関西最大のゲーム開発者向け勉強会の運営に協力,卒業生が登壇しました

京都コンピュータ学院(KCG)は2024年4月5日,大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)で開催された 関西最大のゲーム開発者向け勉強会「GAME CREATORS CONFERENCE(GCC)’24」のイベント運営に協力しました。また,同勉強会にてデジタルゲーム学系の卒業生が講演者として登壇しました。

KCGはGCC初開催の2016年から数年間,学生と教員がイベント運営に協力をしていたご縁があり,5年ぶりの現地開催となった今回,改めて学生と教員がイベント運営に携わる機会をいただき,イベント当日の準備と受付対応を担いました。

今回のGCCは2つのルームでそれぞれ6つ,計12のセッションが行われました。 その中で「今さら聞けない,ネットワーク対戦ゲームの作り方」と題して行われたセッションでは,KCG卒業生で株式会社クラウドクリエイティブスタジオに勤務する姫野大樹さんが登壇されました。

KCGでは,ゲーム関連イベントの参加意識を高めること,イベントを主催するコミュニティを支援することの重要性,スタッフとして役割や目的を意識して主体的に行動することを学生に指導する機会としてイベント協力を積極的に行っています。今後も業界に貢献できるように取り組んでまいります。

このような機会をいただいたGCC主催者の皆様,誠にありがとうございました。

徳島・福井にて出張相談会!

説明を直接聞きたいけれど,京都まではちょっと遠い・・・そんな声にお応えして京都コンピュータ学院の担当者が現地に伺います。
開催時間内は入退場が自由なので,都合のよい時間帯にお越しください。事前予約は不要です。会場の近郊にお住まいの方は,この機会にぜひ,お友達や保護者の方と一緒にご参加ください!

都道府県 日時 会場
徳島県 4月19日(金) 16:00 – 18:30 あわぎんホール 4階
(JR徳島駅より徒歩8分)
福井県 4月26日(金) 16:00 – 18:00 福井県繊協ビル 10階
(JR/えちぜん鉄道 福井駅より徒歩5分)
徳島県
4月19日(金)16:00~18:30
あわぎんホール 4階
(JR徳島駅より徒歩8分)
福井県
4月26日(金)16:00~18:00
福井県繊協ビル 10階
(JR/えちぜん鉄道 福井駅より徒歩5分)

オープンキャンパスに参加される皆様に,お住まいの地域によって交通費の一部(3,000~5,000円)を支給いたします。
さらに!進学相談会で説明を聞いて,オープンキャンパスに参加された方には,QUOカード(1,000円分)をプレゼントします。

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KCGオープンキャンパス,体験授業が増えますます充実!

4月14日(日),27日(土)開催!
4月14日(日),27日(土)開催!

KCGオープンキャンパスは2024年度から体験授業が増えてますます充実します。入学をお考えのみなさん,さまざまな体験授業を受けて,入学案内やWebだけでは分からないKCGの雰囲気を感じてみてください。教員や在学生のフレンドリーさもきっと体感できますよ!

KCGのオープンキャンパスでは, ITの楽しさを感じてもらえるよう先生たちが内容に工夫をこらして準備した体験授業から,2つを選んで受けていただけます。2024年度から新たに加わるのは,アート・デザイン学系の,「Clip Studio Paint EX」と液晶タブレットを使ってイラストレーターの基礎やアニメーションの基本原理が学べる「イラストレーター体験」「アニメーション制作体験」,ビジネス学系の,ビジネスに必須のプレゼンテーションの極意を学べる「ビジネスプレゼンテーション入門」です。他にも各学系で楽しい体験授業がラインアップされていますので,学系・学科選びの参考にしてください。学生スタッフがサポートしますから,初心者でも安心です。

日程により選べる授業が異なるので,気になる体験授業があれば,ぜひもう一度参加してみてください。2回目以降なら,参加回数に応じて初年度の実習費から最大5万円まで免除になる参加特典もあります。

