創立60周年~ インターネット・ガバナンスについて考えるSIG Japanを7月から開催

京都コンピュータ学院(KCG)は創立60周年記念行事の一環として,グループ校の京都情報大学院大学(KCGI)とともに2023年7月23日から,さまざまな方面からインターネット・ガバナンスについて考えるSIG(School on Internet Governance) JapanをKCG京都駅前校(KCGI京都駅前サテライト)で12月まで5回にわたり開催します。SIG Japanでは,インターネットの技術的,法律的な側面における課題,デジタル化とその必要性,違法サイトやネット犯罪など,さまざまなテーマを取り上げます。各回の講義では一般社団法人日本IT団体連盟理事の立石聡明KCGI教授をはじめ各分野の専門家を迎えて詳しく解説します。参加者の皆様が,インターネットに関する理解を深め,インターネットの将来のあるべき姿を考える機会とします。

京都市で開催される国際会議「インターネット・ガバナンス・フォーラム2023(IGF2023)」(10月8日~12日)と連動させるイベントとして位置付け,IGF2023に多くの方が参加するきっかけとなるよう,IGFについても触れる予定です。

高校生・専門学校生・大学生・一般が対象。オンライン併用のハイブリッド開催で,参加は無料です。詳細,申し込みは下記URLに記載しています。
SIG(Schools on Internet Governance)開催のご案内 | イベント | KCGグループ創立60周年公式サイト
https://kcg.edu/60th/event/sig.html

KCGグループは,日本で初となるSIG(School on Internet Governance)事務局を学内に設置しました。去る4月には,インターネット関連の国際会議への学生参加を促しグローバル人材の育成につなげることを目的として,一般社団法人IT団体連盟(IT連盟)国際委員会,一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA),一般社団法人 日本ユニファイド通信事業者協会(JUSA)などと共同で青少年向けフォーラムをKCGI東京サテライトにおいて,オンライン併用によるハイブリッド形式により開催,高校生・専門学生・大学生・一般など多くの方が参加されました。IGF2023は国連が主催し,政府,民間,技術・学術コミュニティ,市民社会等がインターネットに関する公共政策課題について対話する世界的会合で,日本での開催は初めてです。

京都コンピュータ学院(KCG)は1963年,日本で最初のコンピュータ教育機関として創立しました。当時まだ日本のどの大学にも情報系学科が設置されていなかった時代に「FORTRAN研究会」を立ち上げ,京都大学の学術研究者を対象にした「電子計算機プログラミング講習会」を開始したのが起源です。以来,伝統と実績を積み重ね本年,創立60周年を迎えました。

新型コロナウイルス感染予防のためのKCGグループの対応

―新型コロナウイルス感染症へのKCGグループの対応―

新型コロナウイルス感染症については,過去最大となった今冬の感染拡大期が過ぎた後,新規感染者数が大幅に減少し,現在,情勢は落ち着きを見せています。2023年3月13日に屋内外でのマスク着用基準が変更され,5月8日からは新型コロナウイルスの感染症法上の分類が季節性インフルエンザと同じ「5類」になることが決まるなど,感染防止対策緩和の動きが進んでいます。

このような状況を踏まえ,京都コンピュータ学院,京都情報大学院大学,京都自動車専門学校のKCGグループは,引き続き学生・教職員の生命・健康を第一にしながら,2023年度春学期においては,学生が対面またはオンラインのいずれかでの受講を選択できるハイブリッド形式による授業を中心に,実習を伴う授業については原則対面方式で実施します。また,館内の消毒の徹底,校舎入口への検温用サーマルカメラの設置,教職員のマスク着用,教室の換気および入館時の手指の消毒の徹底といった感染予防対策を引き続き実施し,感染拡大防止に努めます。合わせて,学生に対しては,学内でのマスクの着用を推奨し,密閉・密集・密接の「3密」状況を避けるよう要請します。感染予防に関する情報,体調不良の際の相談窓口について周知し,不安なことがあれば各校の事務室に相談するように案内しています。

措置の期間,内容は,今後の感染状況などを踏まえて適宜判断してまいります。

私共KCGグループは感染防止に,最大限の取り組みを継続いたします。

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KCGグループの2023年度入学式をハイブリッド形式で挙行

4年ぶりに対面での実施を再開した2023年度KCGグループ入学式で式辞を述べる長谷川亘KCGグループ総長(2023年4月8日,KCG京都駅前校6階大ホール)
4年ぶりに対面での実施を再開した2023年度KCGグループ入学式で式辞を述べる長谷川亘KCGグループ総長(2023年4月8日,KCG京都駅前校6階大ホール)

