RITから学生たちが来日し,「KCG×RITゲームジャム」を開催しました

KCGとRITの学生が混合チームでチャレンジを重ねた「ゲームジャム」(KCGI百万遍キャンパス)
KCGとRITの学生が混合チームでチャレンジを重ねた「ゲームジャム」(KCGI百万遍キャンパス)

京都コンピュータ学院(KCG)の姉妹校である米国ロチェスター工科大学(RIT)から学生16名と教員らが来日し,2025年5月24,25の両日,京都情報大学院大学(KCGI)百万遍キャンパスでKCGのデジタルゲーム学系,KCGIの学生らとRITの学生による「ゲームジャム」を開催しました。「ゲームジャム」は,クリエイターが集まり短期間でテーマに沿ってゲームを開発するイベントで,毎年開催しています。KCG/KCGI・RIT混合の6チームで,それぞれが身につけてきた技術と知識を駆使し, 2日間のゲーム制作にチャレンジしました。

学生たちは,来日前からSNSを通じて交流を開始。5月23日には,KCG京都駅前校でオリエンテーションを兼ねたウェルカムパーティーを開催しました。「ゲーム開発」という共通の目標を持った両校の学生たちは,初対面ながらすぐに意気投合,さっそくゲームの話題で盛り上がりました。「ゲームジャム」本番では,翻訳ツールを駆使して,言葉の壁をものともせずにアイデアを出し合い,より面白いゲームにするために議論し,楽しんで共同開発に取り組んでいました。

2日目の午後には,それぞれのチームが作品を発表。両校の教員や,ゲスト参加したゲーム会社の方々からコメントをもらいました。在学中に「KCG×RITゲームジャム」にも参加したKCG卒業生で,現在Indie-us Gamesで活躍している永原さんは,「技術やツールの進化を存分に活かすことで,どの作品も短期間で作成されたとは思えないほどの面白さを持ち合わせていて驚きました!」と後輩たちの努力をたたえました。

KCG/KCGIの学生は,「お互いの知識や技術が凝縮された,とても濃密な2日間だったと思います。自分に足りない部分も強く実感したので,次の機会までにしっかりと磨いていきたいです」「私にはないアイデアの引き出しを知ることができた,とても有意義な時間になりました。海外の方に感じた自分の意見や疑問をたくさんぶつけられる積極性は,私も見習いたいと思います」「国は違ってもみんな同じゲームクリエイターなんだなって思いました!」と話していました。今回が最後の参加となるRITのスティーブン先生からは,「どのチームも短い時間の中,しっかりとレベルの高い作品に仕上げて素晴らしかった。これからも新しいチャレンジに挑んでほしい」との言葉をいただきました。

RITは1829年,米国ニューヨーク州ロチェスター市の郊外に創立された工学系の名門大学です。世界でいち早く1991年にIT学科を設置したことで知られ,特にCG・ゲーム・IT分野の教育,実績は全米トップクラスの評価を得ています。KCGは1996年に同校と姉妹校提携を結び,学部編入が可能な留学プログラムを展開しているほか,情報処理科に4年制大学卒業者を対象にしたRIT大学院修士課程留学コースを設けるなど,長年,活発な交流を続けています。

それぞれが学んできた技術や知識を駆使してアイデアを出し合いました
それぞれが学んできた技術や知識を駆使してアイデアを出し合いました
KCGマスコットキャラクター「きょこたん」にはRITの学生もkawaii!
KCGマスコットキャラクター「きょこたん」にはRITの学生もkawaii!
翻訳アプリを使えば言語の壁も気になりません
翻訳アプリを使えば言語の壁も気になりません
制作を通してチームの結束もどんどん固まります
制作を通してチームの結束もどんどん固まります
2日目の最後は作品発表。緊張もするけれど客席からの反応が楽しい
2日目の最後は作品発表。緊張もするけれど客席からの反応が楽しい

初夏の風とともに ― 春期ハイキングとフレッシュマン・デイキャンプを開催!