詳細はこちらをご覧ください。
https://www.kcg.ac.jp/event/opencampus/

KCGグループの2024年度入学式を2回に分け挙行

春らんまんの良き日に挙行された2024年度KCGグループ入学式(2024年4月6日午前の第1部,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール)
春らんまんの良き日に挙行された2024年度KCGグループ入学式(2024年4月6日午前の第1部,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール)

京都コンピュータ学院(KCG)と京都情報大学院大学(KCGI),京都日本語研修センター(KJLTC),京都自動車専門学校(KCGM)のKCGグループ2024年度入学式が4月6日(土),KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホールで,入学者多数のため2回に分け対面で挙行されました。長谷川亘KCGI・KCG・KCGM総長と富田眞治KCGI学長が式辞を述べ,新入生を歓迎・激励しました。生成AIの開発・普及が急進展するなど社会のデジタル化が顕著となる中,ITと自動車整備の専門知識,高度な技術を身につけようという意欲に燃える新入生が,5万人以上の修了生・卒業生を輩出するKCGファミリーに加わりました。みなさん,ご入学おめでとうございます。

昨年KCG創立60周年・KCGI創立20周年を迎えたKCGグループには,伝統と実績のあるIT教育機関を志す若者が国内外から集まります。不足する高度なIT人材を社会が強く求めていることや,2024年度からKCGIの入学定員が880名に増員されることに伴って入学者が増え,式典は午前と午後の2回に分けての実施となりました。春らんまんの良き日,式場は笑顔の新入生と保護者であふれました。

入学式では初めに,日本で最初のコンピュータ教育機関として創立されたKCGとKCGグループの歩みを紹介するビデオを見た後,長谷川総長が式辞を述べました。長谷川総長は「ITを取り巻く情勢は急速に変化しています。生成AIの進化のスピードは当初の予想をはるかに超え,インターネットの目覚ましい普及により人類社会ではサイバースペースが劇的に発展しています。本学はインターネットの黎明期よりその最先端に関与し,進取の気概を持って歩んできた教育機関です」と紹介。そのうえで「本学で学ぶことを選択し決意されたことに誇りを持って,将来を見据えながら学生生活を有意義に過ごしていただきたい。在学中に,生涯の宝となるような友達をできる限り多くつくって,励まし合いながら十分に研鑽を積んでください。優秀な先輩たちに続き,自信に満ちた修了生・卒業生となって輝かしい未来を切り拓いていかれることを願っています」と激励しました。

続いて式辞を述べた富田学長は,「生成AIは検索エンジンをはるかに超えた利便性を持っていますが,解決すべき問題も多数あり,危険性もはらんでいます。生成AIの利用により人間の思考力などが衰退することがあってはなりません。みなさんもこれから学習を進めていく中で,とにかく自分の頭で考えることが重要です」と指摘。そして「本学の特徴の一つに国際化があります。多様な国から留学生が来ています。学びの場において,同一国の学生だけで集まっていても国際化のメリットはありません。留学生のみなさんは日本語,日本人学生は英語のスキルアップをしなくてはなりません。いろいろな国の学生同士で日頃から交流を深めてください」と求めました。

これを受け,新入生代表として第1部はKCGI応用情報技術研究科ウェブビジネス技術専攻の篠原さん(KCG情報科学科出身),第2部はKCG情報科学科の宮本さん(京都すばる高等学校出身)が宣誓の言葉を述べました。「ITの発達に伴い高度情報社会となった現代において,誰もが必要な情報を有効に活用できる,豊かで安全・快適な社会をつくり出すことが,私たちが志す情報技術者の使命だと考えます。理想の情報化社会の実現に貢献するため,専門知識や技術とともに,『豊かな創造性』を養うことを目指して,日々成長できるよう,努力します」と力強く誓いました。

