。
  • 《2年生 プランナー 三塚さん》
    最初に講義を通して,チーム制作でのコツ教えてもらいながら楽しくゲーム制作ができました。制作で行き詰まった時も気軽に質問でき,丁寧に教えてもらえるので,ゲームジャムやUnityの経験が少なくても最後までやり遂げることができました。審査員の方から企画内容は全チームの中でもピカイチでしたと言っていただけて感激でした。企画をしっかりと形にできる制作スキルを磨くことに重点を置いてこれから励んでいきたいと思います。
  • 《2年生 プランナー 羅さん》
    留学生として日本人学生の方々とゲームを一から企画し,2日間共同作業ができて良かったです。チーム体制でUnityとバージョン管理ツールを運用することで少し自信がつきました。
  • 《2年生 プランナー 鈴木さん》
    自分が思い描いているものをチームメンバーが共感してくれ,協力して制作できたので楽しめました。それに加え,Unityのことを学べたので視野が広がり,今後の制作活動に活かせる形になった良い機会でした。またこのような機会があれば積極的に参加して知識やスキルを高めていきます。
  • 《2年生 プランナー 藤橋さん》
    現段階でどこまでゲーム開発における技術が身についているのかを知ることができ,チーム内で教え合うことができたなど,とても刺激的な2日間になりました。
  • 《2年生 プログラマ 豊岡さん》
    サウンドやエフェクトといったあまり触れてこなかった部分の知識を得ることができてよかったです。2日間という短い期間でゲームを制作することができて良い経験になったので,今後の制作に活かしたいです。
  • 《3年生 プログラマ 真木さん》
    ゲームジャムの目的の一つである「作る時間を楽しむ」ができました。限られた時間でゲームを作るということがゲームのように楽しかったのでこのようなジャムにまた参加したいです。
  • 《3年生 プランナー 山中さん》
    興味深い講習とそれを活かせるゲームジャムであり,とても有意義なイベントでした。制作したゲームで賞を獲得することができましたが細かい不備が目立ったため,今後は細部まで気をつけていきたいです。今後もこのような講習会やイベントがあれば積極的に参加し,知識・技術を磨いていきたいです。
  • 《4年生 プランナー 木内さん》
    今までやってきたゲームジャムの中で一番楽しんでゲームの制作を行うことができたおかげか,講評でも周りを巻き込んで楽しんでいたという点で特別賞をいただけたので,これからも楽しんで制作をしていきたいと思います。
テーマはゲームの中で重要な役割を占める「サウンド」。各チームは企画を練りながら,「Unity」を使用し実装していきました
テーマはゲームの中で重要な役割を占める「サウンド」。各チームは企画を練りながら,「Unity」を使用し実装していきました
「とても刺激的で良い経験になった2日間。今後の制作活動に活かしていきたい」。学生たちは前向きに話していました
「とても刺激的で良い経験になった2日間。今後の制作活動に活かしていきたい」。学生たちは前向きに話していました

KCG60周年記念行事 10月7日にIGF2023京都開催記念プレイベントを開催します

京都コンピュータ学院(KCG)創立60周年記念行事の一環として,KCGグループは10月7日(土),Internet Governance Forum(IGF:インターネット・ガバナンス・フォーラム)2023京都開催記念プレイベント 「これからのインターネットを担う若者のためのSIG(School on Internet Governance)」を開催します。高校生・専門学校生・大学生・一般が対象,オンライン併用のハイブリッド開催(一部を除く)で,参加は無料です。

イベントでは,インターネットに関する公共政策課題について対話するために必要な知識や視座を身につけることを目的に,青少年のための安心安全なインターネット利用について若者自身が意見を発表するセッションなどを用意しています。また,これからのインターネットを担う若者を応援する目的で,海外から来日する専門家,国内の情報教育関係者が集い,自由で開かれたインターネットの可能性を膨らませ,AIなどの最新技術とどう折り合うか,思索・議論して学びます。

IGF2023は,本年10月8~12日に,国立京都国際会館を会場に,日本で初めて開催されます。国連が主催してインターネットに関するさまざまな課題について話し合う,誰でも参加できる国際会議です。今年は日本がホスト国となり,総務省がホスティングを担当します。KCGグループはIGF2023と連動し,さまざまな方面からインターネット・ガバナンスについて考えるSIG Japanを開催しています。

イベントの詳細,申し込みは下記URLに記載しています。
https://kcg.edu/60th/event/sig-pregathering.html

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京まふ2023が9月16日,17日に開催,KCGがブースを設けます!