KCGグループは2025年5月,「文化教養/体育」の授業の一環として,春の恒例行事「春期ハイキング」および「フレッシュマン・デイキャンプ」を実施しました。いずれの行事でも,学生たちは初夏の自然の中で爽やかな汗を流し,仲間との交流を深める有意義な時間を過ごしました。

友達同士,風を受けて希望が丘文化公園へ ~ハイキング

春期ハイキングは5月14日に実施され,京都コンピュータ学院(KCG),京都自動車専門学校(KCGM),京都日本語研修センター(KJLTC)の学生たちが,滋賀県竜王町の希望が丘文化公園に向けて元気に歩きました。

学生たちはJR野洲駅まで移動した後,順に希望が丘文化公園へ。夏を思わせる日差しに汗ばみながらも,やわらかい風を受けながら歩を進めました。公園では友達同士で思い思いに楽しい時間を満喫。本年度卒業対象生はクラス単位で写真を撮影しました。ハイキングは京都市内の大文字に場所を移し,秋にも開催されます。

新緑の中,新入生らがイベントを満喫 ~フレッシュマン・デイキャンプ

KCGとKCGMの新入生が入学式,オリエンテーションに続いて臨む「フレッシュマン・デイキャンプ」は5月14日から16日にかけて3グループに分かれて開催されました。会場は,豊かな自然に囲まれた京都市伏見区の横大路運動公園です。

新入生たちは朝,グループごとにKCG京都駅前校をバスで出発。同公園に到着して昼食を済ませてから開会式に臨んだ後,先輩の学生を含むスタッフが準備したイベントを楽しみました。

はじめは緊張気味だった新入生たちも,次第に打ち解け,互いに協力しながらイベントに参加。笑顔あふれる場面があちこちで見られました。

新緑が美しい季節の中で行われた行事は,新入生にとって学生生活のスタートとなる意義深い機会となりました。

それぞれの行事の様子を写真で紹介します。

ハイキング

新緑の中を笑顔で歩く~ 春季ハイキング開催!
新緑の中を笑顔で歩く~ 春季ハイキング開催!
青空の下,仲間とともに思い出づくり
青空の下,仲間とともに思い出づくり
木陰でひと休み
木陰でひと休み
みんなで歩けば,景色も思い出ももっとキラキラ
みんなで歩けば,景色も思い出ももっとキラキラ

フレッシュマン・デイキャンプ

KCGフレッシュマン
KCGフレッシュマン
元気100%!学生スタッフが盛り上げます!
元気100%!学生スタッフが盛り上げます!
さあ,キックベーススタート!みんなで楽しもう!
さあ,キックベーススタート!みんなで楽しもう!
最高の仲間とドッヂビー全開スタート!
最高の仲間とドッヂビー全開スタート!

KCGグループは62回目の創立記念日を迎えました

KCG創立62周年記念式で講演する美濃導彦KCGI副学長・教授(2025年5月9日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール)
KCG創立62周年記念式で講演する美濃導彦KCGI副学長・教授(2025年5月9日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール)

京都コンピュータ学院(KCG),京都情報大学院大学(KCGI),京都自動車専門学校(KCGM)のKCGグループは2025年5月1日,62回目のKCG創立記念日を迎え,これを祝う創立記念式が5月9日(金),KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホールで開催されました。KCGIの法人名が2025年度から学校法人情報大学となり,「The University of Informatics」として新たな一歩を踏み出したKCGグループ。学生,教職員らはこれまでの教育・研究成果を確認するとともに,建学の精神であるパイオニア・スピリットと教育理念,急速に進化する情報社会で中心的役割を担う使命とその覚悟を改めて心に刻み,さらなる飛躍を誓いました。記念式では,KCGIの美濃導彦副学長・教授が「情報社会のしくみ」の演題で記念講演しました。

KCGグループは,1963年5月1日に京都大学宇宙物理学研究科(宇宙物理学教室)出身のグループが立ち上げた,大学の学術研究者を対象とする「FORTRAN研究会」が礎です。創立者である長谷川繁雄 初代学院長先生と長谷川靖子 現学院長先生がコンピュータの可能性をいち早く見いだし,情報処理技術者を育成しようという信念と情熱,パイオニア・スピリットを抱いてつくった,わが国初のコンピュータ教育機関でした。