式典後には保護者懇談会が催されました。新入生たちは学生証など各種証明書を受け取り,新たな学業生活をスタートさせました。

式辞を述べる長谷川亘KCGI・KCG・KCGM総長(同)
式辞を述べる長谷川亘KCGI・KCG・KCGM総長(同)
式辞を述べる富田眞治KCGI学長(同)
式辞を述べる富田眞治KCGI学長(同)
新入生代表が力強く宣誓の言葉を述べました(同)
新入生代表が力強く宣誓の言葉を述べました(2024年4月6日午後の第2部,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール)
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実習室に新しいパソコンも入り新学期の準備が整いました

最新のiMacがそろったMacアプリ開発ラボ(京都コンピュータ学院京都駅前校)
最新のiMacがそろったMacアプリ開発ラボ(京都コンピュータ学院京都駅前校)

KCGでは,新学期の準備が進んでいます。

実習室には,新しいパソコンも入りました。京都駅前校にあるMacアプリ開発ラボには,最新のiMacが7色すべてそろっています。このラボでは,iPhoneやiPadで動作するiOSアプリの開発を学びます。

新入生オリエンテーションも終わり,4月6日の入学式,4月8日の新学期の開講を待つばかりです。

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KCGグループ2023年度学位授与式・卒業式を挙行しました

2023年度のKCGI学位授与式,KCG・KJLTC・KCGMの卒業式。第一部はKCGI学位授与式を挙行しました(2024年3月16日午前,京都コンピュータ学院京都駅前校・京都情報大学院大学京都駅前サテライト6階大ホール)
2023年度のKCGI学位授与式,KCG・KJLTC・KCGMの卒業式。第一部はKCGI学位授与式を挙行しました(2024年3月16日午前,京都コンピュータ学院京都駅前校・京都情報大学院大学京都駅前サテライト6階大ホール)

2023年度の京都情報大学院大学(KCGI)学位授与式と,京都コンピュータ学院(KCG)および京都日本語研修センター(KJLTC),京都自動車専門学校(KCGM)の卒業式が2024年3月16日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホールで挙行されました。生成AIの開発・普及が急進展するなど社会のデジタル化が顕著となり,ITや自動車整備業界での人材不足が深刻化する中,高い技術と豊富な知識を身につけた修了生・卒業生は,自信と希望に胸を膨らませて学び舎から巣立ちました。みなさん,誠におめでとうございます。これからのご活躍を心からお祈りしています。

近年の学生数増加に伴い式典を2回に分け,第一部KCGI,第二部はKCG,KJLTC,KCGMの挙行となりました。ほのぼのとした春のよき日,大ホールには多くの修了生・卒業生と保護者が集まり,会場は笑顔であふれました。KCGI札幌サテライト・東京サテライトなどの方々のため,式典はオンラインでも配信されました。

KCGIの富田眞治学長が修了生代表に「情報技術修士(専門職)」の学位記を,KCGの卒業生代表にはKCG各校の校長,KCGM卒業生代表には手塚正義校長が,それぞれ卒業証書と高度専門士・専門士称号授与書を授与しました。続いて,優れた学業・研究成果を残し最優秀賞と優秀賞,優秀プロジェクト賞に選ばれた修了生・卒業生に,賞状と記念品が贈られました。

式辞でKCGI・KCG・KCGMの長谷川亘総長は「みなさんは,ITに関連する様々な知識・技術を修得されました。生成AIの利用が急拡大するなど,IT分野は今後も目まぐるしく進歩・発展すると思いますが,みなさんであれば,必ずや進化に即応し,常に時代の最先端を走り続けることができると信じています。さらにスキルを磨き,より良い社会の実現に向けて貢献していただきたいと願っています」と励ましました。そして「みなさん一人ひとりは,5万人以上の修了生・卒業生による人的ネットワーク,いわば『KCGファミリー』の一員でもあります。修了生・卒業生同士の横のつながりのみならず,先輩・後輩の縦のつながりも大切にしてください」と要望しました。2023年にKCG創立60周年を迎えたことに言及したうえで「さらに100周年を目指す母校KCGグループは,これまでの実績を活かしながら,新たな挑戦を重ねてまいります。本学と修了生・卒業生のみなさんとが共に成長し,共に発展することができれば,それはたいへん素晴らしいことです」とはなむけの言葉を贈りました。

