ドイツSAP社のSAP認定コンサルタント試験に合格した学校法人情報大学 京都情報大学院大学(KCGI)の学生が累計300人を超え,これを記念して2025年11月13日,KCGI京都本校百万遍キャンパスで,ERPプログラムに所属する学生たちとSAP認定資格を取得して活躍している修了生,ERP教育担当の教員らが出席してセレモニーが行われました。同試験には2005年に初の合格者が出て以降増え続け,2017年には100人,2020年に200人,そしてこのほど300人を突破と,順調に実績を重ねています。
セレモニーではまず,寺下陽一学長が「グローバルなスケールでの社会貢献が実を結びつつあります。さらなる活躍を期待します」とあいさつし,これまでに資格取得した学生たちを賞賛しました。続いてSAPジャパン株式会社常務執行役員 原弘美様からのビデオレターを上映。原様は「修了生の皆様は,日本でIT/ERP分野でキャリアを築く方,(留学生の中には)母国に戻り日本企業のグローバル展開を支える方などいろいろなご活躍をされていると伺っています。このようなKCGIの教室から世界へと広がる歩みは私たちSAPにとって大変心強いものです。SAPの認定資格や専門知識は世界で活躍する扉を開くパスポートを与えてくれると信じています」と祝意を述べられました。また,富士通株式会社GTM & Strategic Partner Division長 中江功様,株式会社テクノスジャパン人事総務部長 岩本亘平様からも祝福と激励のメッセージをいただきました。
セレモニーには,在学中にSAP認定試験に合格し,現在はその資格を活かして活躍中の修了生4名も参加。「資格は取るだけでなく,それを実務にどう使うかが大切。現在の努力は将来の力につながります」と後輩たちにエールを送りました。KCGIでERP教育を担当する教員らも学生らの努力をたたえました。
最後に,ERP専門分野主任の藤原正樹教授が,参加した学生らに「これから皆さんが先輩の後を継いでいく番です。ERPのコンサルタントとして,社会に飛び立っていっていただきたいと思います」と期待を述べ,「このあと400人,500人と合格者を輩出していきたい」とあいさつし,セレモニーを締めくくりました。
セレモニー後は,参加した修了生との懇親会が開かれ,学生たちはどんな仕事をしているのか,就職活動や求められる人材像,実際の現場の様子など,たくさんの質問を投げ掛け,メモを取りながら真剣なまなざしで先輩の話を聞いていました。
ERP(Enterprise Resource Planning:企業資源計画)は,企業経営の基本的要素である「ヒト・モノ・カネ」の配分を最適化することで経営効率を高める計画手法です。SAP社のERPソフトウェアは多くの世界的企業に次々と採用され,同社のERPコンサルタント資格を持つ人材へのニーズは日増しに高まっています。KCGIのERP教育は,経験豊富な教員が集まった強力布陣。体系的にSAP ERP教育を行っている大学は日本ではKCGIのみです。入学当初から計画的な講義・実習を実施して,SAP社認定試験合格を目指します。日本でもSAP ERPを導入する企業が増え続け,このERPコンサルタントの資格は就職への強力な武器になっています。これまでの合格者は軒並み就職を実現させ,国内外の企業でIT分野をけん引するリーダーとして活躍しています。