国境を越えた協働力を育成するDiscover Japan Program展開 ―RIT学生がKCG学生とチームを組みゲーム制作,東京や広島を訪問

学校法人情報大学 京都情報大学院大学(KCGI)・京都コンピュータ学院(KCG)は,海外の提携校等と連携して,それぞれの教育目的やニーズに応じて企画,日本文化体験やGame Jam,Work Jamなどのプロジェクトを通じて学生同士が交流しながら国際的な協働力を育成する国際教育プログラム「Discover Japan Program」を実施しています。

2026年5月から6月にかけては,米国ロチェスター工科大学(RIT)の学生16名と教員2名が来日,東京と京都を拠点に約2週間にわたりさまざまな体験をしました。中心イベントとなったのが,KCG学生とのゲームジャム。KCG京都駅前校を会場に,異なる国籍や文化背景を持つ学生がチームを組み,ゲーム制作に取り組むこのプロジェクトでは,言語の壁を越えたコミュニケーションと実践的な問題解決力が求められます。参加者にとっては,単なる技術の修得・向上にとどまらず,国際協働力やチームワークを養う貴重な機会となりました。

KCG×RITの共同チームでゲーム制作。お互いからたくさんのことを学びました
KCG×RITの共同チームでゲーム制作。お互いからたくさんのことを学びました
大ホールでのプレゼンテーション。制作したゲームを披露しました
大ホールでのプレゼンテーション。制作したゲームを披露しました

ゲームジャムの詳細はこちらをご覧ください。
https://www.kcg.ac.jp/news/2026/06/49972/

RITの学生たちはさらに日本の各地を訪問。東京では,チームラボボーダレスや企業見学,文楽鑑賞などを体験。秋葉原での自由行動では,日本のゲーム・アニメ文化への関心が高く,多くの学生がゲームショップやポケモンセンターを訪れていました。他にも,山手線を一周して東京の街並みを見て回るなど,思い思いに東京を楽しみました。

その後,京都に移動してインディーゲームの祭典「BitSummit」に参加。来日前のオンラインゲームジャムでKCGの学生と共同制作したゲームを展示しました。日本の来場者に目の前で実際に遊んでもらい,直接感想が聞けることは,今後のゲーム制作にも役立つ経験となりました。

BitSummitでは制作したゲームを来場した方に遊んでもらいました。反応が気になります
BitSummitでは制作したゲームを来場した方に遊んでもらいました。反応が気になります

茶道,座禅などの体験,広島・宮島の厳島神社や平和記念資料館の見学は,日本の歴史理解を深める重要なプログラムとなったようです。参加した学生の一人,アントニオさんは広島訪問について「宮島での体験や山頂からの景色は今回のハイライトだった」と語る一方,平和記念資料館での学びを「決して楽しいものではないが,非常に重要だった」と振り返りました。また「ラーメンが特に印象的で,冷たいそばも初めての経験で新鮮だった」と,日本文化の魅力を食の面からも実感していました。

宮島での体験は素晴らしかったです
宮島での体験は素晴らしかったです
茶道や座禅の体験では日本の心にも触れました
茶道や座禅の体験では日本の心にも触れました

企業訪問では,日ごろは見ることのできない日本のゲーム開発現場の雰囲気やクリエイティブな空間づくりに,学生らは強い関心を示していました。世界的なゲームスタジオの開発環境や企業文化に触れた経験は,ゲーム開発を学ぶ学生のキャリア意識を大きく刺激したようです。

「世界がKCGにやってくる」双方向の学びの場

日本の文化や歴史を感じられます
日本の文化や歴史を感じられます

Discover Japan Programのコンセプトは「Connecting Students Across Borders(国境を越えて学生をつなぐ)」。国際交流ができる環境をKCG・KCGIのキャンパス内に創出し,多様な学生が共に学ぶ場を提供しています。提携校ごとのニーズに応じて,内容を柔軟に設計する“オーダーメイド型”を採用しているのが特徴で,参加期間や学習内容,訪問先をそれぞれの提携校の教育方針や専門分野に合わせて個別に調整し,KCGグループと提携校が連携して,最適な学びの機会を提供しています。Game JamやWork Jamなどの国際協働学習を中心に,茶道や伝統芸能といった日本文化体験,企業訪問など幅広い学びが組み込まれ,充実した内容に,海外から訪れた学生には毎回笑顔があふれ,多様な価値観に触れる絶好の機会になっているようです。

これらの取り組みは,KCGI・KCGの学生にとっても,コミュニケーション能力の向上や異文化理解に加え,国際的な視野の獲得や自信形成につながるなど大きな教育効果をもたらしています。一方,海外提携校の学生にとっては,日本文化や技術,交流を通じて,日本社会を内側から理解する好機となっています。こうした双方向の学びが,本プログラムの大きな特徴です。

グローバル化が進む現代において必要である国際協働力と多文化理解。本プログラムは,その実践の場として,今後も多彩な体験を提供していきます。