富田学長は「人工知能を中核技術とした新しい時代が到来しつつあることは明白です。みなさんはこのような時代に社会に出るわけですが,様々な問題を解決していくには,自分の頭で考え,『新しい時代を生き抜く力』を培うことが必要です」と指摘。「みなさんが本学を修了・卒業できたということは不断の努力のたまものです。どうか自信を持ってください。今後社会に出て多くの新しいことを学ぶ必要が出てきます。大変なことがたくさんあるかと思いますが,みなさんなら,困難を克服しながら着実に前進されると信じております。みなさんがチャレンジ精神を持って,力強く生き抜いていかれることを祈念します」と期待を込めました。

修了・卒業の辞を,第一部でKCGIの土井さん,第二部でKCGゲーム学科の一瀬さんが述べ,KCGグループで培った知識,技術,互いを支え合う強い絆によって,社会に出てから予想される困難に立ち向かい,克服していく決意を表明しました。

それぞれの式典の最後に,出席者全員で「蛍の光」を斉唱しました。式典後はリーガロイヤルホテル京都に会場を移して修了・卒業祝賀会を開催しました。新型コロナウイルス感染拡大前の2019年春以来5年ぶりとなる実会場での祝賀会。修了生・卒業生・教職員らは思い出話などに花を咲かせ,大いに盛り上がりました。

第二部はKCG・KJLTC・KCGMの卒業式。多くの卒業生が参加しました(3月16日午後,同ホール)
第二部はKCG・KJLTC・KCGMの卒業式。多くの卒業生が参加しました(3月16日午後,同ホール)
5年ぶりとなる実会場での修了・卒業祝賀会が開催され,修了生・卒業生・教職員が学業生活の思い出や将来の夢の話に花を咲かせました(3月16日夕,リーガロイヤルホテル京都)
5年ぶりとなる実会場での修了・卒業祝賀会が開催され,修了生・卒業生・教職員が学業生活の思い出や将来の夢の話に花を咲かせました(3月16日夕,リーガロイヤルホテル京都)
祝賀会では大抽選会も行われ,会場一体となって盛り上がりました(3月16日夕 同会場)
祝賀会では大抽選会も行われ,会場一体となって盛り上がりました(3月16日夕 同会場)
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KCGIのウクライナ出身ミグダリスキー教授らが平和祈念講演会で講師を務めました

平和祈念講演会でKCGIのビクトリア・ミグダリスカ教授とウラディーミル・ミグダリスキー教授が講演しました(2024年3月14日:久御山町役場コンベンションホール)
平和祈念講演会でKCGIのビクトリア・ミグダリスカ教授とウラディーミル・ミグダリスキー教授が講演しました(2024年3月14日:久御山町役場コンベンションホール)

ロシアによるウクライナ侵攻が2年たった今も続く中,京都情報大学院大学(KCGI)のビクトリア・ミグダリスカ教授と子息のウラディーミル・ミグダリスキー教授(いずれもウクライナ出身)が2024年3月14日,京都府久御山町で開催された「平和祈念講演会」で講師を務め,「ウクライナ:戦争から2年をこえて…」と題してウクライナの地理や歴史,現在の終わらない戦争の原因などについて講演しました。

講演では,約80名の参加者を前に,まずミグダリスカ教授がウクライナの地理および歴史について,次にミグダリスキー教授がウクライナと日本との32年にわたる外交の歴史,ウクライナでの日本語教育や民間交流・民間外交について話し,現在のウクライナ情勢を解説しました。 参加した方たちからは,ウクライナ戦争の停戦への課題や歴史的な疑問点などについて質問があり,両教授は国際関係とウクライナの立場,ウクライナ人のアイデンティティについて,歴史と現状に基づいて説明しました。

ミグダリスキー教授は来日して24年以上となり,ミグダリスカ教授はウクライナ避難民として2022年4月に来日しています。

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スクウェア・エニックスによるゲーム業界セミナーを開催

京都コンピュータ学院(KCG)は2024年2月28日,株式会社スクウェア・エニックス 第2開発事業本部 プロデューサー/ディレクター 時田貴司氏をお招きし,ゲーム業界セミナーを開催しました。