1969年には,コンピュータ技術者養成のための日本で最初の全日制学校・京都コンピュータ学院が誕生。2004年には,わが国初で唯一のIT専門職大学院としてKCGIが創立されグループ校に加わりました。とどまるところなく発展を続け,これまでに巣立った卒業生・修了生は5万人を超え,それぞれ日本と世界のIT産業の牽引,発展に貢献しています。2013年,京都で最も歴史がある自動車整備士養成校のKCGMが仲間入りしました。卒業生はIT知識も身につけた自動車整備技術者として活躍しています。

美濃教授は京都大学出身で工学博士,京都大名誉教授。京都大学学術情報メディアセンター長,特定国立研究開発法人理化学研究所理事などを歴任し2024年度,KCGI副学長・教授に就任。これまで画像処理,人工知能,知的コミュニケーション関係の研究を続けてきました。講演で美濃教授は,科学技術が急速に進展し,社会が大きく変わりつつあることを踏まえ,「スマートフォンにより世界中に映像が拡散されている現状は,社会の中心がモノから情報になってきたことを示しています」と指摘しました。そして情報という概念が出てきた経緯を振り返り,情報を扱う技術が人間社会に与えたインパクトと社会の変化を考察。サイバー世界での情報量の急激な増加からそれぞれが好む情報のみを受け取ることの危険性に触れ,対話をすること,考える力を養うことが必要であると強調しました。「人間社会の健全な発展には,どういう社会で生きていきたいかを自身で考えること,みなさん一人ひとりが未来社会のイメージを持つことが重要」とし,この日の講演を,科学技術や情報技術によってどのように社会が変わっていくか,もっと積極的にどのように社会を変えていきたいかという問題を考える手がかりにしてほしいとの要望を述べました。

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SIG-Japanが5月にデジタルリテラシーセミナーを開催

デジタルポジティブアクション ロゴ

京都情報大学院大学(KCGI)・京都コンピュータ学院(KCG)学内に事務局のあるスクール・オン・インターネット・ガバナンス・ジャパン(SIG Japan)は,インターネットと公共政策に関するキャパシティビルディング(能力構築・向上)の一環として,グローバルな視点からデジタルリテラシーを考えるセミナーを2025年5月29日(木),KCGI京都駅前サテライト・KCG京都駅前校6階大ホールで開催します。SIG Japanはインターネットに関する課題をさまざまな角度で考察するイベントを開いていて,今回は2025年度の第1回。インターネット・公共政策・デジタルリテラシーに関心のある方ならどなたでも無料で参加可能です。

セミナーは,KCGIサイバー京都研究所(CKL)の協力で開催されます。CKLは,安心・安全なインターネット環境の実現を掲げ,青少年のエンパワメントや社会貢献活動を積極的に行っています。さらに,KCGIは「.kyoto」という地理的トップレベルドメイン(gTLD)のレジストリ事業者として,地域に根差した安心安全なインターネット空間の構築にも取り組んでいます。

本セミナーは総務省と関連団体・企業が推進する官民連携プロジェクト「デジタル・ポジティブ・アクション」に賛同しています。このプロジェクトは,インターネットやSNS利用におけるリテラシー向上を目指すものであり,KCGIは日本初のIT専門職大学院としてそのビジョンに共鳴し,若い世代が安心・安全にSNSを利用できるよう,倫理的な視点から情報環境を整えることを目的に本セミナーを開催します。

今回は,米・ニューヨークからTikTok Global Head of Youth and Safety PolicyのEmma Leiken氏を講師に迎え,「メディア・リテラシーと青少年の安心・安全」と題し,青少年のテクノロジー利用や青少年を守るためのポリシー,社会的責任ある技術開発などについて,グローバルな視点から講演していただきます。

CKLは,京都府が運営する学術研究施設「けいはんなオープンイノベーションセンター」(精華町・木津川市)で活動してきましたが,2025年3月に京都市内のKCGI百万遍キャンパスに拠点を移し,新たにスタートしています。