京都コンピュータ学院(KCG)と京都情報大学院大学(KCGI)が共催する西日本最大級のマンガ・アニメのイベント「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2023」は9月16日(土),17日(日),京都市勧業館(みやこめっせ),ロームシアター京都,京都国際マンガミュージアム等で開かれます。KCGグループは,みやこめっせ会場1階にブースを設け,アニメーターの太田彬彦さんによるライブ作画をYouTube Liveにて配信します。司会・進行は声優の長野佑紀さんです。

17日午前10時40分からは,みやこめっせステージで武田康廣KCGI教授が代表取締役を務める株式会社GAINAX京都による「福井裕佳梨・岩田光央・宮村優子・長野佑紀トーク&菅浩江原作『そばかすのフィギュア』朗読劇」があり,KCGグループが協賛します。

KCGブースの詳細はこちらから
京都国際マンガ・アニメフェア 2023 | イベント案内 | 京都コンピュータ学院
https://www.kcg.ac.jp/event/kyomaf2023.html

みなさまのご来場をお待ちしております!

イベント名:
京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2023
開催期間:
2023年9月16日(土)~ 9月17日(日) ※入場は終了30分前まで
会場:
みやこめっせ/ロームシアター京都(メイン会場) 09:00~17:00(17日は16:00まで)
京都国際マンガミュージアム(第2会場) 10:30~19:30
京都伝統産業ミュージアム(サテライト会場) 9:00~17:00(17日は16:00まで)
梅小路公園 (京伴祭) 16⽇(⼟) 13:00開場 / 14:00開演 / 18:45終演
主催:
京都国際マンガ・アニメフェア実行委員会,京都市
共催:
KYOTO CMEX 実行委員会,京都国際マンガミュージアム,京都コンピュータ学院・京都情報大学院大学
後援:
経済産業省
協力:
「伝統産業の日」実行委員会,京都伝統産業ミュージアム,Ani Love KYOTO実行委員会
【京まふ公式サイト】
https://kyomaf.kyoto/

KCGとの高専連携事業で,京都すばる高校生が「富岳」を見学しました

京都コンピュータ学院(KCG)教員の引率で,神戸市の国立研究開発法人理化学研究所計算科学研究センターを訪れる京都府立京都すばる高等学校情報科学科の生徒たち。両校は文部科学省の「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」としてIT人材育成の一貫教育で連携しています=2023年8月9日

京都コンピュータ学院(KCG)とIT人材育成の一貫教育で連携している京都府立京都すばる高等学校情報科学科の生徒が2023年8月9日,KCG教員の引率で,神戸市の国立研究開発法人理化学研究所計算科学研究センター(R-CCS)にあるスーパーコンピュータ「富岳」を見学しました。両校は文部科学省の「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」に2021年度から毎年度採択されていて,見学会はその高専連携事業の一環です。見学会前の8月7,8両日,生徒たちはKCGで開催されたプログラミングについての夏期集中講義を受講しています。

神戸市中央区のポートアイランドにあるR-CCSには,京都すばる高等学校の1,2年生とKCG教員がバスに同乗して到着。展示エリアで現在運用中の「富岳」や2019年に運用を停止した「京」の説明パネルなどを見学,研究員の解説を聞きました。「富岳」の実物も見学した後に30分ほど設けられた質疑応答では「電気代はどれくらいかかるのか」「富岳を個人で持つとどれくらいの金額になるか」「災害時に向けてどんな対策がなされているのか」と質問が途切れることなく続きました。担当者の丁寧な回答や説明に,生徒たちは大満足の様子でした。

