文科省委託事業 KCGと高専連携の京都すばる高校生が,夏期集中講義でプログラミングを学びました

京都コンピュータ学院(KCG)とIT人材育成の一貫教育で連携している京都府立京都すばる高等学校情報科学科の生徒が2024年8月5日から3日間,KCGで夏期集中講義を受講しました。両校は文部科学省の「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」に2021年度以降採択されています。高等学校と専修学校が効率化された一貫カリキュラムを開発,実施することにより技術系分野の教育を加速させ,5年間でIT中核人材の育成を目指しています。一貫カリキュラムは京都すばる高等学校の2022年4月入学生から適用。夏期集中講義は今回3度目で,両校の取り組みが着実に進んでいます。

受講したのはIT,プログラミングを学んでいる1,2年生。京都すばる高等学校ではシステム開発の基本としてC言語とJava言語を学んでいますが,集中講義ではWeb開発の基本であるHTML,CSS,JavaScriptに挑戦しました。1日目はWeb上で絵や図形を描く方法を学び, 2日目からは保存や色の変更,レイヤー分けなど様々な機能を追加してWebアプリケーションとして完成させました。集中講義翌日にはKCG教員が引率して,神戸市のポートアイランドにある理化学研究所計算科学研究センターを訪れ,スーパーコンピュータ「富岳」を見学しました。

参加されたみなさんから次のような感想をいただきました。

  • とても楽しかったです!! 時々ついていけなくなることもあったけど自分で考えたり,教えてもらえたりしながら完成させていけるのがとても楽しかったです。 また高校に来てください!!!!!!!!!
  • 授業の間に考え方やプログラ厶を作るときの注意点について教えてくれたことがとても良かった。また,生徒が仕様について問いかけてその内容によって変わる授業が高校ではあまりやってこなかったのでとても新鮮だった。
  • 淡々と提示されたコードを入力し,解説されるより,自分たちで決断することで,実際にものを作っているという実感があった。ただプログラムのことだけを解説されるのでなく,VSコードやショートカットのことを学べプログラムを書く力がついた。とても楽しい3日間でした。

両校が進める「専門学校・高等学校連携による中核的IT専門職人材の加速型育成プログラムの開発・実証」「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」の詳細
https://www.it-edu.kyoto/

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KCGIの青木教授が7月27日テレビ朝日特番「謎解き!伝説のミステリー」に出演

京都情報大学院大学(KCGI)の青木成一郎教授が,2024年7月27日(土)に放送される,爆笑問題や歴史好きタレントが,さまざまな歴史名所へ足を運び,ミステリーの解明に挑むテレビ朝日の特別番組「謎解き!伝説のミステリー」に出演します。

番組は,「平安時代の7つの謎がわかる2時間スペシャル」と題して,紫式部,藤原道長,陰陽師・安倍晴明などにスポットを当てて,京都を中心にゆかりの地を探訪。青木教授は,ミステリー案内人として現地を訪れて解説します。ぜひご覧ください。

謎解き!伝説のミステリー
https://www.tv-asahi.co.jp/nazotoki_mystery/
放送予定 2024年7月27日(土)20:00~22:00
テレビ朝日系列 全国ネット

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「KCGサマーフェスタ2024」開催,児童・生徒のみなさんにご参加いただきました

KCGサマーフェスタ2024の「はじめてのプログラミング講座」で児童らは自分だけのゲーム作りに熱中していました(2024年7月21日KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト)
KCGサマーフェスタ2024の「はじめてのプログラミング講座」で児童らは自分だけのゲーム作りに熱中していました(2024年7月21日KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト)

京都コンピュータ学院(KCG),京都情報大学院大学(KCGI),京都自動車専門学校(KCGM)などKCGグループの恒例イベント「KCGサマーフェスタ2024」が2024年7月21日(日),KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライトで開かれました。参加した児童・生徒や保護者のみなさんは,最新のIT(情報技術)とその歴史に触れ,充実した夏休みの一日を過ごしている様子でした。