今回は「想像と創造」をテーマに,これまで制作されたゲームと制作時にこだわったポイント,ゲームの企画の考え方,学生へのメッセージという流れでご講演いただきました。

時田氏は,「ファイナルファンタジー」シリーズや「半熟英雄」シリーズをはじめ,『ライブ・ア・ライブ』『クロノ・トリガー』『パラサイト・イヴ』など多くのゲームを制作されています。グラフィックデザイナーとしてゲーム業界に入り,シナリオやサウンドエフェクト,ゲームデザイナーなど幅広いポジションも担当されています。1994年に発売された『ライブ・ア・ライブ』でディレクターを担当されてからは,主にディレクターまたはプロデューサーとしてゲーム制作に携わられています。

また,日本最大のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス「CEDEC(セデック)」と連動している一枚(ペラ)企画コンテスト「PERACON(ペラコン)」では時田氏が審査委員長を務めています。KCGはその「PERACON」をプランナー志望者の育成の機会として重要視しており,毎年チャレンジしています。その結果,本学学生の上位入賞が続き,団体ランキングにおいてもトップ5をキープし続けるなど結果を残すことができています。

講演では,これまでに制作された各ゲームについて,どのような条件・環境で制作を行い,その中でどのようなことにこだわって制作されたのかを詳しくご紹介いただきました。

時田氏は過去の経験をもとにゲーム制作を料理に例えながら,カレーの具がバラバラにあって煮込んでもいない段階では,カレーがちゃんと美味しくつくれるかどうかチームの誰も判断ができないので,その状況で出来上がりと美味しさを想像してチームで議論しても効果的ではないとお話しされました。ゲームも同様で,遊びのメイン部分がプレイ可能な状態までを急いで目指し,その段階になってから狙ったとおりの体験や面白さ(カレーでいう美味しさ)が提供できるかどうかをチームで議論し,ゲームの「分かりやすさ」や「触り心地」などを総合的に検討・修正を行うようにお話しくださいました。
またゲーム制作においては,後悔しないようにやり切ることが大切で,その結果,上手くいかなかったところはしっかりと反省して次に活かせばよいので,学生の皆さんにはとにかく尖った作品をつくって欲しいとアドバイスをいただきました。

最後に学生へのメッセージとして「やりたいコト」「できるコト」「求められるコト」の3つについてお話しいただきました。ただし,何事においても常にこの3つを満たすことは難しいため,ゲーム制作やこれから働いて仕事をする際には,例えば,任された仕事が「やりたいコト」ではなかったとしても,その中で自分が「できるコト」「求められるコト」の2つを満たせるように,柔軟かつ前向きに取り組むことが大切だということです。時田氏は自身がそのように意識して何事にも取り組んでいった結果,次々と新しい出会いやチャンスが訪れ,自分自身の可能性が広がったり,成長できたりと良いことが訪れたので,学生にもその点を意識して物事や仕事に取り組んでほしいとメッセージを送ってくださいました。

今回,時田氏より学生が知りたいことや聴きたいことにもたくさん答えていきたいとお話をいただきました。ゲーム制作や企画書についての質問を中心に,ゲーム制作時に発生するストレスや問題等への対応や向き合い方など多くの質問が出続け,最終的に45個にも及びました。時田氏はどのような質問に対しても,質問した学生が前向きに取り組めたり,問題を解決するきっかけになるように丁寧に回答してくださいました。

今回の講演と質疑応答によって学生は「やりたいコト」「できるコト」「求められるコト」の3つを意識しながら状況次第で柔軟に対応していくこと,前向きに物事を進めるための伝え方を意識することを深く学ぶことができました。