開催概要

イベント名
2025年度第1回SIG Japanセミナー
講演
「メディア・リテラシーと青少年の安心・安全」
講師
Emma Leiken
言語
英語・日本語(逐次通訳)
逐次通訳:田中恵子(京都情報大学院大学/サイバー京都研究所)
日程
2025年5月29日(木)
受付:10時40分~
開演:11時10分
終了:12時40分
会場
KCGI京都駅前キャンパス・KCG京都駅前校6階大ホール
〒601-8407 京都市南区西九条寺ノ前町10-5
アクセス
参加費
無料(事前申込制)
対象
インターネット・公共政策・デジタルリテラシーに関心のある方ならどなたでもご参加いただけます。
申し込み方法
以下のフォームより必要事項をご記入のうえ,お申し込みください。
https://forms.office.com/r/F6RkJGLGDP
お問い合わせ
sig@kcg.edu
デジタルポジティブアクション ロゴ

講師プロフィール:
Emma Leiken
青少年のオンライン上の安全とメディア・リテラシーに取り組む,分野横断的なテクノロジー政策リーダー。現在,ニューヨークを拠点に,TikTokのTrust and Safety部門でGlobal Youth Safety and Wellbeing Policyチームを率いている。
以前は,Omidyar Networkで青少年の安全とテクノロジー政策に関する取り組みを主導。そこで,責任あるテクノロジーの設計,政策,アドボカシーに取り組む若者リーダーを支援するため,15の出資者による数百万ドル規模のプール型基金「Responsible Technology Youth Power Fund」を共同設立した。
オーバリン・カレッジで宗教学の学士号を取得後,ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)でテクノロジーに焦点を当てた国際開発学の修士号を取得。
現在,Cyber Collectiveの理事,Center for Intimacy Justiceの諮問委員,またカリフォルニア大学バークレー校の2023–2024年度 非常駐テクノロジー政策フェローも務めている。
※本イベントには,TikTok Japanの協力によりご登壇いただきます。

KCGI・KCG留学生校友大会開催 新入生を迎え,新しい年を祝いました

たくさんの新入生をKCGファミリーに迎えました(2025年4月12日,KCGI京都駅前サテライト・KCG京都駅前校)
たくさんの新入生をKCGファミリーに迎えました(2025年4月12日,KCGI京都駅前サテライト・KCG京都駅前校)

京都情報大学院大学(KCGI),京都コンピュータ学院(KCG),京都日本語研修センター(KJLTC)は2025年4月12日,新入生歓迎会とネパール暦での新年(ビクラム暦2082年)のお祝いを兼ねて,KCGI京都駅前サテライト・KCG京都駅前校の6階大ホールで校友大会を開催しました。KCGグループで学ぶネパール,インド,スリランカ,バングラデシュをはじめとする南アジアからのたくさんの留学生たちが,楽しい時間を過ごしました。

校友大会は,留学生たちが先生らと協力しながら企画。司会や受付など,運営スタッフも学生らが務めました。最初に,寺下陽一KCGI学長・KCG京都駅前校校長が「来日したばかりでまだ日本に慣れていない新入生も多いと思います。日本の生活に慣れている先輩たちは,新入生を助けて,皆がしっかりと勉強に集中できるようにしてください」とあいさつ。続いて各国の歌やダンスが次々と披露されました。先生方が飛び入りでステージに上がりいっしょに踊り出す場面もあり,新しくKCGファミリーに加わる仲間を迎え,大いに盛り上がりました。

KCGグループの2025年度入学式が挙行されました

桜が満開となった春の良き日に挙行された2025年度KCGグループ入学式(2025年4月5日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール)
桜が満開となった春の良き日に挙行された2025年度KCGグループ入学式(2025年4月5日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール)