京都コンピュータ学院(KCG)と京都情報大学院大学(KCGI),京都コンピュータ学院京都日本語研修センター(KJLTC),京都自動車専門学校(KCGM)のKCGグループ2023年度入学式が4月8日(土),サイバースペースまたは対面のいずれかを選んで参加できるハイブリッド形式で挙行されました。新型コロナウイルス感染予防のため見合わせていた学内大ホールでの実施を再開し,長谷川亘KCGグループ総長と富田眞治KCGI学長が式辞を述べ,新入生を歓迎・激励しました。社会のデジタル化が一段と加速する中,ITと自動車整備の専門知識,高度な技術を修得する強い意欲に燃える若者たちが,KCG創立60周年・KCGI創立20周年を迎えた陽春の吉日,卒業生・修了生5万人以上を擁するKCGファミリーに加わり,新たな学業生活をスタートさせました。

対面による入学式典は4年ぶりで,KCGとKCGMはKCG京都駅前校6階大ホール,KCGIは2022年夏に完成したばかりのKCGI京都本校百万遍キャンパス新校舎大講義室で実施。両式典会場はリアルタイムオンラインで結ばれました。2023年度から入学定員が700名に増えたKCGIの真新しい大講義室は,1階と地下1階の2フロアにまたがる階段式で,講演会やコンサートなど多目的利用も可能な規模と仕様,最新設備を整えています。

式典では,日本初のコンピュータ教育機関として創立されて以来60年となるKCG,日本最初のIT専門職大学院として創立され20年がたつKCGIおよびグループの沿革を紹介するビデオを視聴した後,長谷川総長が式辞を述べました。長谷川総長は,本来なら全員が一堂に会して入学式をすべきところ,新入生や家族などの健康と安全を考慮しハイブリッド形式の挙行となった事情を説明。そのうえで「インターネットの普及に伴い,人類社会ではサイバースペースが発展してきました。みなさんにはぜひ,ITを存分に学ぶことによって,リアルスペースとサイバースペースを自由に往来できる能力を持った,時代の最先端をいく学生になっていただきたいと願っています」と期待を込めました。また,KCGの教育理念や,旧来からの学校の既成概念にとらわれることなく常に時代の最先端を意識しながらパイオニア精神とチャレンジ精神をもって新しい試みに取り組んできた歴史と実績を紹介。「在学中に,生涯の宝となるような友達をできる限り多くつくってください。友達同士で励まし合いながら,十分に研鑽を積んでください。そして,優秀な先輩たちに続き,自信に満ちた卒業生・修了生となって輝かしい未来を切り拓いていかれることを願っています。みなさん全員の学生時代が,活力に満ち,充実したものとなりますよう心より祈念いたします」とお祝いの言葉を述べました。

富田学長は式辞で,「若い学生のみなさんは,総合科学技術としてのコンピュータや人工知能やデータサイエンスなどの新しい応用技術を『新しい時代を生き抜く力』として培うことが必要です。さらに進んで新しい応用分野を開拓し,真に人類の幸福に役立てていただきたいと思います」と求めました。そして「今の時代はわくわくしたチャレンジングな時代であり,みなさんにも研究や学習の楽しさをぜひ味わってほしいと思います。風光明媚な自然環境,多様な文化芸術の集積,伝統の中にも革新性を重視する風土,学生を大切にする心が京都にはあります。みなさん方が本学で有意義な学生生活を送り,本学での学業を終えるとき,自信をもって巣立つことができるよう,心から願っています」と歓迎しました。

これを受け,新入生を代表しKCG経営情報学科に入学した鈴木さんが,「コロナ禍により急速に社会のIT化が進んだのと同時に,IT人材が不足している現代において,私たちがその不足を補う情報技術者になり,より豊かな社会へと導いていけるような人材になることが必須だと考えます。先生方,諸先輩方のご指導の下,夢や目標の実現に向けて,社会に貢献するための専門技術や知識を獲得しながら『豊かな創造性』を養うことを目指し,行動を起こします」と力強く宣誓しました。

新入生のみなさん,ご入学誠におめでとうございます。

式辞を述べる富田眞治KCGI学長(同)
式辞を述べる富田眞治KCGI学長(同)
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創立60周年特設サイトを公開しました

