KCGグループの2023年度入学式をハイブリッド形式で挙行

4年ぶりに対面での実施を再開した2023年度KCGグループ入学式で式辞を述べる長谷川亘KCGグループ総長(2023年4月8日,KCG京都駅前校6階大ホール)
4年ぶりに対面での実施を再開した2023年度KCGグループ入学式で式辞を述べる長谷川亘KCGグループ総長(2023年4月8日,KCG京都駅前校6階大ホール)

京都コンピュータ学院(KCG)と京都情報大学院大学(KCGI),京都コンピュータ学院京都日本語研修センター(KJLTC),京都自動車専門学校(KCGM)のKCGグループ2023年度入学式が4月8日(土),サイバースペースまたは対面のいずれかを選んで参加できるハイブリッド形式で挙行されました。新型コロナウイルス感染予防のため見合わせていた学内大ホールでの実施を再開し,長谷川亘KCGグループ総長と富田眞治KCGI学長が式辞を述べ,新入生を歓迎・激励しました。社会のデジタル化が一段と加速する中,ITと自動車整備の専門知識,高度な技術を修得する強い意欲に燃える若者たちが,KCG創立60周年・KCGI創立20周年を迎えた陽春の吉日,卒業生・修了生5万人以上を擁するKCGファミリーに加わり,新たな学業生活をスタートさせました。

対面による入学式典は4年ぶりで,KCGとKCGMはKCG京都駅前校6階大ホール,KCGIは2022年夏に完成したばかりのKCGI京都本校百万遍キャンパス新校舎大講義室で実施。両式典会場はリアルタイムオンラインで結ばれました。2023年度から入学定員が700名に増えたKCGIの真新しい大講義室は,1階と地下1階の2フロアにまたがる階段式で,講演会やコンサートなど多目的利用も可能な規模と仕様,最新設備を整えています。

式典では,日本初のコンピュータ教育機関として創立されて以来60年となるKCG,日本最初のIT専門職大学院として創立され20年がたつKCGIおよびグループの沿革を紹介するビデオを視聴した後,長谷川総長が式辞を述べました。長谷川総長は,本来なら全員が一堂に会して入学式をすべきところ,新入生や家族などの健康と安全を考慮しハイブリッド形式の挙行となった事情を説明。そのうえで「インターネットの普及に伴い,人類社会ではサイバースペースが発展してきました。みなさんにはぜひ,ITを存分に学ぶことによって,リアルスペースとサイバースペースを自由に往来できる能力を持った,時代の最先端をいく学生になっていただきたいと願っています」と期待を込めました。また,KCGの教育理念や,旧来からの学校の既成概念にとらわれることなく常に時代の最先端を意識しながらパイオニア精神とチャレンジ精神をもって新しい試みに取り組んできた歴史と実績を紹介。「在学中に,生涯の宝となるような友達をできる限り多くつくってください。友達同士で励まし合いながら,十分に研鑽を積んでください。そして,優秀な先輩たちに続き,自信に満ちた卒業生・修了生となって輝かしい未来を切り拓いていかれることを願っています。みなさん全員の学生時代が,活力に満ち,充実したものとなりますよう心より祈念いたします」とお祝いの言葉を述べました。

富田学長は式辞で,「若い学生のみなさんは,総合科学技術としてのコンピュータや人工知能やデータサイエンスなどの新しい応用技術を『新しい時代を生き抜く力』として培うことが必要です。さらに進んで新しい応用分野を開拓し,真に人類の幸福に役立てていただきたいと思います」と求めました。そして「今の時代はわくわくしたチャレンジングな時代であり,みなさんにも研究や学習の楽しさをぜひ味わってほしいと思います。風光明媚な自然環境,多様な文化芸術の集積,伝統の中にも革新性を重視する風土,学生を大切にする心が京都にはあります。みなさん方が本学で有意義な学生生活を送り,本学での学業を終えるとき,自信をもって巣立つことができるよう,心から願っています」と歓迎しました。

これを受け,新入生を代表しKCG経営情報学科に入学した鈴木さんが,「コロナ禍により急速に社会のIT化が進んだのと同時に,IT人材が不足している現代において,私たちがその不足を補う情報技術者になり,より豊かな社会へと導いていけるような人材になることが必須だと考えます。先生方,諸先輩方のご指導の下,夢や目標の実現に向けて,社会に貢献するための専門技術や知識を獲得しながら『豊かな創造性』を養うことを目指し,行動を起こします」と力強く宣誓しました。

新入生のみなさん,ご入学誠におめでとうございます。

式辞を述べる富田眞治KCGI学長(同)
式辞を述べる富田眞治KCGI学長(同)