京都コンピュータ学院(KCG)と京都日本語研修センター(KJLTC),京都情報大学院大学(KCGI),京都自動車専門学校(KCGM)のKCGグループ2025年度入学式が4月5日(土),KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホールで挙行されました。AIの開発・利用が急速に進み,ITをめぐる環境が大きく変化する中,ITと自動車整備の専門知識,高度な技術を身につけようという意欲十分の新入生が,5万人以上の修了生・卒業生を擁するKCGファミリーに加わりました。みなさん,ご入学おめでとうございます。

コンピュータ・IT教育の歴史と実績を誇るKCGグループには,将来展望を見定めた国内外の若者が集まります。高いスキルのIT人材を社会が強く求めていることも背景に,KCGIの入学定員が2025年度から開学時比12.5倍の1000名となるなど入学者が増え,式典は午前にKCG・KJLTC・KCGI・KCGM,午後にはKCG留学生と2回に分けて実施されました。満開の桜に彩られた春の好日。大ホールは希望に満ちた新入生と保護者の笑顔であふれました。

入学式では,1963年に日本で最初のコンピュータ教育機関として創立されたKCGとKCGグループの歩みを紹介するビデオの上映後,長谷川亘 学校法人情報大学・KCGI・KCG・KCGM総長が式辞を述べました。長谷川総長は「近年,IT分野は驚異的な進歩・発展を続けています。また,インターネットの目覚ましい普及により人類社会ではサイバースペースが劇的に発展し,もはや欠くことのできない『人と人とをつなぐ場所』となっています。コンピュータの黎明期にその教育機関として創立した本学は,インターネットの分野においては,その草創期より最先端に関与し続けています。そのような本学において,みなさんにはITを存分に学び,時代の最先端を行く学生になっていただきたい」と求めました。そして「在学中に,生涯の宝となるような友達をできる限り多くつくってください。友達同士で励まし合いながら十分に研さんを積んでください。優秀な先輩たちに続き,自信に満ちた修了生・卒業生となって輝かしい未来を切り拓いていかれることを願っています」と励ましました。

続いて寺下陽一KCGI学長が式辞。寺下学長は,「今後の社会においては,AIがその技術基盤として発展してゆく情勢となります。そして,ここにいるみなさんはその重要な技術基盤を支える重要な使命を担うことになります」としたうえで,AI技術の社会的影響について,「『技術』というものは人類にとって必ず『プラス/マイナス』の両面があるわけで,『マイナス』をできるだけ減少するためには,専門技術者が正確な情報を広く発信し,社会全体の思考を正しい方向に導くような,すなわち社会啓蒙活動に多少なりとも参加する必要があるのです」と見解を述べました。さらに「これから何年間か,みなさんはIT・AIに関する多くの理論,技術についてしっかりと学習することになります。その際に,今述べた倫理的な思考法というものについても学んでいただければうれしく思います」と求め,新入生を歓迎しました。

これを受け,新入生代表として第1部はKCGI応用情報技術研究科ウェブビジネス技術専攻の川口さん(KCGゲーム学科出身),第2部ではKCG情報処理科のベルリノさん(インドネシア出身)が宣誓の言葉を述べました。「ITの発達に伴い高度情報社会となった現代において,誰もが必要な情報を有効に活用できる,豊かで安全・快適な社会をつくり出すことが,私たちが志す情報技術者の使命だと考えます。理想の情報化社会の実現に貢献するため,専門知識や技術とともに,『豊かな創造性』を養うことを目指して,日々成長できるよう,努力します」と力強く誓いました。

式典後,新入生たちは学生証などを受け取り,新たな学業生活をスタートさせました。第1部の後には,保護者懇談会が催されました。

式辞を述べる長谷川亘 学校法人情報大学・KCGI・KCG・KCGM総長(同)
式辞を述べる長谷川亘 学校法人情報大学・KCGI・KCG・KCGM総長(同)
式辞を述べる寺下陽一KCGI学長(同)
式辞を述べる寺下陽一KCGI学長(同)
新入生代表が宣誓の言葉を述べました(同)
新入生代表が宣誓の言葉を述べました(同)
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KCGIが韓国・済州特別自治道,国立済州大学校と「ランケーション」協定