2023年,日本初のコンピュータ教育機関 京都コンピュータ学院(KCG)は創立60周年を,日本最初のIT専門職大学院 京都情報大学院大学(KCGI)は創立20周年を迎えました。両校はこれまで伝統と実績を積み重ね,国内外のIT業界を牽引するリーダーを数多く輩出しています。EV(電気自動車)時代に対応した自動車整備士を育成する京都自動車専門学校(KCGM),文部科学大臣より「準備教育課程」の指定を受ける日本語教育機関 京都日本語研修センター(KJLTC)を加えたわれわれKCGグループは,次なる時代へ,さらなる飛躍を誓います。

創立60周年特設サイトを開設しました。こちらをご覧ください。
https://kcg.edu/60th/

60周年ロゴマーク:60周年記念を意味する「ダイヤモンドジュビリー」をイメージしたデザイン。6の倍数の12角形をベースとし,その角からのびる線の交差でできる模様でダイヤモンドの輝きを表現するとともに,これらの線が世界に広がりゆくKCGのネットワークを想起させるデザインとしています。
60周年ロゴマーク:60周年記念を意味する「ダイヤモンドジュビリー」をイメージしたデザイン。6の倍数の12角形をベースとし,その角からのびる線の交差でできる模様でダイヤモンドの輝きを表現するとともに,これらの線が世界に広がりゆくKCGのネットワークを想起させるデザインとしています。
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KCG60周年記念行事 ~国際ネット会議参加を促す青少年フォーラムを4月に開催

インターネット関連の国際会議への学生参加を促しグローバル人材の育成につなげようと,京都情報大学院大学(KCGI)は一般社団法人 日本IT団体連盟(IT連盟)国際委員会,一般社団法人 日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA),一般社団法人 日本ユニファイド通信事業者協会(JUSA)と共同で2023年4月14日(金)午後4時から,青少年向けフォーラムを開きます。オンラインおよびKCGI東京サテライトを会場とするハイブリッド開催で,高校生・専門学校生・大学生・一般など興味がある方はどなたでも参加できます。参加は無料です。

KCGIの母体である京都コンピュータ学院(KCG)は,1963年に「FORTRAN研究会」を発足し,京都大学の学術研究者を対象に実施した「電子計算機プログラミング講習会」以来,日本で最初のコンピュータ教育機関として発展し,創立60周年を迎えました。本年,京都国際会館で国連主催による政府,民間,技術・学術コミュニティ,市民社会等がインターネットに関する公共政策課題について議論する国際会議「インターネット・ガバナンス・フォーラム2023(IGF2023)」(10月8日~12日)が開催されます。同会議は,インターネットを安定して運営するうえで必要なルール作りや仕組み,それらを検討して実施する体制などを議論し,会合初日には,各国の閣僚級や世界的企業のトップの参加を予定しています。2006年に始まった同会議の日本での開催は初めてです。KCGは創立60周年記念行事として,この青少年向けフォーラムを皮切りに,年間を通じインターネットに関するさまざまなイベントの開催を計画しています。

国連主催の会議は非常に重厚で参加ハードルが高いといわれています。青少年向けフォーラムは気軽に参加できる場とし,国際会議の背景や必要な知識を説明することで参加にあたっての心理的ハードルを下げながら,IGFの参加経験者の体験談を映像等を使って紹介するなどして会場での議論の背景等を理解してもらいます。一方,JAIPAおよびJUSAは今後,学生や学校がより有意義に参加できるように,参加プログラムを共同で実施する予定です。

青少年フォーラム主催団体のひとつIT連盟は,IT関連の60以上の団体(加盟約5000社,総従業員数約400万人)が集う国内最大の業界団体で,優秀なIT人材の育成,世界最高水準のIT社会構築を目標に掲げ,IT教育推進のための諸施策や,政府と双方向のコミュニケーションを実現しながらの各種提言など,さまざまな活動を精力的に続けています。長谷川亘KCGグループ統括理事長が代表理事・筆頭副会長に就いています。立石 聡明KCGI教授はIT連盟の理事ならびにJAIPAの副会長です。

参加申し込み
https://jusa.jp/igf/

お問い合わせ
一般社団法人 日本ユニファイド通信事業者協会(JUSA)事務局
sec@jusa.jp

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富田教授がKCGI第4代学長に就任

京都情報大学院大学(KCGI)の学長に2023年4月1日付で,富田 眞治教授が就任します。任期は2024年3月31日までの1年間です。 KCGIを運営する学校法人 京都情報学園(長谷川亘理事長)の理事会で決定しました。富田学長は第4代となります。2010年4月に就任した茨木 俊秀現学長は,今後も教授として講義を担当します。

