思い出を胸にIT最前線へ 晴れの学位授与式・卒業式

2008年度のKCGI学位授与式とKCG卒業式が3月19日,京都駅前校で挙行され,KCGグループでともに学んできた仲間たちが多くの思い出を胸に,ITの最前線へ巣立っていきました。

KCGIの長谷川利治学長が学位記を,KCGの藤井由美・洛北校長,牧野澄夫・鴨川校長,寺下陽一・京都駅前校長が卒業証書を授与。引き続き,KCGI・KCGの最優秀賞,優秀賞に選ばれた修了生・卒業生に,長谷川学長と長谷川靖子学院長からそれぞれ記念品などが授与されました。最優秀賞・優秀賞の選考委員長はKCGIが英保茂教授,KCGは米田貞一郎顧問が務めました。

引き続き長谷川靖子KCG学院長が式辞を述べました。学院長は,学院がかつて使用してきたコンピュータ一式を保管している「KCG資料館」がこのほど,社団法人 情報処理学会から全国で初めて「分散コンピュータ博物館」に認定されたことや,日本を代表するソフトウェア会社・CSKシステムズの社長に校友が就任したことをあらためて紹介。母校に誇りを持つよう呼び掛けたうえで「若者たちの理科離れなどにより“技術立国・日本”は崖っぷちに立たされています。卒業生の皆さんはこれを没落させることなく次世代へバトンを渡す重大な責任がある。卒業生のみならず3万8千人を超える校友たちとのつながりを大切にしながらKCGの伝統を受け継ぎ,ユビキタス時代のITパイオニアとして活躍してください」とはなむけの言葉を贈りました。長谷川利治KCGI学長は「世界同時不況の嵐が吹きすさぶ今こそ,情報技術がその真価を発揮する好機。今後も努力を続け,さらに幅広く,あるいは深く,知見を高めていかれることを期待します」と述べました。

卒業生・修了生を代表してKCGIの吉村顕さんが「ITはインフラであり,今後さらに進歩していきます。培った技術・知識を最大限に生かし,高度技術者として社会への貢献を目指すとともに,母校発展のため校友の一員として力を尽くしていきたい」と力強く「卒業の辞」を述べました。

式典後はリーガロイヤルホテル京都に会場を移し,祝賀会を開催。卒業生・修了生たちは,これまで喜びや苦労をともにした教職員らを交えて,思い出話に花を咲かせるとともに,これからの飛躍を誓い合いました。