KCGI・済州特別自治道・国立済州大学校が,「ランケーション(教育観光)」プログラムを実施する「体験学習協定」を締結(2025年3月31日午前,韓国・済州市の済州大学校Liberal Arts Lecture Building内)
KCGI・済州特別自治道・国立済州大学校が,「ランケーション(教育観光)」プログラムを実施する「体験学習協定」を締結(2025年3月31日午前,韓国・済州市の済州大学校Liberal Arts Lecture Building内)

京都情報大学院大学(KCGI)は2025年3月31日,韓国・済州特別自治道および国立済州大学校との三者で,LearningとVacationの合成語で表現される「ランケーション(教育観光)」プログラムを実施する「体験学習協定」を締結しました。また,かねてより協力関係にある済州大学校との二者間では同日,留学生派遣に関する「京都情報大学院大学と済州大学校間の3+2協力教育プログラムに関する協定」も新たに締結。済州市の済州大学校で開かれた2協定の締結式にはKCGI側から長谷川亘KCGI・京都コンピュータ学院(KCG)・京都自動車専門学校(KCGM)総長はじめKCGグループ関係者,済州特別自治道からはオ・ヨンフン知事ら幹部,済州大学校からキム・イルファン総長らが出席しました。KCGグループは済州大学校ほか世界の大学・教育機関との協力関係構築を推進していますが,体験学習協定は初めてです。

「ランケーション」は,学術目標と文化の探求を融合させた教育旅行を通じて「体験学習」の機会を得ようという,近年始まった新しい教育プログラム。済州特別自治道(=済州島)は,自然・歴史・文化の豊かな韓国内屈指の人気旅行先で,日本からも多くの観光客が訪れます。締結式で長谷川総長は「日韓両国において有名な済州島が,今度は国際的なランケーション発祥の地となるよう,できる限りの支援をする所存です」とあいさつ。2025年8月にも日本から済州島へのランケーションを実施すべく,KCGグループの学生を募集する計画を進めていることを紹介しました。

済州大学校との新たな協定は,韓国側から日本側への留学生派遣を通じて,デジタル経済のグローバルビジネス環境においてITに精通した高度な専門職業人材を養成するのが目的。大学での専攻にかかわらず,留学先のKCGIでは「人工知能」など9つの専門分野から1つを選択して修士課程に進むことができます。済州大学校の学部3年課程を修了もしくは協力教育プログラムの3年を修了していれば,KCGIに留学して取得した1年分の単位が,済州大学校の卒業に必要な単位として認定される仕組みです。
あいさつで長谷川総長は「新たな協定が,双方のさらなる発展とIT教育の充実に大きく寄与すると確信します」と期待を述べました。

国立済州大学校は1952年に創立,13の学部と医学専門大学院,法学専門大学院など10の大学院をはじめ,数多くの付属施設を有する総合大学です。KCGIとはすでに20年の協力関係が続いています。2006年,ICT分野の教育・研究や相互の人的交流などを目的とした学術交流協定を結び,2008年にはインターネット上で双方の学生が受講できる日韓サイバーキャンパス構築で合意しました。2010年には,単位を互換しながら双方の学位が取得できるデュアルディグリープログラムを運営する協定を締結。2024年には多言語教育のノウハウ共有を目的とする学術交流協定を結んでいます。
なお,2024年2月に国立済州大学校名誉工学博士の学位が長谷川総長に授与されました。

締結式は,KCGI・済州特別自治道・国立済州大学校の三者協定が3月31日午前,KCGI・済州大学校の新協定は同日午後。締結式の後には済州大学校アラミューズホールで,済州大学校オーケストラと,世界的ピアニストの多川響子KCGI教授の合同演奏会が開催されました。

KCGI・国立済州大学校が,留学生派遣に関する「京都情報大学院大学と済州大学校間の3+2協力教育プログラムに関する協定」を締結(2025年3月31日午後,韓国・済州市の済州大学校総長室)
KCGI・国立済州大学校が,留学生派遣に関する「京都情報大学院大学と済州大学校間の3+2協力教育プログラムに関する協定」を締結(2025年3月31日午後,韓国・済州市の済州大学校総長室)
国立済州大学校オーケストラと多川響子KCGI教授の合同演奏会(2025年3月31日午後,済州大学校アラミューズホール)
国立済州大学校オーケストラと多川響子KCGI教授の合同演奏会(2025年3月31日午後,済州大学校アラミューズホール)
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防犯動画・ポスター制作のKCG・KCGI学生に京都府警・京都市がお礼

