KCGIの眞弓教授がドイツ出版社より経済書を刊行

眞弓教授の新著表紙
眞弓教授の新著表紙

京都情報大学院大学(KCGI)の眞弓浩三教授(エネルギー分析・資源環境経済学)がこのほど,ドイツの科学・技術・医学系出版社で世界トップクラスのシュプリンガー・サイエンス・アンド・ビジネス・メディアから新著を刊行しました。

同著は“Sustainable Energy and Economics in an Aging Population -Lessons from Japan” (『高齢化社会における持続可能なエネルギーと経済 ―日本からの教訓』)。眞弓教授はまず,急速に高齢化する現代日本の人口と少子化に焦点を当て,財政赤字と国債残高の問題や社会保障制度の崩壊の可能性について解説します。続いて,地球規模の化石燃料の利用と大規模な太陽エネルギー利用の実現可能性を検討し,最終的に,より持続可能で公平な世界を生み出すため,国際通貨協力システムなど,貨幣,利子,資本に関する新しい理論を提唱しています。

眞弓教授は本書に関連して,「KCGIの授業やその他の業務もきちんとこなしながら,75歳までは研究も継続していくつもりです。そのことが学生にとっても良い刺激になれば」と話しています。眞弓教授は2020年4月,KCGIに着任されました。