「KCGサマーフェスタ」は,京都コンピュータ学院の創立者で初代学院長の長谷川繁雄先生の命日である7月2日の「閑堂忌(かんどうき)」に合わせ,より開かれた教育機関としての使命を果たそうと2010年から毎年開催しているイベントで,多くの方々に親しまれています。

「はじめてのプログラミング講座」は,小学児童を対象にした毎年人気の講座です。マウスでの操作をメインにしたプログラミングで,児童たちが,上から大量に出てくる敵を避けながら,アイテムをとって制限時間内にどれだけスコアを伸ばせるかを競うゲーム作りに挑戦しました。ほとんどの児童がプログラミングは初めてでしたが,KCGの教員に教えてもらいながら,プログラミングでは非常に重要な条件分岐に取り組み,どんな敵を出すか,敵と当たったらどうするか,音は?動きは?など,思い思いに実装しました。児童たちは自由な発想で,こんなことがしたいけれどどうしたらいいのか,とたくさん質問もあり,最後には全員がゲームを完成させて笑顔を見せていました。

「天文ワークショップ 〜宇宙の広さを知りましょう!〜」は,貴重な天文映像で果てしなく広がる宇宙を体感できる講座です。京都大学大学院理学研究科附属天文台/天文普及プロジェクト室の協力の下,最先端の知見に基づき構成されたワークショップで,参加者たちは月や火星,太陽の映像を見ながら,星がどう動いているのか,地球からはどのように見えるのかを学びました。将来は仕事で月に出張することもあるかもしれない,住んでみるなら月か火星かなど,夢は広がり,講師からの問いかけにたくさんの手が上がるなど,児童たちは積極的に参加していました。講師は青木成一郎・KCGI教授が務めました。

歴史的に貴重なコンピュータを数多く保管し,一般社団法人 情報処理学会より2009年,「分散コンピュータ博物館」の全国第一号指定を受けているKCGコンピュータミュージアムを見学し,コンピュータ発展の歴史を学ぶ「コンピュータの歴史」では,KCG資料館館長の千葉博人・KCGI教授の講義の後,参加者が校舎を回り,写真や解説を見ながら情報処理技術遺産に指定された機器をはじめとするコンピュータを探して,ワークシートを完成させました。普段は見られない歴史的な大型コンピュータの中身も見せてもらい,その大きさと現代のパソコンとの性能の比較に驚きの声が上がっていました。また,KCG経営情報学科の学生が,自ら作成したミュージアムを解説するウェブサイトを紹介。機器の前に置かれたQRコードを読み込むと,KCG情報処理科IT声優コースの学生らの音声解説も聞けるとあって,参加者はスマホを使って楽しんでいました。貴重な昔のパソコン(PC8001,FM-8,ベーシックマスターなど)でのプログラミングにも挑戦しました。

「ゲーム制作から学ぶプログラミング講座」は中学生が対象。制作するゲームは「はじめてのプログラミング講座」と同じながら,実際にはどのようにプログラミングされているか,どのようにゲームが動くのかを確認しながら,より複雑な設定に取り組みました。参加者は,どうしたらゲームがもっとおもしろくなるか,プレイヤーへの伝わりやすさなどを考え,何度も確認しながら,難易度の高いところまで挑戦しました。変数,条件分岐,ゲーム内でのデータのやり取りといったプログラミングの重要な考え方をしっかり学んだ参加者は,「少し難しかったけど,達成感があった」とプログラミングへの興味をさらに深め,終了後にもより高い完成度を目指して講師に質問をしていました。

貴重な映像を見ながら果てしなく広がる宇宙に思いをはせました(画像提供:京都大学大学院理学研究科附属天文台/JAXA)
貴重な映像を見ながら果てしなく広がる宇宙に思いをはせました
(画像提供:京都大学大学院理学研究科附属天文台/JAXA)
情報処理技術遺産に認定された機器をはじめとした歴史的なコンピュータの数々に見入りました
情報処理技術遺産に認定された機器をはじめとした歴史的なコンピュータの数々に見入りました

「KCGサマーフェスタ2024」を開催します。奮ってご参加ください!