富田 新学長の経歴は次の通りです。

富田 眞治 (とみた・しんじ)
京都大学工学士,同大学院博士課程修了(電気工学専攻),工学博士。専門はコンピュータアーキテクチャ。京都大学名誉教授,元京都大学大学院情報学研究科長,元京都大学総合情報メディアセンター長,元京都大学物質-細胞統合システム拠点特定拠点教授/事務部門長,元九州大学教授,元ハルピン工業大学顧問教授。博士課程教育リーディングプログラム委員会複合領域型(情報)委員,IFIP(国際情報処理連盟)TC10委員,情報処理学会理事,情報処理学会関西支部支部長,京都高度技術研究所客員研究部長,京都府ITアドバイザリーボード委員,総合科学技術会議専門調査会,京都府情報政策有識者会議委員長など歴任,電子情報通信学会フェロー,情報処理学会フェロー。2018年から京都情報大学院大学副学長。

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KCGグループの2022年度学位授与式・卒業式をハイブリッド形式で挙行しました

2022年度KCGI,KCG,KJLTCおよびKCGMの学位授与式・卒業式で式辞を述べる長谷川亘KCGグループ統括理事長。式典はハイブリッド形式で実施されました=2023年3月18日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール
2022年度KCGI,KCG,KJLTCおよびKCGMの学位授与式・卒業式で式辞を述べる長谷川亘KCGグループ統括理事長。式典はハイブリッド形式で実施されました=2023年3月18日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール

京都情報大学院大学(KCGI)と京都コンピュータ学院(KCG),京都コンピュータ学院京都日本語研修センター(KJLTC),京都自動車専門学校(KCGM)の2022年度学位授与式・卒業式が2023年3月18日(土),サイバースペースと対面のいずれかを選んで参加できるハイブリッド形式で挙行されました。新型コロナウイルス感染予防のために見合わせていた学内大ホールでの実施を再開し,長谷川亘KCGグループ統括理事長と茨木俊秀KCGI学長が直接,修了生・卒業生にお祝いと励ましの言葉を贈りました。コロナ終息までは見通せず不安定な社会情勢ながら,確かなITや自動車整備の知識と技術,社会人となる高い資質を身につけた修了生・卒業生たちは,KCG創立60周年を迎えた春の良き日に,誇りと希望に胸を膨らませて巣立ちました。みなさん,誠におめでとうございます。これからのご活躍を心からお祈りいたします。

対面での式典は,KCG京都駅前校6階大ホールと2022年夏に完成したばかりのKCGI京都本校百万遍キャンパス新校舎大講義室で実施。両会場はリアルタイムオンラインで結ばれました。初めて式典に使用した新校舎大講義室は,1階と地下1階の2フロアにまたがる階段式で,講演会やコンサートなど多目的利用が可能な規模と仕様,設備を整えています。

式辞で長谷川統括理事長は「みなさんは本学において,社会の軸となり人々の助けとなるような,ITに関連するさまざまな知識・技術を修得されました。学んだこと,経験したことのすべては,これからの人生において,苦難に立ち向かいながら未来を切り拓くための,確かな指針になることでしょう」とし,さらに「IT分野は今後も目まぐるしく進歩すると思いますが,本学でしっかり学んだみなさんであれば,進化に即応し,常に時代の最先端を走り続けることができるでしょう」と力を込めました。そして「みなさん一人ひとりは,5万人以上の卒業生・修了生の人的ネットワーク,いわば『KCGファミリー』の一員でもあります。多くの先輩たちが,社会の各方面で活躍されています。今後,社会がどのように変化しようとも,国籍や文化の違いを超えて,卒業生・修了生の絆を深め大事にして,その横のつながりだけではなく,先輩・後輩という縦のつながりも大切にして,互いに協力し,助け合いながら,人生を豊かにしていっていただくことを心から願っています」とはなむけの言葉を贈りました。

茨木学長は,新型コロナウイルスの感染状況に触れたうえで,「今回のパンデミックが収束しても,われわれの生活は元に戻るわけではありません。ウィズ・コロナ,アフター・コロナ,ニューノーマルなどいろいろな呼び方がありますが,これらはどれも,社会が本質的に変化することを示唆しています。そこではこれまで以上にICTの進歩が大きな役割を果たすと考えられています」と指摘し,「本学でICTの知識を獲得されたみなさんは,DX(デジタルトランスフォーメーション)の当事者として,それぞれが具体的に考え実行していかねばなりません」と要望しました。さらに「変化の時代は,大きなチャンスが生まれる時代でもあります。好奇心を研ぎ澄ますことによって,時代の変化を見逃さず,自由な発想で,やって来たチャンスに積極的にチャレンジしてください。みなさん方が成功を勝ち取ることができるよう, 心から願っています」と激励しました。