防犯動画やポスター制作に協力したKCGアート・デザイン学系とKCGIの学生たちに対し,京都府警,京都市から感謝の言葉とお礼の品が贈られました(2025年4月1日,KCG京都駅前校/KCGI京都駅前サテライト大ホール)
防犯動画やポスター制作に協力したKCGアート・デザイン学系とKCGIの学生たちに対し,京都府警,京都市から感謝の言葉とお礼の品が贈られました(2025年4月1日,KCG京都駅前校/KCGI京都駅前サテライト大ホール)

京都府警察本部サイバー対策本部サイバー企画課と京都市文化市民局くらし安全推進課は2025年4月1日,京都コンピュータ学院(KCG)京都駅前校・京都情報大学院大学(KCGI)京都駅前サテライトを訪れ,防犯動画やポスター制作に協力したKCGアート・デザイン学系とKCGIの学生たちに対し,「犯罪防止の啓発につながり,市民や観光客の方々の防犯意識を高めることができました」と感謝の言葉を贈り,お礼の品を手渡しました。動画は2025年1月から京都市役所内モニター(5カ所)と,JR京都駅南北自由通路および地下鉄四条駅デジタルサイネージで放映されました。SNS詐欺対策を啓発するポスターは4月から京都市内の警察署および書店に掲示されています。

KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト大ホールに担当した学生たちがオンラインを合わせて集い,一原斗誉秀・京都市くらし安全推進課長が「みなさんのご協力で,犯罪には気をつけようという啓発ができ大変ありがたく思っています。こうした取り組みで学生のみなさんにも防犯の意識を持っていただけたのではないかと思います」と感謝しました。制作した学生は「動画を多くの方に見ていただいて,みなさんの役に立てたかなとうれしくなりました」「外部の方とのやり取りも含め,実際の仕事の進め方と近いのかなと思い,学生のうちからとてもいい経験ができました」などと話していました。

これまでに性犯罪防止につながるスマートフォンアプリ開発(KCG,2015年)や,「サイバー空間の脅威への対処を担う優秀な人材の育成に関する協定」締結(KCGグループ,2016年)などでつながりのあった京都府警と京都市から動画制作の打診があったのは2024年春。学内で制作者を募集したところ,痴漢・盗撮対策動画をKCGの学生9名,客引き防止動画をKCGIの学生2名が担当することが決まり,9月から府警,市の担当者と協議を重ねながら制作してきました。完成した動画はそれぞれ縦,横の2パターンがあり,イラストを使うなどしながら「盗撮は犯罪 一度の行為で大切なものは 一瞬にして失われていきます」「客引きにはついていかないで はっきり断ってください!」といったメッセージを強く打ち出しました。ポスターはB3サイズで,学生らしい若者の視点から制作され,「SNS型投資詐欺にだまされないで 必ず儲かるなど 甘い言葉に注意しよう!」と呼び掛けています。

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「学校法人 情報大学」に変更,グローバル展開に対応

京都情報大学院大学(KCGI)を運営する「学校法人 京都情報学園」はこのほど,学校法人名を「情報大学」に変更することを文部科学省に申請し,認可されました。英語名称は「The University of Informatics」とします。

古都・京都の地に日本最初のIT専門職大学院として2004年に開学した本学は,当初よりアジアNo.1を目指しています。これまでに日本国内の学生をはじめ,英語による講義を多数開講していることもあってアジアや欧米のみならずアフリカや中南米諸国から多くの留学生が入学,入学定員は創立当時の80名から2025年度には1,000名へと大幅に増えました。また,京都本校,京都駅前サテライトのほか,京都以外にも札幌,東京にサテライトがあり,今後も各地に増設していく計画です。よりグローバルな展開につなげるため,法人名においても京都に限定せず,世界における日本の大学名として,地理的限定のない名称とすることにしました。

