49回目の創立記念日,50周年へ さらなる飛躍を誓いました

2012年5月1日は京都コンピュータ学院(KCG)の49回目の創立記念日。これに先立ち4月27日(金),京都駅前校6階ホールで記念式典が開かれ,学生や教職員一同で祝うとともに,これからのIT産業を支えていくという使命をあらためて確認し合い,来る50周年に向けさらなる飛躍を誓いました。

式典では,はじめにKCGIの英保茂副学長が「KCGは創立以降,常にパイオニアスピリットを抱きながら確実な歩を進めてきました」と強調。引き続きKCGIの金澤正憲教授が「コンピュータの発展の歴史」と題して講演し,一般社団法人 情報処理学会から「分散コンピュータ博物館」の全国第一号認定を受けているKCG資料館に保存・展示されているコンピュータを取り上げながら,その技術史や教育史などについて話しました。学生や教職員たちは熱心に聴き入り,49年の歴史の重みをかみしめました。

KCGは1963年5月1日,京都大学宇宙物理学研究科(宇宙物理学教室)出身のグループにより立ち上げられた「FORTRAN研究会」が礎です。これは,大学の学術研究者を対象にIBM7090の使用を目的とした研究会でした。創立者である初代学院長 長谷川繁雄先生と現学院長 長谷川靖子先生がコンピュータの可能性をいち早く見出し,情報処理技術者を育成しようという大いなる情熱,パイオニアスピリットを抱きながらつくり上げた日本で初めてとなる情報教育機関でした。

その後,コンピュータ技術者養成のための日本初となる全日制の学校「京都コンピュータ学院」として今日まで発展を遂げ,49年間で学院から巣立っていった卒業生は約4万人。2004年4月には日本最初にして唯一のIT専門職大学院である「京都情報大学院大学(KCGI)」がグループ校として加わり,卒業・修了生はいずれも日本の,世界のIT産業を牽引,発展に貢献しています。

49回目のKCG創立記念式典で「コンピュータの発展の歴史」と題して講演するKCGIの金澤正憲教授(KCG6階ホール)
49回目のKCG創立記念式典で「コンピュータの発展の歴史」と題して講演するKCGIの金澤正憲教授(KCG6階ホール)