見学会に参加した生徒たちから,次のような感想が寄せられました。

  • スーパーコンピュータの実物とその費用や性能が印象に残りました。
  • 富岳になるまでの歴史や由来などについてよく知ることができました。
  • 富岳は天気予報など国しか使えないと思っていたけど,自分たちも使えることが印象に残りました。いつか使えるような研究などをしてみたいです。
  • 富岳のスケールの大きさやすごさがとても伝わってきた。
  • 富岳の性能を最大限に活かすには,使う側の人間も大事なんだと分かった。

両校が進める「専門学校・高等学校連携による中核的IT専門職人材の加速型育成プログラムの開発・実証」「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」の詳細
https://www.it-edu.kyoto/

スーパーコンピュータ「富岳」の実物を見学し,生徒たちは費用や性能について知りました
退役機「京」の説明パネルなども見学。KCGが1963年の創立以来使用してきた機器を保存・展示している「KCG資料館」は,理化学研究所から「京」のパネルとシステムボードなどの寄贈を受けています
京都すばる高校の生徒たちは,計算科学研究の中核拠点で多くのことを学んだ様子でした。今回の見学は将来,情報処理技術者を目指すうえで大きな財産になったことでしょう
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パプアニューギニアの高校生がKCGで日本の最先端IT教育に触れました

KCG京都駅前校を訪れたパプアニューギニア独立国・国立ソゲリ高校の一行(2023年8月30日)
KCG京都駅前校を訪れたパプアニューギニア独立国・国立ソゲリ高校の一行(2023年8月30日)

南太平洋にある島国・パプアニューギニア独立国の国立ソゲリ高校で日本語を学んでいる生徒3名が教員とともに2023年8月30日,京都コンピュータ学院(KCG)京都駅前校を訪れ,ICT(情報通信技術)ワークショップを通じて日本の最先端教育に触れました。KCGグループは2009年,海外コンピュータ教育支援活動(IDCE)の一環として同国のゴロカ大学に学内で使用した53台のパソコンを寄贈,近くパプアニューギニア工科大学に第二弾の寄贈を計画しています。今回の来訪を機にKCGグループとパプアニューギニアとの友好関係はますます発展し,交流が盛んになっていくことでしょう。

来訪は,かつて青年海外協力隊の日本語教師として国立ソゲリ高校で活動したKCGの教職員が橋渡し役となり実現しました。KCGでのICTワークショップで一行は,今年創立60周年を迎えたKCGの歴史を紹介するビデオを見た後,KCG教職員による「3DCG体験」「ゲーム制作体験」「ICT×日本語」の授業を受講。途中,国内屈指の貴重なコンピュータ機器を多数保存しているKCG資料館(情報処理学会:分散コンピュータ博物館全国第一号)を見学しました。生徒たちは日本におけるICT教育の今昔を目の当たりにし,興味を抱いた様子でした。このワークショップにはKCGのベトナム留学生も参加し,一行は日本留学について熱心に相談していました。また同日に京都駅前校で開催されていたUnity,コナミグループ(株)による学生向けゲームジャムイベントを見学する機会もあり,学生グループが作成しているゲームの内容を説明してもらいました。

IDCE(International Development of Computer Education)は1989年にKCGが開始した発展途上国のコンピュータ教育支援をするプロジェクトです。学院の中古パソコンを途上国に寄贈し,これを利用して,途上国のコンピュータ・リテラシー教育の開発・浸透を現地教育省・科学技術省との協力において図ろうとするボランタリー活動で,パソコンの寄贈に合わせ研修生の受け入れ,専門家の派遣などを続けています。現在まで寄贈パソコン台数は3000台以上,支援対象国は26カ国に及びます。パプアニューギニアには2009年にパソコンを寄贈したのに続き,今年9月にもパプアニューギニア工科大学にコンピュータ約200台の寄贈を計画しています。

国立ソゲリ高校の生徒たちは,ICTワークショップでMayaによる3DCGの制作体験をする機会もありました
国立ソゲリ高校の生徒たちは,ICTワークショップでMayaによる3DCGの制作体験をする機会もありました
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富田眞治KCGI新学長就任披露式・記念コンサートが開催されました