本学は情報系と経営系2つを専門領域としています。▽人工知能 ▽データサイエンス ▽ウェブシステム開発 ▽ネットワーク管理 ▽グローバル・アントレプレナーシップ ▽ERP(Enterprise Resource Planning)▽ITマンガ・アニメ ▽観光IT ▽ITエンターテインメント-の9つの専門分野を置き,IT応用分野のトップリーダーを育成,産業界が求める有能な人材を輩出してきました。実務経験が豊富な教授が多いのも特長です。修了すると日本におけるIT応用分野の最高学位である「情報技術修士(専門職)」を取得できます。

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東近江市レインボー大使の芸術情報学科・岩井さん「ふるさとの魅力伝えたい」

紅葉が美しい永源寺で市の観光パンフレットのモデル撮影に臨む岩井さん
紅葉が美しい永源寺で市の観光パンフレットのモデル撮影に臨む岩井さん

京都コンピュータ学院(KCG)芸術情報学科マンガ・アニメコースの岩井さんは,ふるさとの観光振興や情報発信などイメージアップを担う「東近江市レインボー大使」(滋賀県)を務めています。岩井さんはこれまでに市内外の各種イベントに参加して花を添えているほか,市のパンフレットのモデル役やローカルテレビ・ラジオへの出演などで大活躍。「自然豊かでたくさんの魅力ある東近江市をもっと多くの方に知っていただけるように,また地元の方々にはあらためて感じてもらえるように精いっぱい頑張っています」と笑顔で話しています。

市の成人式実行委員会副委員長を務め,伝統の大凧揚げに制作から成人式当日のイベントまで携わった際,大凧保存委員会のメンバーと交流しているうちに地元のことをもっと知りたいと感じるようになったという岩井さん。レインボー大使にエントリーし,2024年4月に同市観光協会から会社員の女性とともに委嘱されました。

その後,岩井さんはレインボー大使として草津市の琵琶湖畔で開催される西日本最大級の野外音楽イベント「イナズマロックフェス」や,愛知県のテレビ局が主催する「トラベルランド」,近江商人の邸宅が今なお残る五個荘町金堂町を舞台にした恒例の「ぶらっと五個荘まちあるき」などに参加。2025年3月1日に五個荘地区にある近江商人屋敷で開かれた,雛(ひな)人形の衣装を身にまとった人たちが雛壇に並ぶ「にんげん雛絵巻まつり」では,お雛様役を務めました。これらの活動を通じ岩井さんは「いろいろな新しい体験をしました。これまでに知らなかった東近江市の良さをたくさん発見でき,ふるさとがますます好きになりました」と話しています。岩井さんは市のおススメとして,観光地としては紅葉が美しい永源寺,イベントでは「ぶらっと五個荘まちあるき」,グルメでは池田牧場のジェラートを挙げてくれました。

デザインに興味があったという岩井さんは現在,KCGでさまざまな知識と技術を修得中で,最近は写真・映像関連の勉強を頑張っているといいます。オープンキャンパス学生スタッフを務め,KCGの魅力発信にも奮闘。将来は観光関連の仕事に就きたいと希望しています。

「東近江市レインボー大使」は,市合併前の旧1市6町を7色の虹で表し名づけられたそうです。岩井さんは19代目です。

東近江市の五個荘を代表する近江商人,旧松居久右衛門邸「マーチャントミュージアム」のハート窓(猪目書院窓)を背景に撮影。パンフレットや市のホームページ,SNSなどで使われました
東近江市の五個荘を代表する近江商人,旧松居久右衛門邸「マーチャントミュージアム」のハート窓(猪目書院窓)を背景に撮影。パンフレットや市のホームページ,SNSなどで使われました
「ぶらっと五個荘まちあるき」では人力車に乗って笑顔を振りまきました
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地元のカフェ「茶ろん 坪六」でモデル撮影。「とっても美味しいパフェ,東近江市に来たらぜひ足を運んでください」
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