KCGIの金さんが京都府名誉友好大使として福祉体験情報を発信

京田辺市のさんさん山城コミュニティカフェ前で,「学生×地域つながる未来プロジェクト」のボランティア学生が記念撮影。一番右が金さん。
京田辺市のさんさん山城コミュニティカフェ前で,「学生×地域つながる未来プロジェクト」のボランティア学生が記念撮影。一番右が金さん。

京都府名誉友好大使に任命されている京都情報大学院大学(KCGI)学生の金さん(中国・上海出身)が,府の「学生×地域つながる未来プロジェクト」で京田辺市の社会福祉法人「さんさん山城」(山城就労支援事業所)の活動に参加,そのときの様子などについて金さんが執筆した記事が,同法人のホームページに掲載されました。同プロジェクトは,府内の学生が地域課題の解決に取り組む団体の活動に参加し,学生目線で団体の魅力を取材・発信する事業です。体験したことや感じたことを記事にして,自身の言葉で発信することが求められ,金さんは本学の学生として,しっかり期待に応えています。

掲載記事のタイトルは「『百聞は一見に如かず』さんさん山城の福祉体験」。NPO法人が視察に訪れた様子などを伝え,「日本の福祉社会は他の先進国と比べて,とっても活発に感じました。さんさん山城も社会福祉に関する課題解決に向けて様々な取り組みをしています。高齢者の利用者もたくさんいます。そしてみなさんとても楽しそうに作業をしています」と紹介しました。そして「21世紀の中国での最大の課題は日本同様に『高齢化社会』です。さんさん山城は中国にとって見習うべき姿だと思います」との考えも述べました。

名誉友好大使は,府が開催する国際化推進行事への参加や留学生支援,出身地の中国など世界各地における京都PRが主な役割です。金さんは2019年6月に任命され「京都の魅力発信のため各種イベントに参加し,中国との懸け橋役となれるよう頑張りたいです。私の故郷の多くの人に,大好きな京都についてより深く知ってもらえれば」と抱負を語っていました。

金さんは上海建橋学院 電子商務学科を卒業後,「日本の最先端ITを学びたい」と2018年10月,母校と提携関係にあるKCGIに入学しました。ERPのコンサルタント資格取得を目指す一方,農業IT分野にも関心を寄せ,日々勉学に励んでいます。2019年4月からはKCGIの学生会長に就任,学外でもマラソン大会など府や市が主催する各種イベントにボランティアとして積極的に参加しています。

ボランティア学生仲良くランチ。メニューは「さんさん山城海老芋カレー」です。
ボランティア学生仲良くランチ。メニューは「さんさん山城海老芋カレー」です。
さんさん山城メンバーに記念品を渡す金さん。
さんさん山城メンバーに記念品を渡す金さん。