京都コンピュータ学院,京都情報大学院大学,京都自動車専門学校などKCGグループは,恒例の「KCGサマーフェスタ2024」を,7月21日(日)に開催します。小学生対象の「はじめてのプログラミング講座」,小学生(要保護者同伴)・中・高校生および保護者対象の「天文ワークショップ〜宇宙の広さを知りましょう!」,小・中・高校生および保護者対象の「コンピュータの歴史」,中学生対象の「ゲーム制作から学ぶ~プログラミング講座」です。ご家族や友達とお誘い合わせのうえ,奮ってご参加ください。いずれも京都駅から徒歩7分の京都コンピュータ学院京都駅前校で開催します。7月3日にお申し込みの受け付けを開始しました。

詳細とお申し込みは「KCGサマーフェスタ2024」のページで。
https://www.kcg.ac.jp/event/summer-festa/2024/

「KCGサマーフェスタ」は,京都コンピュータ学院の創立者で初代学院長の長谷川繁雄先生の命日である7月2日の「閑堂忌(かんどうき)」に合わせて2010年から毎年開催しているイベントで,学内外の多くの方に親しまれています。

長谷川繁雄KCG初代学院長先生を偲ぶ「閑堂忌」,記念講演など開催

閑堂忌の記念講演をする千葉博人KCGI教授・KCG資料館館長(2024年6月28日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール)
閑堂忌の記念講演をする千葉博人KCGI教授・KCG資料館館長(2024年6月28日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール)

京都コンピュータ学院(KCG)創立者で初代学院長の長谷川繁雄先生の命日である「閑堂忌」(7月2日)を前にKCGグループは2024年6月28日,千葉博人京都情報大学院大学(KCGI)教授・KCG資料館館長の記念講演「京都コンピュータ学院実習機器の歴史をたどる」を,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホールで実施しました。学生・教職員は,創立以来61年に及ぶKCGのコンピュータ教育を実習に使われた機器という視点で確認し,情報処理技術教育のパイオニアとして尽力された先生のご遺徳を偲びました。この日は,菩提寺である百万遍知恩寺の墓に皆でお参り。記念行事の一環として,学生による模擬店も開催されました。

長谷川繁雄先生は1986年7月2日,享年56歳で逝去され,2024年は没後38年となります。「閑堂」は先生の雅号で,「世俗から離れ,瞑想にふける閑静な空間」を意味しています。

記念講演した千葉教授は,「コンピュータの歴史」「コンテンツを利用した商品の企画制作」が専門。KCGIの講義だけでなく,KCGが教育用に使用してきたコンピュータを保存・展示し,2009年に一般社団法人情報処理学会から「分散コンピュータ博物館」に全国第一号認定されたKCG資料館の館長を務めています。また,米国のテレビ番組から始まり,今も新シリーズ映画などが制作される人気SF「スタートレック」の日本語公式ページ運営を行うなど日本のスタートレック関係第一人者で,かつハードウェア・ソフトウェア開発会社の経営者でもあります。

千葉教授は講演で,KCG資料館が「分散コンピュータ博物館」に認定された理由や意義を解説しました。また,KCGが1972年に導入し今も資料館が保存するTOSBAC-3400(東芝製)など,情報処理学会が認定した「情報処理技術遺産」について,「技術の発展を考えるうえで有用な資料になる,日本のコンピュータ史上,非常に大切な役割を果たしたコンピュータ」などと詳しく説明。コンピュータの基礎知識とともにKCGの使用機器を紹介し,KCGが実践してきたコンピュータ教育の歴史をたどりました。そして「約60年の間に演算速度で160万倍もコンピュータの性能は上がった。本学院の実習機もどんどん新しいものに交換されて,今があるということです」と締めくくりました。