時田様,お忙しいところご講演いただき,誠にありがとうございました。

バンダイナムコ研究所・バンダイナムコアミューズメントによるゲーム業界セミナーを開催

京都コンピュータ学院(KCG)は2024年2月26日,株式会社バンダイナムコ研究所 小山順一朗氏,株式会社バンダイナムコアミューズメント 事業推進ディビジョンマーケティング部マーケティング課マネージャー 田宮幸春氏をお招きし,ゲーム業界セミナーを開催しました。

両氏はVRアクティビティ体験施設「VR ZONE」「MAZARIA」にて設置された「ハネチャリ」や「釣りVR」,「脱出病棟Ω」などVRアクティビティコンテンツを開発されました。また小山氏は「アイドルマスター」「機動戦士ガンダム 戦場の絆」「釣りスピリッツ」「太鼓の達人」をはじめ100タイトル以上の開発に携わり,田宮氏は「ドラゴンクロニクルシリーズ」や「ドラゴンボールZENKAIシリーズ」など業務用ゲーム機を中心に,家庭用ゲームソフト,ネットワークコンテンツなど幅広く携わってこられました。

今回は「成功商品コンセプトはゲームの命!」をテーマにご講演いただきました。

これまでに携わった数々のゲームについて開発時に苦労した点やどう乗り越えたのかを含めてご紹介いただきました。続いて,開発時にチームがどこに向かうべきなのか,その方向性を示す羅針盤の役割を果たす「商品コンセプト」についてお話いただきました。商品コンセプトについては「アイデア(そのゲームが何であるのか)」と「ベネフィット(それがどうよいか)」に切り分けて考えること,そしてベネフィットを言語化することの重要性をお話しいただきました。

さらに今回は,発売されたゲームのベネフィットの言語化に学生が挑戦するワークもご実施いただきました。
その場でお題(ゲーム)が発表され,学生はそのゲームのベネフィットや良かった点などを考えてその場にいる人が見えるチャットに投稿し,小山氏と田宮氏から投稿内容に対してフィードバックをいただく形で行われました。小山氏と田宮氏が投稿の良い点などを触れてくださり,毎回ベネフィットの例を丁寧に解説していただいた結果,お題が変わるごとにベネフィットの言語化のコツをつかむ学生や,積極的に自分の考えを投稿する学生が多くなりました。

参加した学生からは,今回のセミナーでプロが選ぶ言葉や分析の仕方がとても参考になったという感想が寄せられました。また,他の学生が自分よりも短い時間でまとまった文章を投稿していたことに刺激を受け,触れたコンテンツの言語化を繰り返し行い,必要な場面ですぐに伝えられるようにしたいと意気込んでいる学生もいました。

今回,ご実施いただいた参加・体験型セミナーにより,学生がこれまでに取り組んできたインプット・アウトプットの成果を試すことができ,さらに意欲を高めることにもつながりました。小山様,田宮様,お忙しいところこのような機会をいただき,誠にありがとうございました。

KCG鴨川校の藤田先生のインタビューがモリサワのウェブメディアに掲載されました

京都コンピュータ学院(KCG)アート・デザイン学系主任 藤田啓輔先生のインタビューが,広告や印刷物,ウェブサイト等で使用されるフォントや組版ソフトウェアを開発・販売する株式会社モリサワのウェブメディア「FONT SWITCH PROJECT」に掲載されました。

KCG出身の藤田先生は,鴨川校で映像やデザインの授業や,それらの授業で学んだ技術・知識を総合的に応用し活用する「プロジェクト演習」を担当しています。インタビューで藤田先生は,「学びを積み重ねることで,選択するフォントも変化し,自分のデザイン=その作品の個性にステップアップしていってほしい。それがプロフェッショナルに近づくこと」と話しました。記事では,モリサワのフォントを使用した学生作品も紹介しています。

京都コンピュータ学院 藤田啓輔先生インタビュー
https://fontswitch.jp/post/21073

KCGでは,映像編集,デザイン制作,CG制作のプロ仕様のソフトをはじめ,フォントや高性能PC,液晶タブレットなど,ソフト・ハードの両面で,アート・デザインを学ぶために必要な教育・実習環境を整えています。

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