ANIA京都大会を盛大に開催~伝統文化の地から情報産業のあり方を考える

全国の情報産業関係者が集い,研鑽・交流を深めた第43回全情連大会・ANIA京都大会(京都市のホテルグランヴィア京都)
全国の情報産業関係者が集い,研鑽・交流を深めた第43回全情連大会・ANIA京都大会(京都市のホテルグランヴィア京都)

京都コンピュータ学院,京都情報大学院大学などKCGグループ内に事務局があり,長谷川 亘KCGグループ統括理事長が会長を務める一般社団法人 全国地域情報産業団体連合会(全情連,略称:ANIA)は2022年11月17日,第43回全情連大会 ANIA京都大会を京都市のホテルグランヴィア京都で開催しました。全国から大勢の会員や関係者が集い,研鑽と交流を図るとともに,ICT(情報通信技術)産業がわが国の経済発展に寄与しながら,京都の地から世界へ,そして未来へと情報発信していくことを誓い合いました。大会は,新型コロナウイルス感染症により,一昨年は中止,昨年はオンラインで講演会を実施しましたが,今回は,感染対策を十分に講じ,3年ぶりに対面形式での開催となりました。京都府認可・一般社団法人 京都府情報産業協会(略称:京情協 会長 長谷川 亘)がホスト役を務めました。

はじめに長谷川会長が,デジタル庁創設に関連して「社会・経済情勢が厳しい中,ICTの積極的な利活用は必ずや各種の問題解決につながることと確信しています。ANIAまたIT連盟(一般社団法人日本IT団体連盟:加盟約5,000社,社員数約400万人)は,会員間の交流や情報・意見交換を活発にしながら,デジタル社会の実現に向けて,可能な限り協力をさせていただく所存です」とあいさつ。続いて,来賓の経済産業省 商務情報政策局 情報技術利用促進課の大西啓仁室長,デジタル庁の吉田宏平統括参事官,一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会 白井克彦会長(早稲田大学元総長),門川大作京都市長(岡田憲和京都市副市長),公益財団法人京都高度技術研究所 西本清一理事長が祝辞を述べました。ANIAの優秀役職員の表彰もありました。

この後,株式会社スクウェア・エニックス AI部ジェネラルマネージャーの三宅陽一郎氏が「ゲームAIとスマートシティ=メタバース」と題して基調講演。最先端のIT事情を紹介し,出席者たちは熱心に聴き入りました。京都コンピュータ学院デジタルゲーム学系の学生も参加しました。続いて前デジタル大臣で衆議院議員の牧島かれん氏が「日本のデジタル政策について~デジタル大臣としての10か月を振り返り~」と題してビデオによる特別講演をし,「今後も国民の皆さんの暮らしが便利になるように,そしてデジタルという環境が楽しくフェアなものであり続けるようにデジタル化を進めていきたい」と力強く述べました。終了後には盛大に懇親会があり,冒頭,国立研究開発法人理化学研究所 情報統合本部基盤研究開発部門長でITコンソーシアム京都の美濃導彦会長が祝辞を述べました。参加者たちは和やかに親睦を深めていました。