墓参は,学生・教職員とも授業などを優先しながら,それぞれ時間を調整して知恩寺を訪れました。学生たちは,墓前で手を合わせ,先生のご冥福とKCGグループのさらなる発展をお祈りしました。

模擬店はKCG京都駅前校1階エントランスで開催しました。ネパールの留学生が同国のモモ(餃子),サモサ(揚げパイ),ラッシー(ヨーグルトと牛乳ベースの飲み物)といった自慢料理を提供。エントランスは,ネパールの学友の手によるごちそうを味わった学生たちの笑顔であふれました。

記念講演等に先立つ6月25日にも,閑堂忌行事の一環として模擬店および留学生出身国の文化などを紹介するイベントが開催されました。この日はウズベキスタン,ミャンマー,ベトナム,スリランカ,ネパール,インドなど各国からの留学生たちが出店。KCG京都駅前校6階大ホールでは大スクリーンに各国の様子が映し出され,舞台で民族衣装姿の留学生が歌やダンスを披露。民族音楽に合わせて学生・教職員が歓声とともに踊り出すなど,グローバルな教育を展開するKCGらしい行事となりました。

ネパールの留学生が模擬店でお国料理を提供(同,KCG京都駅前校エントランス)
ネパールの留学生が模擬店でお国料理を提供(同,KCG京都駅前校エントランス)
留学生出身国の文化等紹介イベントでは,民族衣装の学生らが歌や踊りを披露(2024年6月25日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール)
留学生出身国の文化等紹介イベントでは,民族衣装の学生らが歌や踊りを披露(2024年6月25日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール)
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仏ESTIAMから学生たちが来日し,「ワークジャム」を開催しました

KCG・KCGIとESTIAMの学生が混合チームでアイデアを出し合った「ワークジャム」(2024年6月16日,KCGI百万遍キャンパス)
KCG・KCGIとESTIAMの学生が混合チームでアイデアを出し合った「ワークジャム」(2024年6月16日,KCGI百万遍キャンパス)

KCGグループと友好関係にあるフランスの大学ESTIAM(École supérieure des technologies de l’information appliquées aux métiers)から学生19名と教員らが来日し,2024年6月16日,京都情報大学院大学(KCGI)百万遍キャンパスで,KCGIと京都コンピュータ学院(KCG)の学生らとの「ワークジャム」を開催しました。今回のワークジャムは,「日仏がより有効な関係を築けるようなオリジナル商品・サービスの開発」をテーマに,グループごとに製品やサービスを考え,マーケティングも含めたビジネスプランをプレゼンテーションするものです。ワークジャムは,来日前のオンラインミーティングで始まり,来日後の6月9日のウェルカムパーティーでの学生たちの顔合わせを経て,SNS等も活用してグループワークを進めてきました。日本語とフランス語という言葉の壁はあったものの,翻訳ツールや英語でのコミュニケーションを駆使して,アイデアを出し合い,プランをまとめ上げて最終日のプレゼンテーションに臨みました。

ESTIAMの学生たちは,11日間にわたって日本に滞在。6月13日には,KCGで「イラストレーター入門」の授業を受け,液晶タブレットを使ったイラスト制作に取り組んだほか,14日にKCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト大ホールで開催された「鷲見恵理子&多川響子デュオコンサート」でヴァイオリンとピアノ名奏者のデュオを堪能しました。また,京都をはじめ広島や奈良を訪れ,座禅や茶の湯も体験するなど,充実した日々を過ごしたようでした。

