京情協がKCGグループと,ロボット開発をテーマに京都情報化セミナー開催

京情協の京都情報化セミナーで「誰もがロボットの先生になる社会へ」と題し講演する京都大学大学院工学研究科 川節拓実准教授(2026年10月29日,KCG京都駅前校6階ホール)
京情協の京都情報化セミナーで「誰もがロボットの先生になる社会へ」と題し講演する京都大学大学院工学研究科 川節拓実准教授(2026年10月29日,KCG京都駅前校6階ホール)

京都コンピュータ学院(KCG)に事務局のある一般社団法人 京都府情報産業協会(会長:長谷川亘KCGグループ総長,京情協)が2026年10月29日,学校法人情報大学 京都情報大学院大学(KCGI),KCG,京都府中小企業センター,NPO法人やさしいデザイン,NPO法人京都西陣町家スタジオとの共催による京都情報化セミナーをKCG京都駅前校6階ホールで開催しました。一般社団法人次世代ロボットエンジニア支援機構代表理事で京都大学大学院工学研究科機械理工学専攻の川節拓実准教授が「誰もがロボットの先生になる社会へ ~AIロボットは社会の一員になるか」と題して講演しました。同協会会員やKCG,KCGIの学生たちが聴講し,ロボット技術の最前線について理解を深めました。

川節准教授は,大学でロボティクスに関する研究・教育に携わる一方で,“余暇”にはロボット競技を使った次世代エンジニアの育成やその枠組みの構築に取り組んでいます。

講演ではまず,中国におけるロボット開発のスピードに衝撃を受けたこと,わずか数年でロボットの運動性能が飛躍的に向上している現状を紹介しました。川節准教授が会場に持ち込んで披露した小型の人型ロボットが走ったりキックをしたりすると,その動きに学生からも驚きの声が上がりました。また,フィジカルAIやロボット自身が試行錯誤して行動を学ぶ強化学習などAIとの関連についても解説。懸念点はまだ多いものの,人口減少が進む我が国ではロボットの社会実装が必要となるとの見方を示し,我々はロボットを迎え入れる準備をしなくてはいけないのではないか,と問いかけました。最後に,若い学生にもぜひロボットに興味を持って挑戦し,我が国が数年後にも科学技術立国として発展していけるようにしてほしいと要望しました。

講演後の質疑応答では,学生たちから次々と質問が寄せられ,川節准教授は一つひとつに丁寧に回答。「始めることが重要であり,実際にやってみることで,できることとできないことが見えてくる。簡単なことからやってみるのはいいことだ」との言葉は,ロボット開発に限らずさまざまな挑戦に通じるメッセージでもあり,学生たちは深くうなずいていました。