サイバーコネクトツーによるゲームクリエイターセミナーを開催

京都コンピュータ学院(KCG)は2022年6月29日,株式会社サイバーコネクトツー 代表取締役社長 松山洋氏をお招きし,ゲームクリエイターセミナーを開催しました。

同社は,ゲーム開発から自社パブリッシング(販売)まで展開するゲーム会社です。代表作は『戦場のフーガ』,『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』,『ドラゴンボールZ KAKAROT』,『NARUTO-ナルト- ナルティメット』シリーズ,今年20周年を迎えた『.hack』シリーズなど話題作が多数となっています。

同社および松山氏は,ゲーム関連コンテスト「GFF AWARD」では主催および審査員を,さらに大型カンファレンス(技術勉強会)である「CEDEC+KYUSHU」では実行委員を務めるなど,ゲーム業界の発展・後進の育成にも尽力されています。

「GFF AWARD」は,学生がそれまでの学習・技術修得の成果を試すことができる貴重な機会となるコンテストです。今年3月に結果が発表された「GFF AWARDS 2022」では,ゲーム企画部門において,トップとなる「優秀賞」そしてトップ5となる「入賞」にKCGの学生が選ばれました。受賞した学生らは,これまでに実施した同社のセミナーにおいて松山氏の作品に対する講評・指導も受けており,その内容をその後の作品に生かすことを積み重ねていました。

第15回 福岡ゲームコンテスト GFF AWARDS 2022 受賞作品

https://fukuoka-gffaward2022.com/winner2022.pdf

セミナーでは毎回,同社の内定者の学生時代の活動状況・内容について具体的なデータを提示しながら,「ゲームを遊ぶこと」と「ゲームをつくること」,その両方に取り組むことがいかに重要であるかを伝えてくださいますが今回は早速,2022年4月に入社した新入社員に関する学生時代の取り組みの最新情報をご紹介くださいました。4月に入学したばかりの新入生はもちろんのこと,これから就職活動と準備を行う学生にとっては,同社および業界を目指すには,どのような学生生活を送るべきなのか改めて確認や見直しができる機会となります。

講演終了後,本学学生を対象に物販と作品指導会を実施していただきました。松山氏から講評をいただいた学生は早速,作品の改善に取り組んでいます。一方で先輩の学生が講評を受ける様子を見ていた新入生は,松山氏が話の中で例えるゲームや映像作品のシーンを瞬時に想像して理解できるように,より多くのコンテンツやエンターテインメントに深く分析しながら触れることを今後の目標として定めていました。

松山様,貴重なお話をありがとうございました。