液晶タブレットでイラスト制作に取り組みました(2024年6月13日,KCG京都駅前校)
液晶タブレットでイラスト制作に取り組みました(2024年6月13日,KCG京都駅前校)
KCGグループの学生らとの交流や日本文化体験を楽しみました(KCG京都駅前校)
KCGグループの学生らとの交流や日本文化体験を楽しみました(KCG京都駅前校)
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KCGグループ「鷲見恵理子&多川響子デュオコンサート」を開催

名演奏と名器,名曲が聴衆を魅了した「鷲見恵理子&多川響子デュオコンサート」(2024年6月14日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト大ホール)
名演奏と名器,名曲が聴衆を魅了した「鷲見恵理子&多川響子デュオコンサート」(2024年6月14日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト大ホール)

京都コンピュータ学院(KCG),京都情報大学院大学(KCGI),京都自動車専門学校(KCGM)などKCGグループは2024年6月14日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト大ホールで世界を舞台に活躍するヴァイオリニスト鷲見恵理子さんと国際的ピアニストの多川響子KCGI教授が共演する「鷲見恵理子&多川響子デュオコンサート」第1部,第2部を開催しました。会場にはKCGグループ学生のほか,本学訪問中の仏大学ESTIAM(École supérieure des technologies de l’information appliquées aux métiers)の教員・学生,本学の教育活動にご理解・ご協力いただいている皆様などの招待者も見え,ヴァイオリンとピアノ名奏者のデュオを堪能しました。

鷲見さんは,1998年に米・ジュリアード音楽院卒業,その後,カーネギー・ホールでニューヨーク・デビューリサイタルを開催しました。アメリカ,イタリア,オーストリア,北欧,ブルガリア等で多数のオーケストラと共演し,日本でもサントリーホール,東京国際フォーラム等での公演のほか,東京交響楽団,新日本フィルハーモニー等と多数共演しています。現在イタリア・ミラノ在住で,同国やオーストリアを中心に活動しています。この日のデュオでは,ヴァイオリンの名器ガルネリウスの音色を響かせました。

多川教授は,京都市立芸術大学音楽学部卒業で同大学院音楽研究科修了(修士:音楽),(ドイツ)ドレスデン・カール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学卒業。バロックから近現代まで幅広いレパートリーを持ち,国内外でソロリサイタルを数多く開催するほか,オーケストラとの共演,室内楽など多方面で活躍中です。「ベートーヴェンピアノソナタ全曲演奏会」(2009年~2011年)を成功させたことでも知られます。KCGIでは「音楽概論」を講義。この日は,ホール常設ピアノのスタンウェイを奏でました。

第1部,第2部を通じ演奏されたのは次の曲目です。

  • クライスラー「コレルリの主題による変奏曲」
  • グルック/クライスラー「オペラ『オルフェオとエウリディーチェ』より“妖精の踊り”」
  • クライスラー「ウィーン奇想曲」
    • 「前奏曲とアレグロ(プニャーニの様式による)」
    • 「ジプシーの女」
  • シューマン/クライスラー「ロマンス」
  • パガニーニ(シューマンによる伴奏付き)「24のカプリス No.21」
  • クライスラー「テンポ ディ メヌエット」
  • フランク「ヴァイオリンソナタ イ長調」
    • 第1楽章 Allegretto ben moderato
    • 第2楽章 Allegro
    • 第3楽章 Recitativo-Fantasia:Ben moderato-molto lento
    • 第4楽章 Allegretto poco mosso

KCGグループでは,専門知識と技術を修得するだけでなく,学生の知性・感性涵養のため一般教養科目をカリキュラムに取り入れ,クラシックなどのコンサート,各種文化講演会,伝統芸能鑑賞会等を実施しています。こうしたイベントは一般の方々にも鑑賞していただいています。