盛大に開催された富田眞治KCGI学長の就任披露式。産官学関係者や学生ら大勢の参列者が就任を祝いました(2023年8月29日,KCGI京都駅前サテライト・KCG京都駅前校6階大ホール)
盛大に開催された富田眞治KCGI学長の就任披露式。産官学関係者や学生ら大勢の参列者が就任を祝いました(2023年8月29日,KCGI京都駅前サテライト・KCG京都駅前校6階大ホール)

京都情報大学院大学(KCGI)の第4代学長に就任した富田眞治教授の「新学長就任披露式」が2023年8月29日,京都情報大学院大学京都駅前サテライト・京都コンピュータ学院(KCG)京都駅前校6階大ホールで開催されました。産官学各界からのお客様方にKCGI・KCGの学生も加わった大勢の参列者が,新学長の就任を祝いました。2023年,KCGは創立60周年,KCGIは創立20周年を迎えました。節目の年の新学長体制スタートにあたり,KCGグループはさらなる発展,IT教育の最先端を担う決意を新たにしています。式典の後には記念コンサート,祝賀会が盛大に催されました。

富田新学長の専門はコンピュータアーキテクチャ。京都大学大学院情報学研究科長,京都大学総合情報メディアセンター長,京都大学物質-細胞統合システム拠点特定拠点教授/事務部門長,九州大学教授などを歴任し,現在京都大学名誉教授で,電子情報通信学会フェロー,情報処理学会フェローです。2017年にKCGI教授となり,2023年4月1日の学長就任までは副学長を務めました。学長となって以降も「コンピュータ構成論」の講義を続けています。

式典では最初に学校法人京都情報学園理事長の長谷川亘 京都情報大学院大学・京都コンピュータ学院・京都自動車専門学校総長が挨拶。続いて前任第3代学長の茨木俊秀名誉学長が富田新学長を紹介しました。挨拶に立った富田学長は「研究部門,事務部門,教育部門と三つの異なる分野を経験してまいりました。終の棲家(ついのすみか)という言葉がありますが,私にとって本学はまさに終の学園であります。これまでの私の専門分野とはまるで異なった多様な分野の研究者との交流,新規組織の設置の経験,事務組織との連携の経験などを生かして,本学の喫緊の課題である生成AIの活用や国際化の一層の展開などについて,最大限の努力をしたいと思っております」と抱負を述べました。

来賓のJMOOC会長・元早稲田大学総長 白井克彦様,京都府副知事 山下晃正様より祝辞を頂戴しました。京都市長 門川大作様からはビデオメッセージによる祝辞をいただきました。続いて各方面から寄せられた祝電が披露されました。

式典から休憩を挟んで,記念コンサートが開催されました。2023年8月にKCGI教授へ就任した中国出身バイオリニストの劉薇先生と,KCGI教授でもある著名ピアニストの多川響子先生による二重奏で,ニューシネマパラダイス,英雄ポロネーズ,チャルダッシュなど8曲が披露されました。参列者は,西日本屈指のコンサートホールでの名演奏を堪能しました。

コンサートの後,会場を大ホールのホワイエに移して祝賀会が催されました。長谷川亘理事長・総長の挨拶に続き,来賓の参議院議員 西田昌司様,BIPROGY株式会社エグゼクティブフェロー 羽田昭裕様,株式会社アイ・オー・データ機器代表取締役会長兼社長 細野昭雄様,京都大学学術情報メディアセンター センター長・教授 岡部寿男様より祝辞を頂戴しました。日本私立大学協会事務局長 小出秀文様のご発声で乾杯し,参加のみなさま方は飲食と共にしながら和やかに歓談されました。最後に挨拶した茨木俊秀名誉学長が,この日のお礼を申しあげました。