修了生・卒業生を代表してKCGゲーム学科の一井さんが「私はゲームクリエイタを志して,京都コンピュータ学院のゲーム学科に入学しました。4年間でユーザに向けたゲームの企画発案手法を学び,それを実際に自分たちの手で形にするゲーム開発を日々行い,作品を一つまた一つと積み上げてきました。そうした日々の努力が結実し,ついには栄えあるKCG AWARDSで最優秀賞の二連覇を達成できたことは,かけがえのない経験となりました。私たち卒業生は学んだことや経験を糧に,明日から自ら選んだ道へと旅立ちます。本学のパイオニアスピリットを忘れずに,常に学ぶ姿勢を持ち続け,これから出合う困難を乗り越え,社会をより豊かにすべく取り組んでまいります」と卒業の辞を述べました。

式典では,優れた学業・研究成果を残し最優秀賞と優秀賞に選ばれた修了生・卒業生の名前が読み上げられました。また,KCG AWARDSで2年連続最優秀賞と創立60周年特別賞に輝き,学外コンテストでも大活躍したKCGゲーム学科の豊田さんへの統括理事長特別賞授与も発表されました。それぞれ表彰状と記念品が贈られます。

参列者は式典後,教室に移動するなどしてKCGI修了生に授与される「情報技術修士(専門職)」の学位記,KCGおよびKCGM卒業生の卒業証書・称号授与書などを手渡されました。

式辞で,修了生たちに激励の言葉を贈る茨木俊秀KCGI学長=同
式辞で,修了生たちに激励の言葉を贈る茨木俊秀KCGI学長=同
式を終え,友人とともにカメラに収まる卒業生たち=KCG京都駅前校
式を終え,友人とともにカメラに収まる卒業生たち=KCG京都駅前校
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「KCG AWARDS 2023-学生作品発表会-」開催,今回もハイレベルと高い評価

京都コンピュータ学院(KCG)の学生が1年間の学習・研究成果の集大成として開発,制作した作品を発表する「KCG AWARDS 2023-学生作品発表会-」が2023年2月26日(日),KCG創立60周年記念行事としてオンラインによるライブ配信で開かれ,6グループ・個人がプレゼンテーション形式で成果を披露した結果,最優秀賞にはデジタルゲーム学系の山中さん,服部さん,保田さん,川口さん(ゲーム学科),薄井さん(ゲーム開発学科)による「クリカエ死ユウシャ」が輝きました。また,創立60周年特別賞にはゲーム学科の豊田さんによる「天乃糸 / Out of the World」が選ばれました。審査員はKCGの卒業生を含めたIT業界関係者6名が担当,「いずれの作品も特徴があり,熱量がこもっていた。独創性,完成度,プレゼンテーション能力ともにレベルが高かった」との評価をいただき,KCGの学生たちに向け「開発するには企画が何より重要。制作段階では課題をしっかりとらえながら,解決していくという姿勢を続け,今後も活躍してほしい」とのエールを送っていただきました。

2月6,7日に,「プロジェクト演習発表会」を開催,その中から優秀賞に選ばれた6作品をこの日,あらためて発表しました。ゲストとして,グループ校の京都情報大学院大学(KCGI)の学生によるマスタープロジェクトの優秀作品の発表もありました。司会進行は情報処理科 IT声優コースの須田さんと神田さんが務めました。

審査員は,富士通Japan株式会社 京都支社長の永留博愛さん,日本電気株式会社(NEC)主席技術主幹の中村祐一さん,BIPROGY株式会社 総合技術研究所 主席研究員の三浦仁さんと,KCG卒業生でいずれも学生当時「KCG AWARDS」に出場したアマゾンウェブサービスジャパン合同会社の前田駿介さん(情報科学科卒業,2016最優秀賞), エピック ゲームズ ジャパンの塩谷祐也さん(ゲーム学科卒業,2018出場),株式会社サマリー テクニカルリード シニアソフトウェアエンジニア – モバイルの岐部龍太さん(ネットワーク学科卒業,2008最優秀賞),の計6名にお願いしました。審査員のみなさんからは,それぞれの作品についての細かい講評やアドバイスをしていただき,学生たちには今後制作活動を続けるうえで,大きな励みになりました。最後に「学生時代,制作に取り組む際には,最低限のレベルを保ちながらも,好きなことを限界まで追い求めてほしい」「KCGには同じITであっても,学ぶジャンルが違う多様な学生がいる。チームをつくって各分野の才能を活かしながら作品づくりに取り組めるのはKCGの魅力」などのメッセージをいただきました。