ピアニスト多川響子KCGI教授の「KCG創立60周年記念アルバム」発売

2024年6月30日発売の,京都コンピュータ学院創立60周年・京都情報大学院大学創立20周年記念アルバム「ベートーヴェン ピアノソナタ『月光』『テンペスト』『熱情』」(ピアノ:多川響子・京都情報大学院大学教授)
2024年6月30日発売の,京都コンピュータ学院創立60周年・京都情報大学院大学創立20周年記念アルバム「ベートーヴェン ピアノソナタ『月光』『テンペスト』『熱情』」(ピアノ:多川響子・京都情報大学院大学教授)

国際的ピアニストの多川響子・京都情報大学院大学(KCGI)教授が,2023年の京都コンピュータ学院(KCG)創立60周年・KCGI創立20周年を記念して制作したCD「ベートーヴェン ピアノソナタ『月光』『テンペスト』『熱情』」が2024年6月30日,発売されました。西日本屈指の音響効果を誇るKCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライトの大ホールで収録されたアルバムは,「ベートーヴェンピアノソナタ全曲演奏会」を成功させたことでも知られる多川教授の魅力があふれる内容となっています。

記念CDに収められたのは,①-③ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27-2《月光》,④-⑥ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 作品31-2 《テンペスト》,⑦-⑨ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 作品57《熱情》,⑩ロンド ハ長調 作品51-1。2024年3月4日から6日にかけ,同ホール常設ピアノSteinway &Sons D-275を使用し収録しました。52分39秒。価格は3,300円(税込み),Amazonで購入できます。

多川教授は,京都市立芸術大学音楽学部卒業で同大学院音楽研究科修了(修士・音楽),(ドイツ)ドレスデン・カール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学卒業。バロックから近現代まで幅広いレパートリーを持ち,国内外でソロリサイタルを数多く開催するほか,オーケストラとの共演,室内楽など多方面で活躍中です。「ベートーヴェンピアノソナタ全曲演奏会」は2009年~2011年に行われました。KCGIでは「音楽概論」を担当,大阪芸術大学,京都市立京都堀川音楽高校の非常勤講師も務めています。

2023年,日本最初のコンピュータ教育機関 京都コンピュータ学院(KCG)は創立60周年,日本最初のIT専門職大学院 京都情報大学院大学(KCGI)は創立20周年を迎え,10月6日には記念式典が開催されました。

◇ ◇ ◇

KCGグループは1963年5月1日,京都大学宇宙物理学研究科(宇宙物理学教室)出身のグループにより立ち上げられた,大学の学術研究者対象の「FORTRAN研究会」が礎です。創立者である長谷川繁雄 初代学院長先生と長谷川靖子 現学院長先生がコンピュータの可能性をいち早く見いだし,情報処理技術者を育成しようという信念と情熱,パイオニア・スピリットを抱いてつくった,わが国初のコンピュータ教育機関でした。1969年には,コンピュータ技術者養成のための日本で最初の全日制学校・京都コンピュータ学院が誕生。その後発展を続け,今日に至っています。2004年には,KCGIが創立されグループ校に加わりました。KCG・KCGIの卒業生・修了生は5万人を超え,日本と世界のIT産業の牽引,発展に貢献しています。2013年,京都で最も歴史がある自動車整備士養成校の京都自動車専門学校(KCGM)が仲間入りしました。卒業生はIT知識も身につけた自動車整備技術者として活躍しています。2024年5月,KCGは創立61周年を迎えました。

RITから学生たちが来日し,「ゲームジャム」を開催しました

KCGとRITの学生が混合チームでアイデアを出し合った「ゲームジャム」(KCGI百万遍キャンパス)
KCGとRITの学生が混合チームでアイデアを出し合った「ゲームジャム」(KCGI百万遍キャンパス)

京都コンピュータ学院(KCG)の姉妹校である米国ロチェスター工科大学(RIT)から学生14名と教員らが来日し,2024年5月24日~26日,KCGのグループ校京都情報大学院大学(KCGI)百万遍キャンパスでKCGのデジタルゲーム学系の学生とRITの学生による「ゲームジャム」を開催しました。「ゲームジャム」は,クリエイターが集まり短期間でテーマに沿ってゲームを開発するイベントで昨年に続いて対面により実施。KCG・RIT混合の5チームで,3日間にわたり,約18時間でゲーム制作にチャレンジし,それぞれが身につけてきた技術と知識を駆使し合いました。