就任披露式,記念コンサート,祝賀会にご臨席のみなさま,誠にありがとうございました。

◇ ◇ ◇

KCGIは,1963年に創立した日本最初のコンピュータ教育機関であるKCGのパイオニア・スピリットを受け継ぎ,日本最初のIT専門職大学院として2004年に開学しました。応用情報技術研究科 ウェブビジネス技術専攻を置き,修了するとIT応用分野の最高学位である情報技術修士(専門職)が授与されます。専門分野として▽人工知能 ▽データサイエンス ▽ウェブシステム開発 ▽ネットワーク管理 ▽グローバル・アントレプレナーシップ ▽ERP ▽ITマンガ・アニメ ▽観光IT―を,産業科目群として▽フィンテック ▽農業 ▽海洋 ▽医療・健康 ▽コンテンツマーケティング ▽教育―を設置し,学生が集中して効率よく学修できるよう設計。ITと経営,コンテンツに関する知識と技術を持った優秀な人材を,国内やアジアをはじめとする世界のIT業界に送り出しています。IT応用分野のトップリーダーを育成するKCGIに国内外からの入学志願者が増え続け,2023年度の入学定員は従来の600名から700名に増員され,開学当初の80名の約9倍になりました。2024年度以降の収容定員は1400名となります。2022年8月には京都本校百万遍キャンパスに最新設備の充実した新校舎が完成,受け入れ体制も万全です。

記念コンサートでは,KCGI教授の劉薇先生のバイオリンと多川響子先生のピアノがのびやかに響きました
記念コンサートでは,KCGI教授の劉薇先生のバイオリンと多川響子先生のピアノがのびやかに響きました
祝賀会であいさつする長谷川亘理事長・総長。たくさんのお客様から新学長就任の祝辞をいただきました
祝賀会であいさつする長谷川亘理事長・総長。たくさんのお客様から新学長就任の祝辞をいただきました
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CEDEC2023企画コンテスト「PERACON」でKCGが団体戦で5位に

日本最大のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス「CEDEC 2023」(一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会主催,経済産業省など後援)が2023年8月23-25日,オンライン上をベースに開催され,その連動イベントの一枚(ペラ)企画コンテスト「PERACON(ペラコン)」で京都コンピュータ学院(KCG)の学生2名が上位に食い込み審査員賞を受賞,団体ランキングではKCGが5位を獲得しました。KCGの学生たちは今回も日ごろの勉強の成果をいかんなく発揮し,審査員から高い評価を得ました。

「PERACON」は事前に設定されたテーマに沿った企画コンセプトをA4用紙1枚(相当サイズの画像)にまとめて競う,誰でも参加できる「コンセプトシートコンテスト」です。今年のテーマは「かえる」でした。

プロのクリエイターを含め340名余が参加したコンテストの結果が25日ライブ配信で発表され,KCGゲーム学科4年の大野さんが44位で審査員賞「本間賞」,ゲーム開発学科2年の藤橋さんが50位で同「石川賞」を受賞,ほかの学生の多くも上位に名を連ねました。上位2名の平均順位で競う団体戦では,KCGが5位となりました。

また今年3月にKCGゲーム学科を卒業した豊田さん=株式会社スクウェア・エニックス勤務=は7位(審査員賞「大倉賞」)に輝いてトップ10以内3回を達成し,見事「殿堂入り」を果たしました。豊田さんはKCGの学生時代に参加し10位,7位入賞の結果を残しています。「殿堂入り」は今回を含め13名しかなく,豊田さんは新卒1年目での偉業達成となりました。

PERACON 2023の結果速報ページ
https://peracon.cesa.or.jp/result.html

9月13日(水)14日(木)鳥取にて出張相談会!

説明を直接聞きたいけれど,京都まではちょっと遠い・・・そんな声にお応えして京都コンピュータ学院の担当者が鳥取・米子に伺います。
開催時間内は入退場が自由なので,都合のよい時間帯にお越しください。事前予約は不要です。会場の近郊にお住まいの方は,この機会にぜひ,お友達や保護者の方と一緒にご参加ください!

  • 9月13日(水)16:00~18:00
    ホテルニューオータニ鳥取 3階(JR鳥取駅下車徒歩5分)
  • 9月14日(木)16:00~18:00
    米子コンベンションセンター 2階(JR米子駅下車徒歩5分)

オープンキャンパスに参加される皆様に,お住まいの地域によって交通費の一部(鳥取県:5,000円)を支給いたします。
さらに!進学相談会で説明を聞いて,オープンキャンパスに参加された方には,QUOカード(1,000円分)をプレゼントします。

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