詳しい内容は,「KCG AWARDS 2023-学生作品発表会-」ページに掲載しています。どうぞご覧ください。
KCG AWARDS 2023-学生作品発表会-
https://www.kcg.ac.jp/event/awards2023

2月26日(日)にKCG AWARDS 2023を開催します!

KCGでは毎年,学業の集大成である卒業年次のプロジェクト演習などの成果を発表する「KCG AWARDS 学生作品発表会」を開催しています。本年は2月26日(日)にオンラインにて開催。公開プレゼンテーションで最優秀賞が決定します!

詳しくはこちらをご覧ください。
KCG AWARDS 2023 学生作品発表会 | イベント案内 | 京都コンピュータ学院
https://www.kcg.ac.jp/event/awards2023

滋賀学園高校と学校連携事業協定を調印,出張講義などを通じ生徒の能力伸長に尽力

学校間連携事業協定を結び握手する滋賀学園高等学校の近藤芳治校長(右)と,KCG京都駅前校の寺下陽一校長=2023年2月14日,KCG京都駅前校新館
学校間連携事業協定を結び握手する滋賀学園高等学校の近藤芳治校長(右)と,KCG京都駅前校の寺下陽一校長=2023年2月14日,KCG京都駅前校新館

京都コンピュータ学院(KCG)は,学校法人滋賀学園 滋賀学園高等学校(滋賀県東近江市建部北町520-1,近藤 芳治校長)と2023年2月14日,学校連携事業に関する協定を結びました。これを受けKCGは4月から同高校への出張講義を始めるほか,KCGに生徒を招いての施設見学,講義開講などを計画,専修学校における高度なITの教育に触れる機会を提供し,双方でさらに連携のあり方を模索しながら,生徒たちの能力伸長と適性に合った進路選択促進に向け尽力していきます。

この日KCG京都駅前校新館で調印式があり,滋賀学園高等学校の近藤校長とKCG京都駅前校の寺下陽一校長が調印書にサインし握手を交わしました。近藤校長は「KCG創立60周年という節目の年に提携できたことをうれしく思います。教育の幅を広げていくことが重要であり,4月からはメディアコミュニケーションを学ぶ授業が本格化するので,今後とも協力をお願いしたい」,寺下校長は「緑豊かな環境と立派な施設において斬新な教育を行っている滋賀学園高校の,グローバルな見地からの人間性を重視する教育方針は,KCGとも共通するもの。お互いに多くのことを学べると思います」とあいさつしました。

当面は週に1日,KCGの教員が同高校を訪れ,2年生を対象に授業「JavaScriptの2Dブラウザゲーム作成」の指導を担当することにしています。コロナウイルスの感染状況によってはオンライン授業も準備します。KCGは2021年6月から講師の派遣,2022年にはプログラミングの授業の一部を担当するなどして関係を深めてきました。

滋賀学園は和裁の専門学校として1933年に創設され,1999年に男女共学の高等学校となりました。2003年には中学校が併設され中高一貫教育を展開。「グローバル特進」「未来開進」「アスリート躍進」の3つのコースを置き,生徒の個性を伸ばしながら社会に貢献できる人材の育成に取り組んでいます。部活動も盛んで,硬式野球や陸上競技などは全国レベルにあります。

KCGは日本最初のコンピュータ教育機関として設立し,2023年には創立60周年を迎えました。5万人以上の卒業生はIT業界などの第一線で活躍中です。長きにわたって培ったIT教育のノウハウを還元しようと,高校との連携事業などの取り組みを進め,京都府や滋賀県などの高校に対し,教科「情報」の授業担当や,出張講義などを実施しています。これまでに京都聖カタリナ高等学校,クラーク記念国際高等学校京都キャンパス,洛陽総合高等学校,つくば開成高等学校京都校,彦根総合高等学校と学校連携事業協定を締結。京都府立京都すばる高等学校とは2021年10月,連携して一貫教育することによりIT人材を育成するプログラムを構築し,文部科学省の「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」に採択され継続しています。

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