学生たちは,来日前からSNSを通じて交流を開始。5月20日には,KCG京都駅前校でKCGとRITの学生たちの顔合わせをするウェルカムパーティーを開催しました。「ゲーム開発」という共通の目標があることから,初対面ながらすぐに意気投合。翌日には両校の多数の学生が参加し,ボウリングを楽しみました。「ゲームジャム」本番では,翻訳ツールを駆使したり, KCGIの学生も通訳としてサポートしたりして,言葉の壁をものともせずに,楽しんで共同開発に取り組んでいました。

最終日には,それぞれのチームが作品を発表。両校の教員からコメントをもらいました。
KCGの学生は,「自分にはないアイデア,世界のアイデアを吸収できました」「国籍を越えて開発するのは初めてだったので,本当に貴重な体験になりました」「コミュニケーションに時間がかかることもあったけれど,文化の違いから発見もあり,すごく新鮮で楽しかったです」「言語の違いで難しい面もありましたが,みんなゲームが好きで,自分でゲームを作りたいという思いが同じだからこそ,いっしょに楽しみながらゲーム開発ができたと思います」と話していました。

RITの学生たちは,日本に約2週間滞在して,ゲームジャム参加の前後に,京都で日本文化を体験したほか,大阪,広島,東京を旅行し,充実した日々を過ごしたようでした。

RITは1829年,米国ニューヨーク州ロチェスター市の郊外に創立された工学系の名門大学です。世界でいち早く1991年にIT学科を設置したことで知られ,特にCG・ゲーム・IT分野の教育,実績は全米トップクラスの評価を得ています。KCGは1996年に同校と姉妹校提携を結び,学部編入が可能な留学プログラムを展開しているほか,情報処理科に4年制大学卒業者を対象にしたRIT大学院修士課程留学コースを設けるなど,長年,活発な交流を続けています。

それぞれが学んできた技術や知識を駆使して開発に挑みました
それぞれが学んできた技術や知識を駆使して開発に挑みました
最終日は作品発表。他のチームの作品も気になります
最終日は作品発表。他のチームの作品も気になります
発表を終えてチームの結束も固まりました
発表を終えてチームの結束も固まりました
全員で記念撮影。本当に充実した3日間になりました
全員で記念撮影。本当に充実した3日間になりました

フランスの国別トップレベルドメイン「.fr」の管理・運営者がKCGI東京サテライトに

フランスのIGF活動について語るAFNICのLucien Castex氏(2024年5月17日,KCGI東京サテライト)
フランスのIGF活動について語るAFNICのLucien Castex氏(2024年5月17日,KCGI東京サテライト)

フランスのインターネット・ガバナンス・フォーラム(IGF)「ステアリング・コミッティ」の共同代表で,フランスの国別トップレベルドメイン「.fr」を管理・運営するAFNIC(French Association for Cooperative Internet Naming)のLucien Castex氏が来日し,同氏を囲む会が2024年5月17日,京都情報大学院大学(KCGI)東京サテライトで開催されました。

日本でインターネット・ガバナンス・フォーラムに携わる人々が集まり,現在,国連でコンサルテーションが進められる「グローバル・デジタル・コンパクト」や,フランスIGFの仕組みについて質問。Castex氏からは,日本のIGF活動の活発化によって,さらに多様な立場の人々が参加するマルチステークホルダーモデルが強化されることに対する期待が述べられました。

交流会は,日本の「国内IGF活動活発化チーム」の呼びかけに対し,チームのメンバーでありインターネット・ガバナンスに関する教育活動に力を入れるKCGIの東京サテライトが会場提供をして実現しました。

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