移動体の自律走行を支援する高精度測位用基準局を設置しました

KCGグループ(京都コンピュータ学院,京都情報大学院大学,京都自動車専門学校)内に設置している産官学金連携およびSDGsに基づく研究・開発・実証実験を推進する「サステイナブル・オープンイノベーション・センター」(略称SOIC)(所長: 今井正治 京都情報大学院大学教授,副所長: 内藤昭三 同教授)は,このほど,合同会社KKラボ(京都市下京区烏丸通仏光寺下る大政所町,川村浩一代表)と共同で,京都コンピュータ学院 京都駅前校・京都情報大学院大学 京都駅前サテライト(京都市南区西九条寺ノ前町)屋上に,移動体の自律走行を支援する高精度測位用基準局を設置し,位置補正用データの配信サービスを開始しました。

本システムを使うと,移動体の高精度な測位がリアルタイムで実行可能になり,各種車両やドローン,電動車いすのナビゲーションなどに活用していただけます。情報提供サービスは無料で行います。

基準局となる受信装置はKKラボ社が提供し,測位情報配信サービスである「RTK2go」経由でデータを配信します。対応受信機を用いることでリアルタイムに高精度な測位が可能となり,農業や土木工事といった産業用車両,ドローン,船舶などの自律運転と運行管理,電動車いすのナビゲーションなどでの活用が見込まれます。

今後は地理的名称トップレベル・ドメイン「.kyoto」を運営管理する京都情報大学院大学 サイバー京都研究所の協力の下,「soic.kyoto」ドメインからの配信も検討していきます。さらにKCGグループにおいて本システムを用いた応用研究と,本システムを教材としたシステム開発方法の教育を展開していきます。KKラボ社では受信機や移動局の製品化・事業化を進めていきます。またKCGグループとKKラボ社が共同でリアルタイム高精度測位システムの実証研究を実施していく予定です。

設置した高精度測位用基準局のGNSS電波受信用アンテナ
設置した高精度測位用基準局のカバー範囲(半径10km)

© OpenStreetMap contributors

今回の高精度測位用基準局の設置と位置補正情報の提供を通じて,KCGグループと合同会社KKラボはSDGsの目標達成に協力してまいります。この事業は,SDGsの目標8(働きがいも経済成長も),目標9(産業と技術革新の基盤をつくろう),目標11(住み続けられるまちづくりを)の達成に貢献します。

SDGsの目標8(働きがいも経済成長も),目標9(産業と技術革新の基盤をつくろう),目標11(住み続けられるまちづくりを)

また,サステイナブル・オープンイノベーション・センター(SOIC)は,レジリエントで持続可能な社会の構築に貢献するために,産官学金の連携を推進してまいります。

【リリースに関するお問い合わせ先】

技術的な詳細や受信機・移動局について:
合同会社KKラボ 川村浩一(info@kk-lab.co.jp)

サステイナブル・オープンイノベーション・センターについて:
センター長(京都情報大学院大学) 今井正治(m_imai@kcg.edu)

【配信システム詳細】

配信元サーバアドレスおよびポート番号:rtk2go.com:2101

配信サービス:Ntrip Caster

マウントポイント (プロトコル, 更新頻度):KK-LAB-KCG (RTCM 3.2, 1Hz)

認証ユーザ名/パスワード:無し/無し

対応衛星システム:GNSS(GPS, GLONASS, BeiDou)

【基準局詳細】

設置場所:京都コンピュータ学院 京都駅前校 屋上

LLH座標:北緯34.985040628度, 東経135.752453452度, 楕円体高93.2022m

使用機材:u-blox NEO-M8P-2, Tallysman Wireless TW3740

【関連リンク】

合同会社KKラボ
https://www.kk-lab.co.jp/

配信サービス
http://www.rtk2go.com/

SDGs
https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/